神楽の宴・初披露の演目です
~第五幕 石見神楽 佐野神楽社中 有明~
前回の三上山に、度胆を抜かれたお客さん多数。
そしてこの度も、上演前のご挨拶から佐野さんの存在感を発揮。
上岡直晴代表の『元気ですか~?!』というはつらつとした掛け声で始まりました。
マイクが全く必要ないインタビュ~
有明は障子を使用します。上演毎に建具の組み立てから準備。毎回障子も張り替えです。
さて、この有明。
佐賀県に伝わる化猫退治のお話なのですが。
その出逢いは、なんと・・・「テレビで見かけた」こと!
直感に動かされ調べるうち、確信へと変わるや否や、神楽化していたということです。
そして、秀林寺というお寺に猫塚を残す、杵島郡白石町を訪れ。
市長さん他、地元の皆様に見て頂き、盛大な拍手を励みに、オリジナル創作神楽として今日まで舞い継がれてきました。
もともとこの物語は、江戸時代後期に芝居化されたり、その後も講談や映画として親しまれてきたようですが。
石見の地で神楽として脚色され、舞い継がれていく、ご縁の不思議を思います。
ざっくりあらすじ
佐賀国主・鍋島信濃守は、夜毎悪夢に魘され衰えていきます。
近習頭の重松進左衛門(しんざえもん)と、鷹方狩猟頭の千布本右衛門(ちぶもとえもん)は、主君の側室・お豊の方に乗り移った、七つの尾を持つ、怪猫の仕業と見破り退治します。
しかし「積悪高き白猫なれど、命を落とせば尊き仏」として、庵を建て、奉ります。
お豊の方に憑依するものの正体を既に知る、千布本右衛門。
この後、その正体が明らかになります。
壮絶な戦いのその終わりには、猫の御霊を慰め手を合わせるのです。神楽・有明の一番大切にされているところかもしれませんね。
長くなったので続く~
~第五幕 石見神楽 佐野神楽社中 有明~
前回の三上山に、度胆を抜かれたお客さん多数。
そしてこの度も、上演前のご挨拶から佐野さんの存在感を発揮。
上岡直晴代表の『元気ですか~?!』というはつらつとした掛け声で始まりました。
マイクが全く必要ないインタビュ~
有明は障子を使用します。上演毎に建具の組み立てから準備。毎回障子も張り替えです。
さて、この有明。
佐賀県に伝わる化猫退治のお話なのですが。
その出逢いは、なんと・・・「テレビで見かけた」こと!
直感に動かされ調べるうち、確信へと変わるや否や、神楽化していたということです。
そして、秀林寺というお寺に猫塚を残す、杵島郡白石町を訪れ。
市長さん他、地元の皆様に見て頂き、盛大な拍手を励みに、オリジナル創作神楽として今日まで舞い継がれてきました。
もともとこの物語は、江戸時代後期に芝居化されたり、その後も講談や映画として親しまれてきたようですが。
石見の地で神楽として脚色され、舞い継がれていく、ご縁の不思議を思います。
ざっくりあらすじ
佐賀国主・鍋島信濃守は、夜毎悪夢に魘され衰えていきます。
近習頭の重松進左衛門(しんざえもん)と、鷹方狩猟頭の千布本右衛門(ちぶもとえもん)は、主君の側室・お豊の方に乗り移った、七つの尾を持つ、怪猫の仕業と見破り退治します。
しかし「積悪高き白猫なれど、命を落とせば尊き仏」として、庵を建て、奉ります。
お豊の方に憑依するものの正体を既に知る、千布本右衛門。
この後、その正体が明らかになります。
壮絶な戦いのその終わりには、猫の御霊を慰め手を合わせるのです。神楽・有明の一番大切にされているところかもしれませんね。
長くなったので続く~
2014,04,30 Wed 22:54
神楽の宴まいりましょう~
~第二幕 石見神楽亀山社中 塵輪~
石見の社中として、神楽の宴に一番登場回数が多いと思われる、亀山社中の皆さん。
ご挨拶は、副代表の小川徹さんでした。
何度ご一緒しても、朴訥な人柄と、舞台での華やかで威ある姿のギャップに感嘆します
二神の姿は格別重厚感のあるものです。
仲哀天皇:梅川 昌良さん、高麻呂:大下一匡さん。
さて、二神二鬼の塵輪に広がるご紹介は。
石見神楽として鬼の歴史を紐解くと、その昔は鬼=女(般若)。
女鬼に比べると男鬼の歴史は浅いと思われるというお話。
