

~第三幕 大江山 原田神楽団~
「岩屋に閉じ込められている娘たちは、いつ自分が肴(さかな)になるか分からない。生きた心地などしない、恐怖の時間が、ただ過ぎるのです。」
文一部抜粋:石井誠治さん


『“大江山の紅葉姫”は決して主役じゃあないがっ。紅葉姫なしでは大江山の物語は流れていかんほど、絶対的な存在だと思うとります。』
塚本近団長が熱く語られます。
『本当は、神楽の中で都に連れて帰ってやりたいんじゃがっ。構成上の都合いうのもあるじゃろう

鬼に囚われた絶望。
頼光たちとの出逢いで再び動く運命。
そして都に戻れる喜び。。。
紅葉姫をはじめ、姫たちの視点に立つと壮絶なドラマが体感できますね。






舞台袖でも男性スタッフにモテモテなんです





特に、手打鉦が!今にも飛び出していきそうな勢いです

2014,07,25 Fri 22:41





最初の姫は奇稲田姫です。
~第二幕 八岐大蛇 後野神楽社中~
姫たちは年にひとりずつ大蛇に呑み込まれ、とうとう最後の一人、奇稲田姫が生贄となる季節を迎えました。
荒れ狂う山の神・水の神から、大地の神が武勇と知恵で稲田の神を救い、豊かな国が拓かれるという壮大な物語。


いつもは豊かな実りを授けてくれる神々が豹変する恐ろしさを語ります。
『このお話の至る所に、米作りで生きてきた先人たちの習わしや願いが見て取れます。
奇稲田姫は、古代の人々が命掛けで米作りをしていた証のような存在ですかね・・』
虫谷 昭則代表のお話です。
それにしても、後野神楽社中の奇稲田姫の美しいこと!
石見では大蛇は格別な舞ということで。
天照大神の尊さに次いで、奇稲田姫への想い入れは強い!ということでした。










そりゃあ、仲睦まじい夫婦の神様として信仰を集めるわけですよ~。
続くっ
2014,07,25 Fri 16:51
