“幻”と言われるA.チュイエ(人形作家)1880年頃の作品。
それは先週末のこと
人生初のアンティークドール展へご招待いただきました。
吉和神楽競演で審査員をしておられる吉井敏弘さんから、娘を連れていらっしゃい、とのお誘い。
広島県の観光連盟で常務理事を務めておられた吉井さんは、私が会社勤めをしていた20代前半のころから、それはもう!お世話になった恩人です。
『ちゃんと食べとるんかいの~』『仕事はあるんかいの~』と。
吉井さんは全然変わらないな~。
お世話になった方に、ちゃんと(?)生活している姿を見てもらえるのは嬉しいことです
その、アンティークドール展
廿日市市と、モン・サン=ミッシェルが、世界遺産つながりで観光友好都市提携して2年、を記念して開催されます。
たくさんのアンティークドールファンが見守る中での開会式。
19世紀後半から20世紀初頭の黄金期、フランスやドイツで生まれた人形たち、およそ150点。
未知の世界と構えていましたが。。。初めて近くで見たビスクドール(ビスク:二度焼きした磁器)の、透き通るような白肌に、柔らかな頬紅がさす美しさは神々しくて、ホウッとなりました。
ガラス製の大きな目は、とても深い。二度と再現できないと言われるほどの精巧な技術なんだそうです。儚げですが、何かをしっかり捉えている。。。
100年もの間、何を映してきたんだろう。
一体一体のファッションも、当時のヨーロッパそのもの。
生地が貴重で高価だったころ、一部の富裕層しか手にできなかった、高級なお人形だったことがよく分かります。お屋敷のカーテンや、自分たちのドレスを切れ端を、人形のために使用人たちに仕立てさせていた、というお話も。
フランス ブリュ(ビスクドール工房)の作品、1880年ころ。
会場には、『この子に逢いたかった』と涙を拭う若い女性。
アンティークドールとほぼお揃いのファッションを楽しむ奥様。
本物を目にする喜びに溢れています!
ロビーに展示されているストリートオルガン《ザザ》。
1920年ごろ、オランダ製。
お腹に響く迫力あるサウンド。遠くにいる子供達にもよく聞こえたはず。
チューリップの明るい街並みに似合いそうですね~。
アンティークドール展~オルゴールの調べにのせて~
6月19日(日)まで はつかいち美術ギャラリー(さくらぴあ内)にて。
0829-20-0222
同年代に生まれたアンティークオルゴールの音色も素晴らしいです。
一日数回、実演されます。
詳しくはこちらhttp://www.hatsukaichi-csa.net/cms/gallery/2011/03/hoshi-bldgantique-dolls.html
2011,05,19 Thu 22:07