そして、“塵輪というふしぎのもの色あかく”と史書に記されていることから。
『黒雲の間から見えた、何かしら赤い恐ろしいものを、昔の人の想像力を以て、物語に仕立てたのでしょうね。』と、遥かな時代と今日を繋がれました。
石見神楽発祥の地で育まれる、神楽人たちの礎。
演台を用意して、じっくり胸に刻み込みたいですね~。
白鬼(般若)と赤鬼(男鬼)、夫婦鬼とも呼ばれるそうです。
~第三幕 宮乃木神楽団 八岐大蛇~
ご挨拶は、団長に就任されてから初めての春を迎えられた、山本貴範さん。
年間50近い興業と稽古の日々に。
団長さんになってから、変わったことはありますか?と伺ってみました。
『痛感したのは、家族の協力の有難さです。』と即答されました。
宮乃木を長く応援されている方には、団員さんの若かりし日が懐かしく思われるかもしれません。
私も親戚のおばさんのような気持ちになってしまった~
大蛇の頭は一頭ずつ、大きさも顔つきも全然違いますね~。
ところで、前々から興味があったのは
8頭の大蛇の見た目の違い。
色はもちろん、顔・髪型、表情、角等々同じものを見ることは滅多にありません。
以前より伺ってきた色のバリエーションは。
中国山地の自然が織りなす四季折々の表情ではないか、とか。
伝統芸能の遊び心でしょう、とか色々聞かせて頂きましたが。
宮乃木では、個々の舞手の拘りに基づいて頭が作られているようで。
大蛇の見た目と、その舞子は、案外、顔形がよく似ていますよ、とお話されました
5頭の大蛇を力いっぱい成敗した後の須佐・・・白大蛇との最終決戦!どちらもがんばれ~。
~最終演目 大和葛城~
発表からちょうど1年ほど経ちました。
配役を変えながら、まだまだ新鮮な気持ちで育てている演目です。
女郎蜘蛛の妖しさが印象的でした~。
頼光の側女に姿を変えていた女郎蜘蛛たちが、本性を現す場面です。
土蜘蛛の精魂の岩屋前。
決戦の火蓋を切るのは、力自慢の坂田金時(山本貴範さん)。
続いちゃうよ~。
~第二幕 石見神楽亀山社中 塵輪~
石見の社中として、神楽の宴に一番登場回数が多いと思われる、亀山社中の皆さん。
ご挨拶は、副代表の小川徹さんでした。
何度ご一緒しても、朴訥な人柄と、舞台での華やかで威ある姿のギャップに感嘆します
二神の姿は格別重厚感のあるものです。
仲哀天皇:梅川 昌良さん、高麻呂:大下一匡さん。
さて、二神二鬼の塵輪に広がるご紹介は。
石見神楽として鬼の歴史を紐解くと、その昔は鬼=女(般若)。
女鬼に比べると男鬼の歴史は浅いと思われるというお話。
そして、“塵輪というふしぎのもの色あかく”と史書に記されていることから。
『黒雲の間から見えた、何かしら赤い恐ろしいものを、昔の人の想像力を以て、物語に仕立てたのでしょうね。』と、遥かな時代と今日を繋がれました。
石見神楽発祥の地で育まれる、神楽人たちの礎。
演台を用意して、じっくり胸に刻み込みたいですね~。
白鬼(般若)と赤鬼(男鬼)、夫婦鬼とも呼ばれるそうです。
~第三幕 宮乃木神楽団 八岐大蛇~
ご挨拶は、団長に就任されてから初めての春を迎えられた、山本貴範さん。
年間50近い興業と稽古の日々に。
団長さんになってから、変わったことはありますか?と伺ってみました。
『痛感したのは、家族の協力の有難さです。』と即答されました。
宮乃木を長く応援されている方には、団員さんの若かりし日が懐かしく思われるかもしれません。
私も親戚のおばさんのような気持ちになってしまった~
大蛇の頭は一頭ずつ、大きさも顔つきも全然違いますね~。
ところで、前々から興味があったのは
8頭の大蛇の見た目の違い。
色はもちろん、顔・髪型、表情、角等々同じものを見ることは滅多にありません。
以前より伺ってきた色のバリエーションは。
中国山地の自然が織りなす四季折々の表情ではないか、とか。
伝統芸能の遊び心でしょう、とか色々聞かせて頂きましたが。
宮乃木では、個々の舞手の拘りに基づいて頭が作られているようで。
大蛇の見た目と、その舞子は、案外、顔形がよく似ていますよ、とお話されました
