

開業100周年記念イベントがありました。
折居駅は大正13年(1924年)開業で、今年100歳です。
山口線・山陰本線の全線開通や接続から、昨年は益田駅、一昨年は浜田駅も100周年を迎えています。
近隣市町は、駅の開業100周年ラッシュです。


長大路線・山陰本線の中で屈指の“海に近い駅”として知られています。
私が小さな頃、折居駅から利用していたのは「蒸気機関車」ですよ。
独特な匂い、レトロなレンガ色のシートの手触りをはっきり覚えています。
トンネルでは窓を閉めていたような。。。
その頃には、折居駅には沢山の利用客がいました。
しかし、中学校の頃には無人駅となり。
高校生の頃には、たまに駅に人が居るとびっくりしていました。
2021年の折居駅の一日平均利用者は、7人だそうです。
今は??



やはり駅は人が集うあたたかいもの。
それぞれに思い出を持ち寄って賑やかに語らいました。
・・・私の一番の思い出は。
冬の日本海の荒波が防波堤に激しくぶつかり、大きな泡になって。
フワフワ飛んできた泡で、折居駅の駅舎がいっぱいになることです。
この泡だらけの駅舎を潜って外に出るのです。
そして海の傍を、波と泡を被りながらびしょびしょになって、震えて家に帰るのです。

通路には、海を四角く切り取る窓がついています。
100年前の開業を知る方はいないし、次の100年を知る方もいない。
数年前から、少女レイの聖地として意外な注目を集めていますが。
これから海の季節。
折居駅があるうちに、一度お越しください。
海しかない、ですが

素晴らしい海があります。



2024,04,22 Mon 01:42
