

第二部 神楽の戦後70年
~第五幕 大塚神楽団 紅葉狩~
日本の鬼物語は昔から西の大江山・東の戸隠山と伝えられます。
共に霊山であり、山伏たちの修行の場、又、古代の製鉄・タタラが盛んで、水銀や銅、鉄などの鉱業や鍛冶が発達し、朝廷を脅かす存在であったと思われます。
勧善懲悪、必ず勝つ朝廷軍が、歴史の正義と描かれる神楽の物語に。
神楽人たちの磨かれた技芸や情感は、神楽ファンの好奇心を奥深く導いて。
時代背景や登場人物を立体的に、生々しく魅せてくれます。
平維茂:泉田瑞男さん、清原成時:長田淳一さん、
八幡大菩薩:久保弘司さん、鬼女大王:竹田淳一さん。
鬼女(鬼):井上隆太さん、佐々木翼さん、
鬼大王:金崎 彰さん。
大太鼓:植田伸二さん、小太鼓:木村 豊さん、
手打鉦:斎藤 潤さん、笛:梅田好美さん。









最終演目・大和葛城に続きます。
2015,06,14 Sun 20:05


第2部、3演目をご紹介します。
第二部 神楽の戦後70年
第二次世界大戦で日本が敗戦国となると、占領軍が日本の歴史・文化などあらゆる面で統制を行いました。
敗戦によって人々の心が疲弊していた頃。
高田郡美土里町(現・安芸髙田市)の故・佐々木順三氏は、郷土の風土と歴史に誇りを持ち、神楽と言う日本人の心の表現に愛情を抱いて新しい神楽の在り方を探ったのです。
あれから70年。
戦後の広島の県北の神楽が、広島県の伝統芸能として羽ばたこうとする時代に在って、ここでは神楽に人生を掛ける、神楽人たちの情念をご覧頂きます。
(文:石井誠治さん、ほんの一部を抜粋)


~第四幕 琴庄神楽団 滝夜叉姫~
平安時代、万民和平を志した、関東の英雄・平将門とその娘・五月姫の物語。
このお話は、幕末の頃、江戸時代から新しい世を願う人々によって作られました。
同じように、戦後の神楽禁止令の中、能や歌舞伎から取材して新しく誕生した滝夜叉姫・紅葉狩など、後に新舞と呼ばれる演目たちは。
発展の中に、神楽保存・創造の問いかけを常に伴いながら、神楽を愛する人々にかけがえのない歓びをもたらしています。
大宅中将光圀:大田 学さん、供人:山根 陵さん、
滝夜叉姫:菊本靖彦さん、夜叉丸:栗栖和昭さん、
蜘蛛丸:沖田将之さん。
大太鼓:崎内俊宏さん、小太鼓:大田 守さん、
手打鉦:石田 成さん、笛:崎内佑結さん。









続いて、大塚神楽団 紅葉狩!
2015,06,14 Sun 10:47