5頭の大蛇を力いっぱい成敗した後の須佐・・・白大蛇との最終決戦!どちらもがんばれ~。
~最終演目 大和葛城~
発表からちょうど1年ほど経ちました。
配役を変えながら、まだまだ新鮮な気持ちで育てている演目です。
女郎蜘蛛の妖しさが印象的でした~。
頼光の側女に姿を変えていた女郎蜘蛛たちが、本性を現す場面です。
土蜘蛛の精魂の岩屋前。
決戦の火蓋を切るのは、力自慢の坂田金時(山本貴範さん)。
続いちゃうよ~。
2014,04,29 Tue 21:17
数日前より
ブログの調子が少し悪くて。
さと☆さんにメンテナンスをして頂いております。
リンクなども少しずつ復活しますので、あれ?と思われている方はお知らせください。
さと☆さん、毎度毎度本当にありがとうございます。
週末は神楽三昧でした
新しい出逢いも沢山でした。
何度拝見しても、新鮮に神楽が見られるのは。
関わる方々の持つ魅力だろうと実感した二日間でした。
お疲れが出る月曜日を頑張った後は。
GW週をゆっくり味わいましょう
では、写真の整理ができた田原温泉から
春・夏・冬(の入り口)の年3回開催される神楽の宴。
大朝という、広島と島根・両県の文化が入り混じると言われる地で。
広島と石見の個性の共演を続け、この度19回目を迎えました。
田原の地は四季折々、又、時間毎の美しさがありますが。
深い雪解けの後の、明るい、目にも鮮やかな春が、一番心が弾む時だと思います。
登りの道では、可憐な山ツツジとフジの花が出迎えてくれて。
帰り道は、水田からカエルがケロケロと見送ってくれました。
東西南北・春夏秋冬、八百万の神々と共に。
~第一幕 琴庄神楽団 神迎え~
春・神楽の宴の幕開けでもあります。
田仕事の始まりの季節に、五穀豊穣を祈って。
又、縁あって集う皆、この春からのスタートが実り豊かなものになりますようにと、気持ちをひとつにしました。
道場のお話でも、儀式舞の役割などお話されたようです。
神楽の見方がグンと違ってきますね。
神楽の宴の前夜。
宿泊のお客さん十数人で、琴庄神楽団の道場ツアーが行われました。
ここでは、練習をただ座って眺めるのではなく。
神楽人の想いに触れながら、衣装や面を体験したり。
質問にお答えしたりという、交流の時間を過ごされたそうです。
美しさも、神様へのご馳走です。
面の早変えは、どうなっているのか?と興味深々の質問もあったようで・・・
私も以前、そのからくりを教えて頂いた時は。
「驚き」から「超!感動」へと大きく変わりました。
そして、その段取りを知ってからは、更に深―く。
舞手さんの神業に震えるようになりました。
今でも。
あんなスピードでクルクル回っているのに。
お客さん側と幕側を間違えずに、どうやって咥えるのか不思議。
ひとつ知ると、次の疑問がまたひとつ出てくるってもんです
続くよ~。
ブログの調子が少し悪くて。
さと☆さんにメンテナンスをして頂いております。
リンクなども少しずつ復活しますので、あれ?と思われている方はお知らせください。
さと☆さん、毎度毎度本当にありがとうございます。
週末は神楽三昧でした
新しい出逢いも沢山でした。
何度拝見しても、新鮮に神楽が見られるのは。
関わる方々の持つ魅力だろうと実感した二日間でした。
お疲れが出る月曜日を頑張った後は。
GW週をゆっくり味わいましょう
では、写真の整理ができた田原温泉から
春・夏・冬(の入り口)の年3回開催される神楽の宴。
大朝という、広島と島根・両県の文化が入り混じると言われる地で。
広島と石見の個性の共演を続け、この度19回目を迎えました。
田原の地は四季折々、又、時間毎の美しさがありますが。
深い雪解けの後の、明るい、目にも鮮やかな春が、一番心が弾む時だと思います。
登りの道では、可憐な山ツツジとフジの花が出迎えてくれて。
帰り道は、水田からカエルがケロケロと見送ってくれました。
東西南北・春夏秋冬、八百万の神々と共に。
~第一幕 琴庄神楽団 神迎え~
春・神楽の宴の幕開けでもあります。
