中原秀成さん。『やはり五月姫を舞うのが好きなんでしょうね。。。』と控えめにお話をされました。
幕間のお話は、宮上宜則団長です
ここでは、団の成り立ちと、演目への思い入れをお話して頂きました。
むかしゃー(昔は)、東山神楽団は“とうさん神楽団”言われとったんですよ。
わかぁもん(若い人が)がいっしょうけんめい、新しい神楽つくってですのぉ・・・
今日の滝夜叉は往年のメンバーで舞ますけぇ!
・・・広島弁を楽しんで頂くコーナーでした
~第2幕 滝夜叉姫~
現在の中心メンバーが土蜘蛛から天神記、そして次に取り組んだのが滝夜叉姫でした。
河月 聡志さんは、大宅中将光圀を20年くらい舞われていて。
『舞うというか、もう、自然と言うか・・・』と言われます。
そして5,6年ぶりに五月姫を舞われたのは初代・中原 秀成さん。
『やっぱり体が五月姫を覚えていると思いました。年月が経っている分、心にも余裕があるような気もします。』
先週末、陰陽選抜神楽競演大会、準優勝おめでとうございます
どっしりとした賊、登場。存在感、大です!
東山神楽団を代表する神おふたり。
大宅中将光圀:河月聡志さん。山城光成:出上 忠美さん。
どんなに激しく舞っても乱れない、弾力と優美さです!
明日の定期公演は
津浪神楽団の皆さんで塵倫と八岐大蛇です。
久しぶりの旧舞ですね。
津浪の皆さんの大蛇、初めて拝見するので楽しみです。
安芸太田町から秋の観光PR、来週の加計競演についてのご紹介もありますよ~。
9月3日(水)6時半開場 7時開演
広島県民文化センター(082)245-2311
2014,09,02 Tue 20:49
似合ってる??
面が大きくて、ついふらふら、おっとっと。
先週の広島神楽定期公演は
黙祷で始まりました。
この日も開場を早めるほどのお客様をお迎えしましたが。
やはり身近に起こった災害に胸を痛め、心から離れることはなかったように思います。
神楽の本質の中に生きる鎮魂と魂振を考えさせられる時でもありました。
さて
そんな広島の悲しみの中で心を込め、力いっぱいつとめてくださったのは、東山神楽団の皆さんです。
広島神楽を代表する鬼舞をふたつ・・幕間の準備はおおわらわでしたね~
~第一幕 土蜘蛛~
ご存知のように、東山神楽団にとっては、運命を変えた演目。
初めて千代田の大会で3位に入賞した励みが、現在の東山神楽団を創ったといわれます。
人も代も少しずつ変わっていく中で、この日は山添 譲貴さんが初めて胡蝶を舞われました。
『東山の土蜘蛛を背負う大役、緊張しました!』先輩たちの胸を借りて、第一歩です。
神のおふたり、華がありますね~。
揃って豪華、煌びやかな場面です。。。気が付くと胡蝶の気持ちで拝見しています。
舞手の刻々とした表情の変化に胸が躍ります。
奏楽の皆さんも熱く舞っていますっ!全員神楽です。
長くなるので分けまーす。
2014,09,02 Tue 20:29
この度15周年の祝いの会を
感謝という言葉で括られた亀山社中、大都神楽団の皆さん。
広島の地で開催することで、準備も倍はかかったでしょうし。
なんで広島?理解を得られない声もあったかもしれません。
ご自分たちが主役ですが、心身ともに本当にお疲れだったでしょう。
途中・終わりのご挨拶の中で「古いものにあぐらをかいていては・・・」と繰り返された通り。
「温故知新」を立体的に、神楽に!表現される力に、只々圧倒され続けています。
どんなに進化・発展しても“何も失わない神楽”で、これからもファンを唸らせて頂きたいと思います。
結成15周年、おめでとうございます。
~第五幕 亀山社中 天神~
天神という演目に敬意をもって、とても大事にされていると伺っておりました。
『今回は「The亀山の天神」を見て頂きたかったです。』
『石見のオーソドックな天神の中に、高貴な雰囲気と合戦の激しさ、というメリハリ。
そこに鮮烈な赤いガッソというビジュアルが、うちの特徴です。』
大下一匡さんのお話です。
