来たっ
先日の出雲で叶ったこと
ずっと行ってみたかった須佐神社です。
各地を開拓された須佐之男命の、最後の国土経営の地。
「この国は小さいが良い処だ。自分の名前は岩木ではなく土地につけよう」と「須佐」と命名され、自らの御魂を鎮めたと伝えられます。
『御霊を鎮めるとは、その土地と一体になり、生き続けることだと解釈しています。』
と、宮司さんがお話してくださいました
須佐川にかかる宮橋を渡ります。
太古のままを奏でると表される、須佐川のせせらぎ。
蝉のわんわんという響きも、不思議と静か。
神域へ。
この地には、須佐の七不思議という伝説が語り継がれています。
その一つが、境内に湧きだす「塩井(しおのい)」。
20キロも離れている、大社の稲佐の浜に続いているといわれ、潮を含みます。
須佐之男命自ら、この潮を使ってこの土地を清められたといいます。
「風土記」や「延喜式」でも確認できる古社。
本殿は、高さ12メートルの大社造り。
須佐之男命と、稲田比売命、足摩槌命、手摩槌命が、ともに奉られています。
本殿裏には、樹齢1300年と推測される「大杉さん」。
「木肌の一つ一つに、千数百年の世の盛衰栄枯の歴史を秘め、黙して語らず。」とあります。(逆光だねっ)
以前は須佐川の向こうに、稲田姫を祀る分社があり。
須佐之男命がお渡りになるための、黒木の橋がかかっていたそうです。
神職を含め、誰も通ってはならない。
須佐之男命だけがお渡りになる橋・・見たかったな~。
そして、須佐神社・西隣にある「スサノオ館」
小さな展示館ですが、資料が充実しています。
まれびと(訪来神)・「現人神(あらびとがみ)」の血筋としての須佐之男命を解説し。
須佐之男命の神話が持つ「荒ぶる神」と「和(に)の神」、又「俗と聖」の構成に、想いを巡らせる場所です。
蘇民将来の面など、珍しく拝見しました。写禁なのよね~。
次も、なかなか珍しい場所です。
が。写真が多いので、続くっ
2013,08,16 Fri 23:50