田仕事の始まりの季節に、五穀豊穣を祈って。
又、縁あって集う皆、この春からのスタートが実り豊かなものになりますようにと、気持ちをひとつにしました。
道場のお話でも、儀式舞の役割などお話されたようです。
神楽の見方がグンと違ってきますね。
神楽の宴の前夜。
宿泊のお客さん十数人で、琴庄神楽団の道場ツアーが行われました。
ここでは、練習をただ座って眺めるのではなく。
神楽人の想いに触れながら、衣装や面を体験したり。
質問にお答えしたりという、交流の時間を過ごされたそうです。
美しさも、神様へのご馳走です。
面の早変えは、どうなっているのか?と興味深々の質問もあったようで・・・
私も以前、そのからくりを教えて頂いた時は。
「驚き」から「超!感動」へと大きく変わりました。
そして、その段取りを知ってからは、更に深―く。
舞手さんの神業に震えるようになりました。
今でも。
あんなスピードでクルクル回っているのに。
お客さん側と幕側を間違えずに、どうやって咥えるのか不思議。
ひとつ知ると、次の疑問がまたひとつ出てくるってもんです
続くよ~。
2014,04,28 Mon 23:42
2014,04,26 Sat 23:29
もう4回目の開催となりました!
広島神楽定期公演。
今週も多くのお客様に足を運んで頂きました。
拡がりつつあるのかな?だったら嬉しいですね~という話をしています。
神楽団の皆さんのご協力を頂きながら、相変わらずコツコツと。
スタッフもアイデアを持ち寄りながら続けて行きますので。
気軽に遊びに来てくださいね
噂の“あの面”。先輩たちから受け継いだものを複製された、思い入れのある面。
今回は旭神楽団の皆さんでした
1月の牛久公演から、久しぶりにご一緒出来ました。
現地での前日の懇親会では、若い団員さんが中心になって。
お世話をしてくださる地元の皆さんと、積極的に交流を図られていた姿が目に焼き付いています。
~第一幕 大江山~
『旭の大江山といえば、あの面だね!』と周囲から聞かされて、楽しみにしていました。
古くから伝わる台本を基に受け継がれている大江山は。
初めて耳にした、酒呑童子の口上が面白くて・・・
「猫の口髭にまんまがついて、それを鼠が笑うが如く、とろうと思うてとられなよ。」
(すっかり騙されてまったが、やりかえすぞという意味)
他の神楽団にもある口上だそうですが。
新しい酒呑童子に出逢えた気がしました。
さつき選抜と、千代田競演は大江山で臨まれます。
頼光:菅田 淳さん、綱:隅中 裕幸さん、金時:石原大志さん。
気高い英雄たちの登場です。
紅葉姫の心の底からの寂しさを、砂田寿紀団長(大太鼓)がうたいます。
問答に納得する酒呑童子。
頼光たちが三世ヶ託の神より授かったのは、右口から注げば活力を生み、左口から注げば毒となる人便鬼毒酒。
幕間の砂田寿紀さんのお話
まずは、お客さんから、神楽って県外でも舞うことがあるんですか?という素朴な驚きと感想を頂いた、茨木・牛久公演のお話から。
『飛行機とか新幹線じゃないんですよ、バスですよ!これだけでグッタリしました。
しかも当日は、9時(リハ)から本番終了(3時半時くらい)まで叩きっぱなしで・・・いや~一生懸命だと何でも出来ると思いました。・・・ちなみに帰りもバスですよっ』
と、お客さんを湧かせ
『お話が決まってから当日までは気を揉むばかりでしたが。そこで頑張って仕上げた色々なものが、これからも支えてくれると思いますし。
何より公演後は団員が自信をつけて、一回り大きくなってくれたように感じています。』
と、結ばれました。
そして、さつき選抜と千代田競演のご案内をしてくださいました。
~第2幕 八岐大蛇~
牛久での、姫とりの場面のリハを思い出しました。
本当に何度繰り返したか・・・ピリピリと、又、激が飛ぶ中でスタッフも必死でした。
手名槌(西岡 宏明さん)は、なんちゅーか、微笑ましい雰囲気なんです。
美味しいお酒が出来上がるのを待ってるんだ~
幣の力により、姫の姿を大蛇から隠し。
酒に映った姫を、大蛇が飲み干すというお話ですね。
