

~第二幕 石見神楽亀山社中 塵輪~
石見の社中として、神楽の宴に一番登場回数が多いと思われる、亀山社中の皆さん。
ご挨拶は、副代表の小川徹さんでした。
何度ご一緒しても、朴訥な人柄と、舞台での華やかで威ある姿のギャップに感嘆します



仲哀天皇:梅川 昌良さん、高麻呂:大下一匡さん。
さて、二神二鬼の塵輪に広がるご紹介は。
石見神楽として鬼の歴史を紐解くと、その昔は鬼=女(般若)。
女鬼に比べると男鬼の歴史は浅いと思われるというお話。
そして、“塵輪というふしぎのもの色あかく”と史書に記されていることから。
『黒雲の間から見えた、何かしら赤い恐ろしいものを、昔の人の想像力を以て、物語に仕立てたのでしょうね。』と、遥かな時代と今日を繋がれました。
石見神楽発祥の地で育まれる、神楽人たちの礎。
演台を用意して、じっくり胸に刻み込みたいですね~。


~第三幕 宮乃木神楽団 八岐大蛇~
ご挨拶は、団長に就任されてから初めての春を迎えられた、山本貴範さん。
年間50近い興業と稽古の日々に。
団長さんになってから、変わったことはありますか?と伺ってみました。
『痛感したのは、家族の協力の有難さです。』と即答されました。
宮乃木を長く応援されている方には、団員さんの若かりし日が懐かしく思われるかもしれません。
私も親戚のおばさんのような気持ちになってしまった~



ところで、前々から興味があったのは
8頭の大蛇の見た目の違い。
色はもちろん、顔・髪型、表情、角等々同じものを見ることは滅多にありません。
以前より伺ってきた色のバリエーションは。
中国山地の自然が織りなす四季折々の表情ではないか、とか。
伝統芸能の遊び心でしょう、とか色々聞かせて頂きましたが。
宮乃木では、個々の舞手の拘りに基づいて頭が作られているようで。
大蛇の見た目と、その舞子は、案外、顔形がよく似ていますよ、とお話されました



~最終演目 大和葛城~
発表からちょうど1年ほど経ちました。
配役を変えながら、まだまだ新鮮な気持ちで育てている演目です。
女郎蜘蛛の妖しさが印象的でした~。




決戦の火蓋を切るのは、力自慢の坂田金時(山本貴範さん)。
続いちゃうよ~。
2014,04,29 Tue 21:17
