

乾いたアスファルトを打つ雨の匂い、濡れながら帰ってきました。
では、前回の定期公演の様子です。


老若男女・海外の方にも大人気でした~!




飯室神楽団の皆さんでした。
この日は今年の定期公演のプログラムで、一度しか上演されない大楠公を演じられ、お目当てのお客さんもいらっしゃいました。
神楽団のプロフィールにもある「情感ある神楽」を味わって頂けたと確信しています。


楠正成:野見山渉さん、楠正季:倉頭勇太さん。
~第一幕 大楠公~
27、8年も前に、津浪神楽団より師事されました。
積み重ねに時を経て、飯室神楽団の代表演目となりました。
現在も“津浪さんには頭が上がらない”とおっしゃって、敬意と感謝を込め、教えて頂いたことを忠実に、と舞っておられます。
奏楽の始まりに、正成、正季が舞台に進まれたころには、すでにうるうる状態となっている方もあり。
「負け戦と分かっていても、天皇の為・国のために命を捧げる楠正成の物語」
心を打つ神楽、観ることができて良かったです



楠正行:倉頭竜次さん。




「父を見んこと はや 今限りなり」正成の口上が印象的でした。





大太鼓:下田勝行さん、小太鼓:吉村公司さん、
手打鉦:大畑 強さん、笛:大西菜つみさん。










足利大軍:佐々木俊一さん、湯月大生さん。




明日の定期公演は
初登場となる、梶矢神楽団の皆さんをお迎えします。
山伏と塵倫です。
安芸高田市の神楽の元祖と呼ばれる伝統の舞をお楽しみください。
7月1日(水)広島県民文化センター
18時開場 19時開演
(082)245-2311


第6回 泥落とし神楽の祭典より。
2015,06,30 Tue 15:43


笛の青木静さんがとても楽しそうに笑われるので、つられて笑いました。



この日は、狐と猿に続いて「蛇」だったのです。
~鈴張神楽団 枡屋お蓮~
当初、護国神社からこの演目の依頼を受けた際。
陰惨な愛憎劇であること、又、舞台のつくりから、本殿に向かって人形に釘を打ち込むことになる等、鈴張の皆さんはかなり気を遣われお話を進められたようです。
伝統の神楽にも、男女の火炎を描くものは他にありますし、魅力的です。
笑いあり、おぞましさあり、最後は神の情けによって物語は結ばれ、お客さんも複雑ながら一安心だったのではないでしょうか。



















2015,06,29 Mon 20:48
2015,06,28 Sun 23:49



“狐の後”は、“お猿さん”がいっぱい登場しました~。
~西村神楽社中 頼政~
護国神社の神聖な夜神楽の舞台、石見のお囃子が響き渡ることに感激しました。
やっぱり、聴いて育った奏楽は格別です。
西村の皆さんは、今年、広島での出番が多いですね

さて、様々な舞い方をされる人気演目・頼政ですが。
客席に散らばるお猿さんたちの、洗練された動きや愛嬌に、皆さん胸キュンの様子でした。
しかし、お猿の大将が成敗されてしまう所で終わりかと思われる方もあったりして。
いやいや鵺はこれから出るんだって!と笑ってしまいました

まだまだ珍しい演目みたいですねー。
















(撮れてません、もったいないっ)






続く~
2015,06,27 Sat 21:36




少し霞んだお月様が顔を出しています。


初夏の夜を照らす御灯がとても幻想的だった、「護国神社 みたま祭神楽奉納」をご紹介します。
篝火の薪の香り、夜の神楽、美しく楽しい3団体共演でした。





~広森神楽団 悪狐伝~
なんと2年ぶりにお逢いしました。
お顔を拝見すると、あっという間に時間は巻戻ります。
特に森井章団長とは同業者でもありますから、苦手なロケなどでは、様々に助けて頂いてきた恩人であります。
その森井団長が、珍斎さんと思っていましたが。
直前の湯治村定期公演で珍斎を舞い、「ランニングマン」のステップを踏んだところ。
途端に肉離れになったそうで、急遽交代でした。
よってこの日は、イジラレまくりでした

回復されたら、格好良いランニングマンを見せて頂きたいです





さて、広森神楽団の悪狐伝について森井さんに伺うと。
団員さんが少ない時代に『こればっかり舞っていた・・・これしか舞えんかったんよ!』と言われるほど、広森神楽団の歴史を繋いでくれた演目だそうです。
よって、『これからも悪狐伝に力を注ぐのは嬉しい事。ズバ抜けて大きな狐面も、団員の励みになるなら、お金をかけた甲斐があったと思う。』
やっぱり悪狐伝は楽しいな~と思った、第一幕でした。

















続くよっ
2015,06,26 Fri 21:47
