金太郎あめみたいなの、な~んだっ
お待たせしました~
西宗神楽団、広島神楽定期公演、幕間のお話から参りましょう
お話は顧問の迫本哲憲さん。
“神楽歴57年”のご紹介で、会場から自然に拍手が湧きました。
とてもざっくりした質問ですが、57年に何を想われますか?
『やっぱり“好き”いうことでしょうねぇ。』
『“好き”いうのは、何にでも勝てるけぇねぇ。上手くなるのも“好き”。続けられるのも“好き”いうことよねぇ。』
当時は氏子であっても、皆が皆入団できるものではなかったことから。
神楽ができる、ということも嬉しくて嬉しくて。。。
振り返ると57年、何一つ色褪せず。
迫本顧問とお話をしていると、自然に涙が出てくる。
こういうご縁を頂けることにつくづくと感謝を致します
道具箱の中には“くも”が並んでいます。手にも年季と味わいが・・・
ところでこの日の2演目は
“くも”が大活躍致しました。
当たり前になっている“くも”も、神楽団の個性のひとつですね。
その“くも”を作っておられるのも、迫本さん。
『昔からあったんじゃがね。お客さんと一緒になって楽しむ神楽のために、進歩しとるけぇね。』
紙を巻く力加減や細さで、飛び方も、見え方も違うそうで。
『研究、研究。色々やってみるんよね』
ろうそくやそうめんと比べて、ちょっとお高い「讃岐うどん」を芯に使うそうです。
記念撮影の際お客さんが、くもを拾って・・・ホントにうどんだ!と笑っておられました。
崇人天皇の時代に、異国百済の凶悪な王子が吉備津国に飛来し、吉備冠者(きびのかじゃ)と呼ばれ、悪の限りを尽くしたと言います。
~第2幕 桃太郎伝説~
およそ10年ほど前に、西宗神楽団の創作神楽として誕生しました。
当時は「吉備津彦の命」という演目名でしたが。
幅広い年齢層の方に、分かりやすく、又心に残るように願いを込め桃太郎伝説としました。
“自分たちの創作=子供”という気持ちでとても大切に育てられ。
10年経ちましたが、これからも良い変化を、その都度加えていきたいというお話でした。
※写真がちゃんと撮れていないことを、最初に謝っておきます!!
崇人天皇より吉備冠者成敗の詔を賜る、五十狭芹彦命(いさせりひこのみこと)と犬飼武。
五十狭芹彦命:桒木 武さん、犬飼武:山上尚也さん。
天皇より、朱金(あかがね)の弓と真金(まがね)の矢を授かり吉備国へと向かいます。
ここでは、賊として描かれる吉備冠者(迫本 昭憲さん)。
命が放った2矢のうち、1矢が冠者の左目を射抜きます。
大激闘の末に、降参した冠者は自分の名を五十狭芹彦命に献上し・・・
成敗されます。吉備津彦命・誕生の場面です。
ここから吉備は、鉄、塩、穀物、と豊かな国作りがはじまります。
明日の定期公演は~
7月16日(水)6時半開場 7時開演
広島県民文化センター(082-245-2311)
上本地神楽団:滝夜叉姫、八岐大蛇
大蛇の胴って何メートルくらいあるか、観ながら考えてみてねっ
2014,07,15 Tue 14:23