

鳥居をくぐったところ。


崖下に突如現れる、鮮やかな朱色の社殿。
日御碕神社。
目が覚めるような華麗な社は竜宮城と呼ばれるに相応しい。
艶やかで本当に美しい。
桜門からすぐ右手の「神の宮」には神素盞鳴命(スサ)が祀られ。


正面の「日沈宮(ひしずみ)の宮」には天照御大神が祀られています。
伊勢大神宮が日本の昼を護り、日沈みの宮は日本の夜を護る役目を持つといいます。
この「神の宮」「日沈みの宮」両本社を合わせて日御碕神社です。




「十羅刹女」「日ノ御碕」・・・(古典であり、数えきれません)
この由来を探しますが。
神社の方に伺ってみると・・・かつては「十羅刹女社」と言われた時代があり。
現在でも、こちらで祭られている十柱の神を十羅刹女と総じておっしゃっているとか。
時代の流れに神仏習合した十羅刹女。
『神楽と信仰は具体的に結びつかなくても、日御碕・十羅刹女信仰から生まれた物語は、やはり、日御碕の地と日御碕神社に深い関わりがあるのだろうと思います。』
『同じ神楽でも、解釈が違って面白いですねぇ。』
と、穏やかにお話してくださいました





すぐ見えるのが「経島(ふみしま)」です。
夕陽の祭りが執り行われる神秘の島。
防波堤を歩くと簡単に渡れそうな小さな島ですが。
天照大神が初め、鎮座されていた聖域で。
日御碕神社に移られてからも、一般の方の立ち入りは禁止されています。


しかも!ウミネコの繁殖地で国の天然記念物。
ウミネコ5000羽!!の命の集合場所。
鳥を飼っている私には、近所の方々のご苦労やおおらかさが奇跡に思えたりします




もっとゆっくりしたかったけど。
そろそろ帰る時間なので、またまた続く!

2012,03,04 Sun 23:06