まさに焔ですね・・・
日本の古典の中でも、神や鬼畜・天狗など、赤頭は幅広く用いられると聞きますが。
赤は情念、因縁、恐怖など、負の感情を現す究極の色ともいわれるそうです。
とにかく赤に染まった舞台は、凄まじかったです。。。。
道真:川上 剛さん。
時平:大畑 心さん。お二人の、あまりにも気迫の満ちた表情に、体が動かないほど緊張しました。
~第六幕 大都神楽団 大江山酒呑童子~
大都神楽団の中で一番派手であり、賑やかで、祝い事に相応しい演目。
この度の大都さんの思いは、舞台とお客さんが近い、まつりのような味わいで神楽を楽しんでもらうことでした。
皆で祝杯をあげ、うたい、記念公演を明るく締め括ります。
どうぞどうぞ。江津のお酒、酒呑童子からの杯。滅多に経験できませんよ~
前日から準備してきたものが、一つずつ役割を果たしながら物語を進めていきます。
この場面だわっ。
やはり酒呑童子は、最期まで憎々しい強敵でなければ・・・
あの花束は、スタッフ皆で分けました。お気遣い、有難う~
感謝という言葉で括られた亀山社中、大都神楽団の皆さん。
広島の地で開催することで、準備も倍はかかったでしょうし。
なんで広島?理解を得られない声もあったかもしれません。
ご自分たちが主役ですが、心身ともに本当にお疲れだったでしょう。
途中・終わりのご挨拶の中で「古いものにあぐらをかいていては・・・」と繰り返された通り。
「温故知新」を立体的に、神楽に!表現される力に、只々圧倒され続けています。
どんなに進化・発展しても“何も失わない神楽”で、これからもファンを唸らせて頂きたいと思います。
結成15周年、おめでとうございます。
~第五幕 亀山社中 天神~
天神という演目に敬意をもって、とても大事にされていると伺っておりました。
『今回は「The亀山の天神」を見て頂きたかったです。』
『石見のオーソドックな天神の中に、高貴な雰囲気と合戦の激しさ、というメリハリ。
そこに鮮烈な赤いガッソというビジュアルが、うちの特徴です。』
大下一匡さんのお話です。
まさに焔ですね・・・
日本の古典の中でも、神や鬼畜・天狗など、赤頭は幅広く用いられると聞きますが。
赤は情念、因縁、恐怖など、負の感情を現す究極の色ともいわれるそうです。
とにかく赤に染まった舞台は、凄まじかったです。。。。
道真:川上 剛さん。
時平:大畑 心さん。お二人の、あまりにも気迫の満ちた表情に、体が動かないほど緊張しました。
~第六幕 大都神楽団 大江山酒呑童子~
大都神楽団の中で一番派手であり、賑やかで、祝い事に相応しい演目。
この度の大都さんの思いは、舞台とお客さんが近い、まつりのような味わいで神楽を楽しんでもらうことでした。
皆で祝杯をあげ、うたい、記念公演を明るく締め括ります。
どうぞどうぞ。江津のお酒、酒呑童子からの杯。滅多に経験できませんよ~
前日から準備してきたものが、一つずつ役割を果たしながら物語を進めていきます。
この場面だわっ。
やはり酒呑童子は、最期まで憎々しい強敵でなければ・・・
あの花束は、スタッフ皆で分けました。お気遣い、有難う~
2014,09,02 Tue 13:06
「長月」
夜がだんだん長くなる9月・夜長月。
今年は9月8日が十五夜にあたることもあり、秋の到来がとても早く感じます。
今月のいちにちいちにち、少しずつでも明るい1か月になると良いですね。
ほのぼの。
では15周年・祝いの会から~
~第三幕 石見神楽亀山社中 頼政~
石見では、頼政は“発展途上”と伺っています。
亀山の頼政は、見所も登場人物も多く賑やか。
又、社中員の皆さんの得意が活かせる演目なのだそうです。
当初は、斬新な演出に“石見ギリギリ”などと耳にしたりしましたが。
童心に返り楽しみ、お互いの活力を高め合う、素晴らしい頼政と思います。
この場面で待っていた「間」を客席と共有します。
こわかわ?ぶさかわ?何と言いますか・・・人情味?のあるボス猿であります!
