



悪狐伝 琴庄神楽団
昨年、心がポキッと折れていた時期に。
秋のお祭りで、はっちゃん・栗栖和昭さんの“嵐”を見て、数か月ぶりに涙を流しながら笑いました。
まさか早春の舞台で“嵐”が見られるなんて。
もう、何も心残りはありません。
大舞台では、やはりチャリは、少しばかりプレッシャーを感じるそうですが。
お客さんが一日中、着席して見てくださるのも。
折り返しの演目で思い切り笑って、寛がれたことも大きいと思います。


こういうの嬉しいっ。


このお二人のコンビ、ワクワクします。


大塚神楽団 山姥
数年前、芸石で初めて大塚の皆さんの山姥を拝見して。
小田頼信団長の山姥が、ものすごく好きになりました。
江戸時代の“嫗(こもち)山姥”が原作の物語だそうですが。
頼光の深い情と、山姥の子を思う気持ち。
神楽でぜひ見てもらいたい物語ですね!
小田団長に大切に描く場面は?と伺ったところ。
『そりゃ~あそこじゃろ。あそこ。』
そうです!あそこです!






・・・山姥に感情移入しまくり!


原田神楽団 滝夜叉姫
舞台を終えてから、滝夜叉姫を舞われた垣内 和久さんに。
“鬼女の舞分け”について、ざっくり伺ったところ。
抽象的な質問に対して、真剣に考えてくださって。
最終的には・・・一つ一つの舞台で、自分に宿る鬼女たちを素直に演じる。というお話でした。
“持ち込む”というより“導かれる”という感じでしょうか。
神楽に親しみのない人から、よく「同じものを、何度も見て何が面白いの?」と聞かれることがあるけど。
「こういうことなのっ。」と答えておきましょ



と聴くと、次から見方が変わります・・・




滝夜叉姫は、赤い炎に包まれているように見えます。
孤独と絶望で、心から血を流しているように思うからかな・・。
3部後半へ続くよーっ
2013,02,28 Thu 23:43


今は、なぜ?と聞かれることが、比較的少なくなりました。
靴を持ってないわけじゃないんだよっ ( ̄∀ ̄)
自分は“神楽だから当たり前”と思っていても。
沢山の人が集まれば、色んな意見が出ます。
早春神楽では過去のアンケートの中で。
「見た目おかしい」「お客さんの前に素足(ストッキングなど)で出てくるなんて失礼」という意見もあったりして。
それはもう、おっしゃる通りですね。
でもね・・これから神楽を奉納する舞台に、土足履きで上がるのは如何なものか。
天蓋が用意された以上、私にはちょっと難しいな~

結構、長きに渡って、考え続けております。
スタッフの皆さんも、一緒に考えてくれます。
「スリッパを履いたらどう?」
三越で2800円の高級スリッパを購入し、履いてみようとしましたが、スカスカ歩きにくく、トイレに行くみたいで、変。
「緞帳をひとつの境界線と思えば?」
舞台は繋がってます。
「舞台用の靴を用意すれば?」
土足と一緒だと思うよ~。
皆で考えても、明確な答えはありません。
しかしながら最近では「神楽だから、新品の靴下を履いてきたよ

結局、頑固だ、変だと思われても。
続けるのが、正解かな。
何か思われるところがあれば、教えてくださいね。
長くなっちゃったので、第3部は、明日へ続く!





居候中のパンウサ。ギザギザ前歯、ひと咬みで、ぷっつり。
2013,02,27 Wed 18:16


各方面から、ご心配を頂きましてすみません。
「ただの空腹」と書いたところ、それは低血糖!という指摘をもらって。
低血糖って何~?と呑気な話から・・・やっと理解しました。
おばちゃん達のカバンの中に、飴がいっぱい入ってるのはそういうこと?
あと、バナナも良いって教えてもらいました。
神楽の時はバナナを持ち歩くと良いんだねっ

そんなこんなで、今夜も早春神楽の話とは全然関係ないけど。
明日(?)は、神楽の司会をしながら、長年、正解を探していることを書いてみよう。。。
個人的なことだけど。
みんなは、どう思うかな。
~第二部 伝統を受け継ぐ~
栗栖神楽団 頼政
お逢いできる会場ではいつも、ひとつひとつ、とても誠実に努めておられる姿が印象的です。
この日の舞台に満ちていたのは、喜びと気魄。
片付けまで終わって、ひと息の山崎 豊治団長は。
『みんな緊張しました。でも緊張感がないとダメよね。今の気持ちを大切に舞っていきたいですね。』と笑顔でした。






筏津神楽団 鐘馗
「四百四病を司る大魔王が、神々に守られた我が国へ、舞い降りてきたことから始まります。」(パンフレットより)
全てを愚弄するかのような大疫神と、重厚堂々とした鐘馗大神。
この一神一鬼の掛け合いが、ビシビシ体に入ってきて心が高まる鐘馗です。
『昔から見てきた鐘馗のイメージと、違った印象があるかもしれません。だんだんに育てていって“筏津の鍾馗”に仕上がると良いなと思います。』
今田修団長のお話です。




年代ものの衣装の金糸は、落ち着きのある光沢を放ちます。


大都神楽団 八岐大蛇
昨年のフラワーから中四国神楽、大阪公演と、大舞台での大蛇が続きました。
足名槌・手名槌の場面では、さすが!の大都ワールド。
惠木勇也さんとお話していて、初めて意識したのですが。
大蛇8頭が、それぞれに色の個性を持っていること等。
“うちの大蛇を、この舞台で、どう魅せるか”方法はまだまだ、様々にあるんだな、と思いました。


涙を流しているかのような語りに、胸が締め付けられました。




須佐は熱くて大変ですが・・・

第3部へ続くよ~
2013,02,26 Tue 22:57


気が抜けたのか、具合が悪くなってしまいました。
フ~ラフラで、吐き気あり。
着替えも出来ずに、リビングのソファーで、まるーくなって。
やはり、この時期恒例の、嘔吐下痢症かな・・・
それとも、流行りのノロかな・・・
・・・経験上、何れにしても今週の仕事を調整しなくちゃ

もうすぐ、上から下から大騒ぎになるだろうから、先にお風呂に入っておこう。
と、ゆらゆら立ち上がりながら。
テーブルの上に「純露」がひとつ転がっていたので。
少しでも気分を変えようと口の中に放り込むと。
みるみる間に体調が回復して。
ただの空腹なのでした!
(o´ェ`o)ゞ えへへっ
お昼はスタッフ弁当(むさし)を出してもらって、美味しく完食。
その後おやつに、神楽饅頭とハッピーターンを2枚食べた

お腹が空くのは元気な証拠だけど。
もっと「ぐ~」と鳴るとか、分かり易い症状なら良いのに。
臥せってしまうくらい具合が悪くなるって。
健康なのか、不健康なのか・・・
しかも、早春神楽とは全然関係ないわっ

~第一部 神楽の原点を見つめる~
津浪神楽団 天の岩戸
津浪の皆さんが保持する演目の中でも崇高な、神楽の原点となる演目。
神楽団の設立当初、およそ80年も前に、高下神楽団に師事しました。
シンプルで、素朴。
時を経て、舞い方は少しずつ変わってきましたが、今なお、先輩たちが舞っていた高下流の名残をとどめます。
『そりゃあね、当時とは変わっとるよね。特別意識しなくても、人が変れば、舞い方も違ってくる。芸能というものは、そういうものだと思います。』
柔和に語られる、末田健治団長です。




(パンフレットより)
第2部へ続く~。
2013,02,25 Mon 22:52
2013,02,24 Sun 22:06
