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“好き”への一歩。
ダイヤ昨日の定期公演ダイヤ

暑い中ご来場ありがとうございました。

来て頂く時間も早く、ロビーは「楽しみ!」という雰囲気でいっぱいですね音符

ダイヤその定期公演ではダイヤ

只今、夏休みワークショップを開催中。

2回目の昨日は、神楽の手道具・手ぐもや鬼棒を作りました。



上大町先生、ひっぱりだこのてんてこ舞い。


先生は四岐大蛇の大町作太さん。

いつも冗談で周りを明るくしてくれる大町さん、ぴったりの役だ~。

さぞ、ほのぼのしたワークショップだろうな、と思っていましたが。

子供さんの真剣さと熱意に、大町さんがだんだん“熱血指導”になっていく様子も見られましたにひひ

そして7時からの綾西神楽団の上演中は。

自分の作った手ぐもや鬼棒を、膝の上に大切そうに置いて鑑賞をする子供たちもいて。

そのままこっちの世界の住人にな~れっ』と呪文(呪い?)を唱えておきました。

((ヘ(・ω・)ノ)) コッチオイデー



上手元作業を進めつつ、他の子供たちの指導中。見てるだけですみませんっ。(手伝うと変なものができちゃうと思う・・・汗



上ひとみちゃん(左)と、あすかちゃんの小1コンビが手ぐもを作ります。二人とも集中しすぎて、笑顔を忘れるほどグー



上お祭りの氷のカップを利用して作るんですね。小さな手で一生懸命詰めました。


ひよこところでひよこ

上の写真のひとみちゃん。

いつもご家族で、定期公演はほぼ毎週。月一の舞や、湯治村などに通う神楽大好き少女。

初めての出逢いから、あれよあれよと演目を覚え、神楽知識を蓄え。

それはもう“スポンジが水を吸収するが如く”。

笛も買ってもらって。。。いよいよどこかの神楽団でお世話になれないかと話し始めた頃。

お父さんの転勤で広島を離れることになり、昨日は突然のお別れのご挨拶。

私が舞台に出ると手を振って合図をしてくれたり、お手紙をくれたり、ひたむきであたたかい気持ちに触れて嬉しかった。。。

今は、与えられる環境に育ててもらって。

神楽を縁にして、必ずまた逢いましょう。

ひとみちゃんのエンジン全開の好奇心を見習って、司会のおばちゃんもがんばるよっにこっ



上かんせーいっ!一緒にきていた友達の蓮くんも、かっこいい鬼棒ができました~。

小道具づくりは8月の20日も開催されます。
ワークショップの詳細はこちら下

http://www.rcchall.jp/bunkac/image/WS2014.pdf
| 斉藤裕子 | comments (x) | trackback (x) | 携帯より |
大蛇体験。
ダイヤ幕間のお話は田坂真吾団長&おろちーズのみなさんですダイヤ

大蛇を体験してもらおうと、予めイメージしてきてくださったようです。

『大蛇は一頭ずつ、顔も頭も、長さも模様も背骨も違うんです。』

と3体の大蛇をステージいっぱいに伸ばし、長さ比べをしました。

一番長いのは22メートル。あとは17~8メートルくらいかな。ホントに全然違いますね!



上金の大蛇は、22メートル、頭も特別仕様。山王さんならではですね。

続いて大蛇体験!

当初は一人の予定でしたが、沢山の方に手を挙げて頂いたので3人に。

しかも、かわいらしい御嬢さん2人と小学生の男の子。

まずは座って、腰からおしりにかけて大蛇を紐で装着。

そして、くるりと巻いた大蛇を、ゆっくり動かし、円を描く。。。。

難しそう・・

『重たくて固い。』と苦戦されていましたが、とっても楽しそうでした。

8月20日(水)には、ワークショップで大蛇体験も予定されています。

大蛇の気持ちになって、ステージに立ってみましょう四葉



上姫を呑み込んだ後の・・腹の動き・・

~第2幕 八岐大蛇~

この日は5頭で魅せて頂きました。

5頭・・・奇数の大蛇は、1頭相手がいないため、いつもと違う動きになるそうで。

「ひとり上手大蛇」というそうですにひひ

笑い、素晴らしいフォーメーション、親子の情、そしてスピード感のある須佐の勇志で、八岐大蛇・それぜれの技を堪能して頂きました。



上何度見ても、ゲラゲラと笑ってしまう手名椎さん(平田俊文さん)。



上しかし、この場面ではどうしても涙が出てしまいます。



上美しく組まれ、少しも崩れずに動き続けます。(私の写真はボケて崩れまくりです汗



上寝る姿も大きく、不気味で、綺麗。



上血気盛んな須佐!須佐之男命にとっても、一大転機ですね・・・


山王の皆さん、様々なご協力ありがとうございました。


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一期一会。
ダイヤ夏休みに入った最初の広島神楽定期公演ダイヤ

ご家族で来られる方も多く、山王神楽団の皆さんが持つ雰囲気と相俟って、和気あいあいと盛り上がりました。

又、幕開けに“神楽は初めて”という方に手を挙げて頂き、今までで一番多かった(感覚的なものです)ように思います。

『初めて観る人に、神楽は面白いのぉ思うてもらって、次につなげんといけんじゃろう?』

田坂真吾団長に火が付きますグー



上間もなく、準備完了。

~第一幕 塵倫~

およそ15年前に、原田神楽団より師事されました。

当時、田坂さんが小太鼓、中川克也さんが帯中津彦命だったそうです。

この度、10年ぶりの復活です。

第一幕が終わり、大きな拍手を頂いた後は。

『久しぶりに心身ともに震えました。一度間を空けてしまった演目を復活させる難しさを勉強させてもらった。』安堵と共に田坂さんが語られました。



上帯中津彦命を舞えるのが嬉しいと話す芳信 智也さんは。
『指導してくださった原田神楽団の皆さんと、山王の先輩方に感謝して舞います。』

高麻呂の霜江勇弥さんは。
『従者という役を理解して、張り切り過ぎないように気を付けています。』とそれぞれ謙虚に話されました。




上鬼たちはベテランの重厚感を披露します。
塵倫:中川克也さん、鬼:平田俊文さん、藤田秀一さん。




上今日はレアじゃけぇと笑われていましたが・・・次を楽しみにしてまーす音符



上中川克也さんの「鬼」は恐ろしくていいなぁ~、といつも拝見します。派手さとかじゃなくて・・上手く言葉にできないのですが・・・

続くっ!