騒然となるお猿さんたち。亀山社中の子供たち、大きくなりました・・・・
文武に名高い頼政の、怪物退治の物語。
~第四幕 大都神楽団 五郎の王子~
所望分けという身近なテーマを以て、陰陽五行思想が壮大なスケールで説かれます。
口上は長く難しい言葉で続くので「渋い」印象がありますが。
『実はあの口上は、言うとる方も、聴いとる方もあんまり分かっていないと思うんです。』
『氏子である舞子があの長い口上を、つっかえながらでもなんとか最後まで言えた時、「よう言えたのう!」と拍手が湧く、石見のまつりの朗らかさを感じて欲しい。』
惠木 勇也さんのお話です。
五郎王子の使いが、まずは東方 太郎王子に交渉。
南方 次郎王子はいじられまくりです。
西方 三郎王子の笑顔に、みんなつられて笑います。
所望分け翁の口上、この日は肩の力を抜いて、神々たちと一緒に耳を傾けます。
「天地万物全てが五つの要素で成り立ち、それぞれが働きかけ、助け合うことでこの世は運営される」
その哲学が、喜びの舞で表現されているように感じます。
次回結んじゃうよっ。
夜がだんだん長くなる9月・夜長月。
今年は9月8日が十五夜にあたることもあり、秋の到来がとても早く感じます。
今月のいちにちいちにち、少しずつでも明るい1か月になると良いですね。
ほのぼの。
では15周年・祝いの会から~
~第三幕 石見神楽亀山社中 頼政~
石見では、頼政は“発展途上”と伺っています。
亀山の頼政は、見所も登場人物も多く賑やか。
又、社中員の皆さんの得意が活かせる演目なのだそうです。
当初は、斬新な演出に“石見ギリギリ”などと耳にしたりしましたが。
童心に返り楽しみ、お互いの活力を高め合う、素晴らしい頼政と思います。
この場面で待っていた「間」を客席と共有します。
こわかわ?ぶさかわ?何と言いますか・・・人情味?のあるボス猿であります!
騒然となるお猿さんたち。亀山社中の子供たち、大きくなりました・・・・
文武に名高い頼政の、怪物退治の物語。
~第四幕 大都神楽団 五郎の王子~
所望分けという身近なテーマを以て、陰陽五行思想が壮大なスケールで説かれます。
口上は長く難しい言葉で続くので「渋い」印象がありますが。
『実はあの口上は、言うとる方も、聴いとる方もあんまり分かっていないと思うんです。』
『氏子である舞子があの長い口上を、つっかえながらでもなんとか最後まで言えた時、「よう言えたのう!」と拍手が湧く、石見のまつりの朗らかさを感じて欲しい。』
惠木 勇也さんのお話です。
五郎王子の使いが、まずは東方 太郎王子に交渉。
南方 次郎王子はいじられまくりです。
西方 三郎王子の笑顔に、みんなつられて笑います。
所望分け翁の口上、この日は肩の力を抜いて、神々たちと一緒に耳を傾けます。
「天地万物全てが五つの要素で成り立ち、それぞれが働きかけ、助け合うことでこの世は運営される」
その哲学が、喜びの舞で表現されているように感じます。
次回結んじゃうよっ。
2014,09,01 Mon 22:09