

まずは、9月の豊平競演のご案内。
今年40回の記念の年、皆で力を合わせて盛り上げたいとお話されました。
そして11月には、そば祭り。新そばを食べに来てね

さて、振り帰って頂くと。
佐々木団長は、神楽を初めて38年。
先輩方から一番初めに教わった役は、葛城山の頼光。
姫も神も鬼も様々に舞ってこられた佐々木さんの中でも、この役には当然、競演での緊張感など様々な想いがあります。
しかし、当時の先輩方が繰り返し指導されたのは。
「幣は何より大事なものだ、絶対に下に付けるな、注意を払って扱え」という訓え。
舞の技術よりも何よりも、神楽の本願を形にした、幣のことだったそうです。
この定期公演にも、スタッフが“チロル”と呼ぶ、天蓋が付けられています。
天蓋の下に集う、一期一会を思います。


源義経:堀田智治さん、武蔵坊弁慶:長木 健さん。
~第二幕 壇乃浦~
幾つかの神楽団が保持されている「壇乃(之)浦」。
続いて佐々木団長からのご紹介は。
神楽団によって描き方が違う面白さと、若い団員さんが熱心に舞い継がれる頼もしさ。
また、この定期公演の機会に、今吉田の壇乃浦を観て頂ける喜びを語られました。



平知盛:吉田和雄さん、能度守教経:井上 節さん。




しかし、思いもよらない頼朝との確執が待っています。




頼朝から追われる身となった義経一行。
静御前:松本一樹さん。


弁慶の法力によって打ち払います。
亡霊:木村隆之さん。


義経の『しばしの別れ』という言葉が悲しいです。


心を鬼にして引き放つ、弁慶。


土蜘蛛の面を被らせて頂きました。
お隣は、大太鼓の石川一義さんです

管沢面で、およそ20年前位の面と伺いました。
『こんな大きな面で、あんなに激しく舞うんですね!』と驚いていましたら。
この面は顎がしゃくれて長いので呼吸がしやすく、他の面と比べて舞いやすいんですよ、とお話されていました。
ヘ~ (゚∀゚ノノ ナルホドッ



2015,06,23 Tue 22:20
