

~第五幕 中川戸神楽団 茨木~
いつも、団長の能海 剛さんにお話を伺う時は、郵便局長として、かもめーる等、季節の話題を提供して頂きますが。
今の時期は何もないですねぇ

『いやいや、来週から年賀状の印刷が始まりますよ~

会場は一斉に『へ~~~』
へぇボタン(古っ)をいっぱい!押されてました。
能海さんがおっしゃると、どんなお話でもキラキラしちゃうみたいです。
年賀状の販売は11月から!ご予約は能海さんまでっ



新鮮な初披露バージョンでした。
最後に茨木童子が宙を舞い、大江山へと飛び去る場面が大きな特徴ですが。
この仕掛けは会場を選びます。
よって、どこの会場でも茨木が舞えるように、別のパターンを生み出されました。
又今回は、真柴が腕を取り返すシーンも、とても印象的でした。
『うちには、倉本浩之という頼りになるマジシャンがいますから。』
試行錯誤があったと伺いましたが、真柴(茨木化身)の驚異的な妖力を見事に表現されていました。
一緒にドキドキ緊張感を味わえて、楽しかったです。


さすが、酒呑童子の右腕ですね。








斬新な髪型で、みんなを二度見させていたひー君。
※河内洋介さん息子さん・洋翔(ひろと)くん5歳。


団長になるか、神を舞うか!決めかねているひー君は。
団長と神が兼任できることに、まだ気が付いていません

この日聞いたところでは、団長:4、神:6、ちょっと神よりです・・・


可愛くてたまらんですっ

2013,08,31 Sat 23:54


今夜は静か過ぎて不気味です。
稲刈りも控えていますし、大きな被害が出ないように祈るばかりです。
ではでは、田原を振り返りましょう。
~第4幕 山王神楽団 山姥~
上路山深く、世を呪い、人を憎んで盗賊と成り果てた、と語られる山姥と怪童丸。
生きるために仕方なく山賊になったけど、八重桐も怪童丸も必死に2人、お互い思い合って生きてきたんだろうな~と思います。
怪童丸の赤い面には、あどけなさが見えるような気がしますが。
その面を外した素顔は、ひとりの英雄の誕生に相応しく、正に清新の気を吹き込まれたかのようです。
霜江勇弥さんの怪童丸、次回拝見するのを楽しみにしてます







今だから言える、ここだけの話。
6月千代田競演の際、田坂真吾団長は怪我を負っていました。
なんと。
飼い犬に手を咬まれたのです。
(あのことわざとは何の関係もありません)
自宅で飼われている、大型の雑種でレオと言います。
レオがエサを食べている時、田坂さんがうっかり手を伸ばしてしまい、がぶり。
犬の飼育ではご法度の行為とはいえ、右手の甲と中指に大けが、4針も縫われました。
大太鼓を叩くにはかなり不利だったと思いますが、競演中は夢中で覚えていないそうです。
レオはもともと、藤岡進矢さん(山王を代表する神!)のおうちから子犬のころやってきました。
藤岡さんのおうちには、清閑で小ぶりな美しい柴犬がおり。
その子から生まれたので、柴犬かと思いこんでいたら、ゴールデンレトリバー並に大きく育ってしまったということです。
その頃、藤岡家にはゴールデンもいたそうなので。
あれ?柴犬じゃないじゃん??というのは後の祭りです。
咬まれたその後、犬との関係は変わりませんか?と伺うと。
『いや~別に。可愛いですよ、普通に。』
田坂さん、お大事に

2013,08,30 Fri 20:49


が!まずはこちらの写真をご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/sillabub-nyanya/d/20130826
8月26日ゆきなり写真館から。
恐ろしい

