



夏の思い出作りに、浜田の花火大会へ行ってきました。
夕方到着してすぐ、折居海岸で、1時間みっちり平泳ぎの特訓をしました。
息継ぎが上手くできない娘は、息継ぎをするたび海水を飲んで、顔からいろんな液体を出して苦しんでいましたが、随分上達したような気がします。
海に慣れていないので、何もかもが怖いらしい。
藻を踏んでは「ギャ~


海老のように跳ねてしがみついてくるので、ワンピースの普段着だった私まで転げてびっしょり。
やけくそになって鬼ごっこをしておりました。
周りを見ても、だーーれもいない砂浜。波の音とセミの声だけ。


「花火は8時から2時間よ」と言う祖母と、7時には家を出ました。
本当は今回、祖母を連れてきたくて帰省したので、花火を待つ時間も大切にしたいなと思っていました。
高齢の祖母を、メイン会場には連れて行けないし、少し離れた長浜の港に場所を取って、涼しい潮風を受けながら話をする。
小さいころから必ず家族で出かけた大イベント。
母親代わりだった祖母。
私は人一倍“けそけそ”だったので、ちょろちょろする私が海に落ちないかと気を取られて、花火はほとんど楽しんだ記憶がないそうだ。
人混みでは、迷子になってもわかるように、スカートの裾に風船を高く括り付けて、おむつもパンツも丸出しで歩かされていたことも。。。
娘はニヤニヤして聞いている。
こういう話をされると「もっと落ち着きなさい!」と、娘を叱りにくくなりますが。。。
それはそうと、花火始まらないね、と言ってたら釣りのおじさんが
『8時半からでぇ~

時間が近づくにつれて人も増えてきました。
『たーまやー!かーぎやー』とかわいい声ではしゃぐ子供たち。
ブルブル震える犬を抱っこする散歩ついでのおばちゃん。
『アジ(鯵)の花火あげてくれ~っ』と大声でリクエストするおじちゃん。
鮮やかな大輪に拍手をおくって、45分間の花火は幕を閉じました。
後何回、祖母と花火を見られるのかな。
大切に積み重ねていかなくちゃ。








ちなみに、玉屋と鍵屋は江戸時代の2代花火師で、鍵屋が暖簾分けしたのが玉屋なんだそうな。
花火になくてはならない掛け声として、現代でなお浸透中。
面白いですね

2011,08,08 Mon 23:56


『痛っ





娘と同じクラスの女子たちが、200羽ずつ持ち寄りました。
今日の午後から集まりましたが、初めての経験で、糸を通す作業にかなり手こずって、日が暮れてからやっと出発し『原爆の子の像』の折り鶴台に捧げることができました。
決して芸術的な仕上がりではないけど、気持ちをひとつにして一生懸命作り上げた折り鶴。
名札に一人一人の名前とメッセージを入れ、全国から寄せられた折り鶴たちと並べた時には、嬉しさと安心が一度に押し寄せた様子でした。
千羽鶴の“千”は古来より《これ以上ないほどたくさん》を表わすそうです。
そして鶴は、大空を翔ける美しい鳥の代表。
鶴が沢山集う姿は《小さな力(願い》も、集まれば必ず変化をもたらす》という意味があると聞きました。
広島で育つことで、子供たちは平和について自分の考えをちゃんと持ち、原爆に無関心ではいられません。
原爆の子の像 碑文
『これはぼくらの叫びです これは私たちの祈りです
世界に平和をきずくための』
明日広島は、66回目の原爆の日を迎えます。


手作りの灯篭を持ってきたそうです。






珍しいので、みんなはしゃいで踊っていました。
生唄に生三味線。規模が大きいです。
2011,08,05 Fri 23:37


※門出さん、写真ありがとう。


筏津神楽団・水口一真さんと、大塚神楽団の愛ちゃん(旧姓・泉田さん)の結婚披露宴。
一真さん22歳、愛ちゃん18歳の冬から、およそ6年の交際を経て晴れの日を迎えられました。
出逢った当時、“どちらが告白するか”をボウリングで競い、負けた愛ちゃんが告白した、というのも微笑ましいお話。
お二人の熱心な依頼を快く受け、宮乃木神楽団の天の岩戸で、岩戸開きによって入場したお二人。
《二人は神に仕えし者なれば 天の岩戸の光の方へ》
《鶴は千年、亀は万年と申すなり 幾千代までも栄え久しき》
佐々木崇志さんの締めの祝唄は、出席者全員の気持ちを代弁し響き渡り、華々しい披露宴の始まりとなりました。


現在、正看護師さんを目指して再び学生として勉強する愛ちゃん。
愛ちゃんの「若さ・おとなしさ」と、「芯の強い笛の音」がなかなか合致しなくて、魅力的で。
一見クールですが、目が合うと必ずニコッ。かわいい