明日の定期公演は~

綾西神楽団の皆さんの皆さんで、五條の大橋と土蜘蛛です。

演目及び順番が変わっております。ご了承ください。

7月30日(水)6:30開場 7時開演

広島県民文化センター(082)245-2311

親子ワークショップの参加もお待ちしています!明日は御幣と手くもだよ~。

詳細下
http://www.rcchall.jp/bunkac/image/WS2014.pdf
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宿命に従う。


上準備万端整えて、紅葉狩の熱演に拍手を送る石川啓介さん(夜叉丸)。八幡台菩薩(栗栖 綱さん)とのコラボです。

ダイヤ今年の神楽スペシャルを締め括るのはダイヤ

この度、最多のリクエストを集めた滝夜叉姫。

遠い時代に生きた平将門の志操は多くの人々の心に留まり。

現代の広島で、神楽で、舞われていることはとてもドラマチックですね。

~最終演目 滝夜叉姫 上河内神楽団~

「関東の人々の将門を慕う心は、将門の夢を叶えてくれる誰かを探し続け、いくつもの時代に渡り、何人もの滝夜叉姫の伝説をつくりあげたのです。」
石井誠治さん・文一部抜粋



上復讐にこころひとつ。

滝夜叉姫を舞う藤田浩記さん。

悲しみに胸を痛め、父の無念を語る口上は、染み入るような美しい響きです。

そして、脇を固める夜叉丸・蜘蛛丸からは、既に心の動揺を超え滝夜叉姫への強い忠義が漂います。

闘いの終わりに、五月姫へと返る姿。

『普通の姫が、ある日突然大きな使命を背負わされて、お父さんのために鬼になるんじゃけぇ。せめて最後は綺麗な姿で成仏させてあげたい、いうんかねぇ。。。』

大太鼓・河野 達也さんが続いてお話されます。

『夜叉丸・蜘蛛丸も手下とか賊と呼ばれるけど。元は将門に仕えとった、ちゃんとした筋の武士じゃけぇね。』

各々の情に共鳴を呼ぶ滝夜叉姫です。



上落とす目線に、滝夜叉姫の嘆きが宿ります。



上大宅中将光圀も、陰陽の霊術を尽くして戦います。



上面の早変え、息を止めて待つ緊張感を楽しみます。
満席のお客さんの期待、感激、喝采。




上その終わりは繊細に描かれます。父と娘を思います。
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紅葉色。
ダイヤ昨夜、ふとチャンネルを合わせたダイヤ

27時間テレビのSMAPのライブ。

草なぎ剛くんの「中居くんが死ななくてよかったにひひ」のコメント。

そう思いました~!もらい泣きしてしまった。

プロ根性にひたすら感嘆しました。

8月後半に益田で24時間(以上だよね・・・)神楽がありますが。

「体調一番」ですよっグー

主催者の皆さんとの打ち合わせを密にしておかないと。

詳細は改めて、ご案内いたします四葉


ダイヤでは、神楽スペシャルダイヤ

日本の屋根と称される、戸隠山の鬼女伝説です。



上秘める恐ろしさ、激情的な朱・赤い鬼女たちです。

~第6幕 紅葉狩 宮乃木神楽団~

「山伏の修行する霊山には、金・銀・銅や、水銀などの鉱脈が発見され、次第に山伏は鉱山師の力や権力も持つようになります。

しかし王朝貴族には“恐ろしい地方の権力者”と映り平和な世の中に牙をむく鬼として仕立てられたのです。」

※石井誠治さん文・一部抜粋

戸隠山にはたたら跡や、鉱山跡が残りますが。

鬼女たちの正体を明らかにするものは何もありません。



上 「神楽70を超える演目の中で最も華やかと言われ・・・」と、よく紹介されます。


初めて、宮乃木神楽団の紅葉狩を見た時。

艶やかな鬼女の装いと、独特な朱の世界に魅了されました。

しかしもともとは、刺繍の打掛(姫着)を揃える資金が足りないため。

その代用として花嫁衣装の打掛を安価で求め、長い裾を切り縫製し直し。

更に、柔らかい生地は舞手の足に絡みやすく舞にくいので。

じゃあ、裾を腰のあたりで結んでみるか・・・帯を前にして。

・・・とかなんとか!苦肉の策の末、花魁風の出立ちが出来上がりました。

そして、いつの間にか宮乃木の紅葉狩の鬼女たちを象徴するスタイルとなり。

その花嫁用の打掛も、この度ようやく3枚めを揃えることができて、神楽スペシャルの舞台で披露することができたのだそうです。

衣裳も神楽の楽しみ。個性を描く文化だと思います。

きっと長く大切にされるでしょうね。



上下朝廷軍を惑わす、色香。鬼たちは面白くて仕方がないでしょう。





上雨を理由に館へと誘い込みます。空模様を操るほどの術が使えるのかも。



上鬼女、貴女・・・伝説の解釈は限りなく、感慨ひとしおですね。
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