しかし!あんなに暗さに、赤いバックライトで写真が撮れる、ユッキーさんの執念とド根性もすごい



共に、女の恨みが引き起こす、悲劇の物語。
しかし、それぞれが抱く情念は。
貴布禰は、一人の女の嫉妬。
相馬城は、奪われた故郷や一族のための復讐。
ここから、舞台にのせていく情感も異なるものになるのでしょうか。
そして、それぞれが妖術を身に付け、鬼と化す流れですが。
『貴船明神から授かった、あるいは秘伝の術で鬼になると言いますが。その正体は、人間が本来が宿している“狂気”かもしれません。
・・・それが一番恐ろしい。』
というお話が、ポツリとありました。
女は神を語ってでも、その恨みを晴らしますよ~。ウフフッ

~第3幕 貴布禰~


でもって、どうしても柄本明さんなんです。
だけど、ちゃんと仕事はします!


『ヤアーッ!!』
~第6幕 相馬城~
話の大筋は、滝夜叉姫と同じとしますが。
浄瑠璃等いつくかの古典から取材をし、大都神楽団の創作神楽として、独自性に溢れています。
『もとはいじらしき乙女なり』と、大宅太郎光圀が皐月(滝夜叉)を哀れむ最後の場面が、わずかな救いです。




2013,08,29 Thu 21:48


初めて田原の里にお迎えした皆さんです。
~第二幕 西村神楽社中 天神~
広島では、天神記として、物語性豊かな舞台がみられますが。
石見の天神は、激しい八調子に息を呑む太刀舞が、見どころとなりますよね。
(石見全てがそうではありません)
(しかも、激しい太刀舞は、天神に限りません)
但し、天神のこの太刀舞いに関しては、お囃子にのせて舞う、という感覚とは少し違って見えます。
伺った話によると。
石見に八調子が誕生した頃。
それまで個々の広い解釈により自由に舞われていた数々の演目を。
古事記や日本書紀に倣い、神は神らしく、鬼は鬼らしく、女は女らしくと、よりリアルなもの・芝居性豊かに整え直した、というお話がありました。
現在の様に、天神自ら時平を討つ流れになったのも、同じ頃だそうです。
(現在も全てがそうとは限りません)
天神は、時代の節目をきっかけとして。
改革を上手に受け入れる八調子気質も手伝う中で技術を磨き、そのスピード感・緊張感への観客の拍手が育てたものかもしれませんね。
日高 均代表が、普段お話してくださる中で、私の想像や勝手な解釈を入れていますので。
『そりゃ~違うで~。』という際には、ぜひご指摘ください。


菅原道真は、下岡 望さん。
藤原時平は、寺尾大輔さん。



時々額にサクッときたり、腕にパシャッときたりするそうですが。
お互いのために、練習も真剣でしょうね・・・
明日も石見だよ~。
2013,08,28 Wed 21:58


読んで頂いた方は、すでにお分かりのことと思いますが。
今回は石丸賢太郎さんが担当されています。
視点の深さに『へー』『ほー』がたっぷり詰まっています。
ながーいから






方や恵みの雨、一方では恐ろしい豪雨となりました。
今年の夏はお天気に振り回されて流れたように思います。
ただ、田原の地では、間もなく稲刈りが始まります。
農家の皆さんのご心痛の上でのことだと思いますが。
いつもの季節に、いつもの収穫作業ができると聞くと、ホッとしますね・・・
日々の平穏と、秋の豊かな恵みを祈りながらの幕開けとなりました。
~第一幕 筏津神楽団 塵倫~
副団長・前河伸弥さんがお話してくださいました~。
『勧善懲悪を主とする神楽の中で、塵倫は神楽らしい神楽のひとつ。』
『又、重厚な舞で格の高さを表す仲哀天皇に対し、高丸は腰を低くして従い、天皇への敬意と忠誠心を、舞そのもので表現しています。』
神の舞・従者の役割はそこにあるんですね~。
そして、どうしても!PRしたいこと。
11月の大朝競演(11月2日・詳細は後日)50年を迎えます。ぜひお運びください!
前河さん、実行委員長なんですよ~。忙しくなりますねっ




続くんです。
2013,08,27 Tue 21:01