いつも感心することは、言葉遣いが綺麗なこと。
くだけることもあるでしょうが、穏やかで明るい言葉を自然に選んで使う、優しいお嬢さん。弟さん二人も、やはり、よく似ておられますね



一真さんのこだわりにより決定。
ホテルも、数年ぶりに使用したそうだ。
一真さんをよく知る方は「誠実さ」と「礼儀正しさ」を紹介します。
それはよく分かる!
数年前、イベント終了後にストーブを挟んで一真さんが、舞台で相方を想う気持ちや、前河伸弥さんを想う気持ちを熱心に話してくれたことがありまして。。。
人を好きになると、神楽がもっと好きになるなーと心がポカポカしたものです。




異なる神楽団のお二人が結婚するのは、神楽団も身内になるようなものでしょう。
同じ大朝で旧舞と新舞を代表する神楽団。本当におめでたいことです。
みんなとっても嬉しそうだったしね

でも仕事関係の皆さんは、その勢いに少し驚かれたかもしれません

お開きに一真さんが突然、ご両親へ向かって、今まで心配かけたことへのお詫びと、感謝の言葉を口にされました。
《門出》に際して、今日しかないと決意されたようです。清々しかった。
信頼する先輩と仲間たちに囲まれて、幸せにあふれた毎日が続きますように。
ご結婚おめでとうございます!




大塚神楽団の小田頼信団長だってバレちゃうとこだった



前河伸弥監督作品「神楽戦隊、マウンジャ~」
披露宴数日前、内容を確認するためお電話したところ
『一言でいうと、戦隊ものです。』
『えっ?変態もの

(披露宴で

(終わったあとなんてコメントしたらいいのっ

電話だと、お互い多少の勘違いは関係なく展開する。。。


当日拝見すると、素晴らしい作品で驚きました。
やりたい放題だけど、本当にプロみたい。
みんな笑って笑って、盛大な拍手を送りました。
ぜひ!一真さんと愛ちゃんの承諾を得てご覧ください

● 配役
レッド 松田大地さん ブルー 半田徹さん
グリーン 上田守さん イエロー 能海赳さん
ピンク 竹田 淳一さん
悪の軍団・カグラダン 前河伸弥さん 田村和也さん 佐々木崇志さん
一真さん役。。水口数宏さん(一真さんの父)
愛ちゃん役。。水口貴大さん(一真さんの弟)
編集 門出 佳大さん。
2011,08,04 Thu 23:38




昨夜、浜田市の元浜町で開催された《端小路(はっしょうじ)祭》。
海にかかわる暮らしを見守ってこられた八幡さんです。
奉納神楽は2年に一度。今年は亀山社中の皆さんが務められました。
昼間の仕事をイライラ仕上げて


ひとりぽっちだな~と思っていたら、ひとりぽっちの“てんちゃん(高校時代の同級生・神楽衣装のお針子さん)”を発見し、ひとりぽっちの“フジちゃん”が来た!女3人、気を使わない者同士、ちょうどいい。


祭りの後、漁船に配られていた名残りだそうです。
港に設けられた特設ステージは、潮風で天蓋がそよそよ。
幕には大漁旗が飾られて、港町独特の雰囲気。
石見の八調子は、気性の荒い漁師気質が育てたものだと話す人がおられますが。。。そうかも。
八幡や天神は、一触即発の双方の動きに、写真は一枚も撮れなかったし

舞台に上がるメンバーを、元浜周辺に住む社中員さんが極力務めて、お客さんも顔や名前がわかる嬉しい奉納。
神楽を通して近所の子供たちの成長が実感できる素敵な祭りでした。


こういう場合、お菓子を用意していきます。



西村神楽社中の日高代表のお孫さんでした!
普段は朝から神楽DVD鑑賞らしいですが、やっぱり怖いよね。


恵比須ちゃんが投げた「ビスコ」が直撃し『いっっったーーーいっ

スカートでね。。。
もう痛いやら恥ずかしいやらで、のたうちまわってたのに、フジちゃんもてんちゃんもよく笑ってたな。。(恨)
後でビデオの持ち主に『カメラ、大丈夫でしたか?』と聞いたら
『大丈夫ですよ!・・頭大丈夫ですか?』これってさ、深い意味ないと思っていいよね??
それにしても、あの恵比須ちゃん、ビスコ投げさせたら世界一だわ。
私に命中して真っ二つに割れたビスコは、斜め前のおばあちゃんの手元に落ちて、普通に貰われていきました。。。美味しく食べてもらいたいものです。




2011,08,03 Wed 00:15
