

「可愛さ余って憎さ百倍」となった物語。
まずは昨年初演を迎えたばかりの、このお話から。
~第3幕 枡屋お蓮 鈴張神楽団~
=あらすじ抜粋=
石州益田藩の庄屋「枡屋 久衛門(くえもん)」には、内儀「お蓮」がおりました。
お蓮は特別美人ではありませんでしたし、親同士の決めた政略結婚のようなものでしたが、ただただ一途に久衛門を慕っておりました。
しかし、そんな妻の心などどこ吹く風、年重ねたお連の存在に辟易した久衛門は、隣の里に年若い娘を囲い者としてしまいます。
家を空け、帰らぬ久衛門を待ち続けるお連でしたが、ついにその辛抱も決壊する時が来ました…(石丸賢太郎さん:筆)
古今東西、枡屋お蓮のようなお話はどこにでもあるようですね

さて!女として哀しく、恐ろしいお蓮を舞うのは竹迫正棋さん。
『鈴張の枡屋お蓮の85%は、竹ちゃんでできている。』と言われるほど、表に出たまま、お蓮の心の移り変りを演じていきます。
やはりお蓮への共感・投影は大きく、九衛門の人となりに本気で腹が立つようです

では、あらすじに沿ってご紹介~。


一旦はお蓮に止めるよう説得する抜刀斎ですが、金に目がくらんでしまいます。


呪いが術者に「かえらない」ように、五寸釘には「かえり」を作らないそうです。










まだこの時には九衛門を許すとまで言い、最期のチャンスを与えるのですが・・








8月16日、今田神楽団、盆神楽共演大会でも舞われますよ

2014,07,19 Sat 16:25
