

その芳香が、通りかかる人たちを魅了しています。
沈丁花、夜来香、金木犀と、季節ごとに印象的な香りがありますが。
日本水仙と同じような、蝋梅の甘い香りが、一番好きです。
心が黒~くなっている時でも、一瞬で、晴れやかに浄化してくれるような気がする。




このところ毎日毎日、家の前を通っては足を止めて、香りを堪能しておりましたが。
どうしても、どうしても1枝欲しくなって、とうとう!玄関のチャイムを押してしまいました~。ドキドキ。
緊張しましたが、そのお宅の奥様はとても歓迎してくださって。
花ばさみで手際よく、蕾の沢山ついている枝を持たせてくれました。
どうも蝋梅は丈夫でたくましく、毎年大きく広がって手を焼いているとのことでした。
『またいつでも来て。来年も来てね。』と言って頂いたので、来年も行こう~っと。
とりあえず、不審者に間違えられなくて、良かった

自分の身長ほどある長い枝を3本抱えた帰り道は。
すごく注目を浴びましたが。
大好きな香りを家に運ぶ幸せ。
今は、家中がその香りいっぱいという幸せ~




2015,01,24 Sat 00:27


紅葉狩者:西廣 直明さん。


定期的に湯来ロッジで開催されている「実演!広島市内神楽団」。
今年の初開催は水内神楽団の皆さんでした。
新年早々公演が入ると、練習も早まりますね。
さて、湯来ロッジ内の広々としたホール会場、舞台も明るく近くて気持ち良い。
沢山のお客さんはの~んびり寛いで“温泉と神楽の休日”を堪能しておられました。


鬼女:山本 英司さん、森下 幸則さん。
~紅葉狩~
水内神楽団の十八番演目。県競演での入賞演目でもあります。
水内の皆さんとはよくご一緒させて頂きますが、正面から拝見することが少なく、初めてゆっくり鑑賞しました。
およそ15年くらい舞われていると伺いましたが。
よく練られているなぁ~、じっくり育ててこられたんだなぁと、演目に対する愛着が伝わってくる紅葉狩でした。
何より、紅葉狩者(もみじがりしゃ)のおどろおどろしい感じが「好物」なんですよねー



平維茂:矢野 宏和さん、清原就時:藤本 顕多さん。






紅葉狩者を舞う、西廣さんは小学校の先生。
現在、4年生を受け持っておられます。
どうりで!お話はいつも丁寧で、字がとても美しい方だと思っておりました。
子供たちにとっては。
担任の先生が、神楽を舞う姿はとても刺激的だと思います。
多くの教え子さんに、先生のもうひとつの顔をみてもらいたいな~。
そして、この日八幡大菩薩を演じられた坂口さんは、西廣さんの教え子なのだそうです。
しかし、今となっては“先生”と呼ぶのも距離感あるし・・・
“西廣さん”と呼ぶのもちょっと・・・
なので、『ティーチャー』と呼ばれているそうです。
神楽団の中の繋がりも、面白いですね







手打鉦:長尾 大樹さん、笛:清水美緒さん。








~八岐大蛇~
もともと十二神祇神楽で大蛇を舞われており、水内の歴史を背負った演目です。
『調子こそ変わっとるがね、まぁなんですよ、舞う度に先輩らーの想いをのせて演じる言うんかねぇ・・』
西 泰彦団長の(広島弁の)お話です

※カメラを置いてゆっくり見ました。




~次回1月25日(日)は~
亀山神楽団の皆さんです。土蜘蛛と茨木です。
湯来ロッジ2階ホール 12時開場 1時開演
料金500円 未就学児は無料
2015,01,22 Thu 19:30


「ここからはじまる、神楽の1年」
今年もお正月早々、お越し頂きありがとうございました。
東山神楽団
ご挨拶はもちろん!宮上 宜則団長です。
宮上団長の濃厚な広島弁は、おもてなしのひとつで、一言お話されると会場から拍手が湧き起ります。
この日お話されたのは、三位一体という神楽の醍醐味について。
『お客さんにこうして来て頂いてですの、スタッフがしゃーんと周りを固めてくれんさって、初めて私らぁ神楽団が舞わせてもらえるんですけぇの!』
拘わる3者がそれぞれ主役であること。
そして毎年この舞台をつとめられる感激を、熱を込めて語られました。
『今年も東山の神楽を一生懸命舞いますんで、どうぞよろしくお願いします。』


胡蝶:山添 譲貴さん。
~第三幕 土蜘蛛~
東山神楽団が、競演大会で初めて入賞した、起点となる特別な演目。
お客さんも「お正月は東山の土蜘蛛」と、待っておられたでしょう。
大きな期待を自分たちの力に変えて、今年もパワー全開でした。