武速須佐之男尊を舞う菅田 淳(あつし)さんは。
須佐之男尊は自分にとって最高の神であり、憧れであるとおっしゃいます。
その須佐を舞ませてもらうことは誇りであり、感謝です!と熱く語られました。
撮影会・今日のキラキラさん
最近になって神楽に興味が湧いてきたとおっしゃるご夫婦。
子供のように無邪気にはしゃぐご主人を見て、奥様も楽しそうです。
早速湯治村に、宿泊を兼て神楽を見に行く予定を立てられているそうです~。
大蛇と仲良し
次回は、4月30日(水)6時半開場 7時開演
上石神楽団:塵倫・八岐大蛇
広島神楽定期公演。
今週も多くのお客様に足を運んで頂きました。
拡がりつつあるのかな?だったら嬉しいですね~という話をしています。
神楽団の皆さんのご協力を頂きながら、相変わらずコツコツと。
スタッフもアイデアを持ち寄りながら続けて行きますので。
気軽に遊びに来てくださいね
噂の“あの面”。先輩たちから受け継いだものを複製された、思い入れのある面。
今回は旭神楽団の皆さんでした
1月の牛久公演から、久しぶりにご一緒出来ました。
現地での前日の懇親会では、若い団員さんが中心になって。
お世話をしてくださる地元の皆さんと、積極的に交流を図られていた姿が目に焼き付いています。
~第一幕 大江山~
『旭の大江山といえば、あの面だね!』と周囲から聞かされて、楽しみにしていました。
古くから伝わる台本を基に受け継がれている大江山は。
初めて耳にした、酒呑童子の口上が面白くて・・・
「猫の口髭にまんまがついて、それを鼠が笑うが如く、とろうと思うてとられなよ。」
(すっかり騙されてまったが、やりかえすぞという意味)
他の神楽団にもある口上だそうですが。
新しい酒呑童子に出逢えた気がしました。
さつき選抜と、千代田競演は大江山で臨まれます。
頼光:菅田 淳さん、綱:隅中 裕幸さん、金時:石原大志さん。
気高い英雄たちの登場です。
紅葉姫の心の底からの寂しさを、砂田寿紀団長(大太鼓)がうたいます。
問答に納得する酒呑童子。
頼光たちが三世ヶ託の神より授かったのは、右口から注げば活力を生み、左口から注げば毒となる人便鬼毒酒。
幕間の砂田寿紀さんのお話
まずは、お客さんから、神楽って県外でも舞うことがあるんですか?という素朴な驚きと感想を頂いた、茨木・牛久公演のお話から。
『飛行機とか新幹線じゃないんですよ、バスですよ!これだけでグッタリしました。
しかも当日は、9時(リハ)から本番終了(3時半時くらい)まで叩きっぱなしで・・・いや~一生懸命だと何でも出来ると思いました。・・・ちなみに帰りもバスですよっ』
と、お客さんを湧かせ
『お話が決まってから当日までは気を揉むばかりでしたが。そこで頑張って仕上げた色々なものが、これからも支えてくれると思いますし。
何より公演後は団員が自信をつけて、一回り大きくなってくれたように感じています。』
と、結ばれました。
そして、さつき選抜と千代田競演のご案内をしてくださいました。
~第2幕 八岐大蛇~
牛久での、姫とりの場面のリハを思い出しました。
本当に何度繰り返したか・・・ピリピリと、又、激が飛ぶ中でスタッフも必死でした。
手名槌(西岡 宏明さん)は、なんちゅーか、微笑ましい雰囲気なんです。
美味しいお酒が出来上がるのを待ってるんだ~
幣の力により、姫の姿を大蛇から隠し。
酒に映った姫を、大蛇が飲み干すというお話ですね。
武速須佐之男尊を舞う菅田 淳(あつし)さんは。
須佐之男尊は自分にとって最高の神であり、憧れであるとおっしゃいます。
その須佐を舞ませてもらうことは誇りであり、感謝です!と熱く語られました。
撮影会・今日のキラキラさん
最近になって神楽に興味が湧いてきたとおっしゃるご夫婦。
子供のように無邪気にはしゃぐご主人を見て、奥様も楽しそうです。
早速湯治村に、宿泊を兼て神楽を見に行く予定を立てられているそうです~。
大蛇と仲良し
次回は、4月30日(水)6時半開場 7時開演
上石神楽団:塵倫・八岐大蛇
2014,04,25 Fri 20:23