季武:中谷 克志さん。金時:益田 祐輔さん。




土蜘蛛:益田 智也さん。
~第六幕 大江山~
昨年復活されたばかりの大江山。
口上は、先輩方から受け継ぐ台本に習い。
奏楽と舞は、ほぼ今の東山だそうですが、要所要所に昔ながらの所作が取り入れられています。
舞台袖で誇らしそうな宮上団長。『若い団員が、よう研究してくれましたけぇの。見とりゃあ懐かしさがこみあげて来ましての・・・』
末永く、ファンの皆さんと共に育てていかれますように







頼光:河月 聡志さん、平井保政:中谷 克志さん、綱:益田 祐輔さん。








2015,01,21 Wed 21:09


なんと二演目が、一挙配信です。
ゆっくり見てね~。
では今夜も、1月3日新春神楽まつりだよ~



大塚神楽団
大朝からこの正月の大雪を、かき分けかき分け出て来て頂きました

ご挨拶は、小田頼信団長。
『大雪も降らにゃあ、田んぼの水が足りんようなっちゃあいけんけぇね。』
雪が米作りに結びつくなんて、今頃はなかなかイメージできませんよね。。。
続いて、新春神楽では恒例となっている“サファリランド大朝”のお話。
イノシシさん、シカさん、クマさんタヌキさん・・・
そういえば大朝では、熊も人口のうちとか。冬は人口が少なくなるって本当ですか?と質問。
『・・・そういうことは、ありません。』
いつもユニークなお話をありがとうございま~す。


さて、真面目なお話。
昨年は競演大会などで、喜びに溢れた一年となりましたが今年の抱負は・・
『頂いた公演を、年間通じてひとつも穴をあけることなく、つとめることです。』
人舞う神楽、団員皆揃っていつもように、がどれだけ大切か。
今年もファンの皆さんと共に、明るい話題の多い一年になりますように。
~第二幕 滝夜叉姫~
将門の三女・滝姫が乳母と共に逃れたという、福島県いわき市の惠日寺。
寺の傍らに庵を結んだ滝姫は、将門一族の供養の生涯であったと綴られています。
滝姫が使った井戸や、土饅頭の墓は寺の一角に当時を偲ばせますが。
今ではもう、滝姫の物語を語る人は、ほとんどいなくなっているということです。
(石井誠治さん、筆)


滝夜叉姫:井上 隆太さん。


光圀:泉田 瑞男さん、光成:長田 淳一さん。


~第五幕 八岐大蛇~
正月帰省のお客さまにとっては、大蛇はノスタルジック代表でしょう。
舞台の向こう側に色んな景色が見えたのでは・・・
ホール神楽ならではの照明に、一際光彩を放つ八頭立ての大蛇でした。


手名槌:斎藤 潤さん、稲田姫:竹田 愛唯(めい)さん。


須佐之男命:金﨑 彰さん。


・・・の向こうに見える、ばあちゃんの見事な遠投





2015,01,20 Tue 22:10


月一の舞、冷たい風の中ご来場ありがとうございました。
今年初めての開催は“月いちらしい”公演でしたね。。。
後日ご紹介しま~す



新春神楽まつり1月3日に戻りましょう。
「羊を大きいという字に乗せると美しい。
羽を付けると、翔(とぶ・かける)と言う字になります。
羊はあたたかくこの一年を包んでくれるようです。」
(筆:石井誠治さん)


玉藻前:沖田 憲幸さん。
吉田神楽団
新年のご挨拶は、波多野(はだの)八朗団長です。
昭和48年8月8日生まれ・・・で、はちろうさんと命名されたのだそうです

さて、広く知られる清神社の年越奉納は、今年は大雪のため中止となり、いつもとは少し違った様子で新年を迎えられた皆さんですが。
『今年も又1年、吉田の歴史を積み重ねていけるよう、一生懸命に舞わせて頂きます。』と真摯に語られました。
又、波多野さんは全国温泉巡りがご趣味・・・
湯治村にも、ぜひ来てもらいたいというご紹介と。
天草、淡路島など、海の見える温泉の気持ち良さをウキウキ




~第一幕 悪狐伝~
この日の第一幕が悪狐伝

私にとっては、あの真ちゃんが・・・
あの真ちゃんがっ
二人のお嬢ちゃんのお父さんで、吉田神楽団を背負う大人の舞手であるという!時の流れに胸いっぱいでした。








狐・・・えーと、よんじゅうと。。。


三浦之介:藤野 亮さん。上総之介:西岡 保明さん。
~第四幕 紅葉狩~
吉田を支えてこられた先輩方の強い想いを引き継ぎながら。
昨年、念願叶って復活した演目です。
衣裳も人の数も必要で、簡単には実現できませんでした。
波多野団長は『1年のはじまりのこの舞台で披露できて、夢のようです。』とお話されました。


紅葉:城美 隆行さん。姫:松川真士さん、升田 亮さん。








維茂:岡本 充行さん、従者:藤野 克洋さん。


大王:西岡 隆典さん、鬼女:寺本 尚希さん、西岡 保明さん。
2015,01,19 Mon 23:13
