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神楽で耕すもの。


上ふんわり朧月。
これでカエルの声が聞こえてきたら完璧。



ダイヤ「~神楽作家 石丸賢太郎の世界 PartⅡ」結びますダイヤ

大変失礼ながら。

私の中にあった「石丸台本の口上は難解で長い」という印象をご本人にぶつけたところ。

『そういう神楽もあって良いでしょうにこっ』と率直に答えられました。

更にお話を伺っていくうち、最も共感したのは。

昔から口上神楽というひとつのジャンルが存在し、これが舞子(時に奏楽者)の名人芸として喝采を浴びていること。

又、大きな“魅せ場”であったことです。

例えば大江山だったり、黒塚や悪狐のあらゆる演目だったり。

観衆は「始まるぞ」と耳と目を凝らしてそれを見守るのです。

・・・・そうでしたよねぇ、五神とかね!弊の後ろに口上が書いてあるのかな?とか思ったりしてにひひ

高宮の神楽で育った石丸さんですから、その面白みは体に沁みこんでいることでしょう。

私はこのあたりの感覚が、最近、競演神楽寄りになっているのかもしれないな~と感じたのでした。


では、最終演目の合同悪狐伝。

前3演目が、シリアスな物語や猛々しい合戦ものだったことから、和やかな演目を持ってこられました。

玄翁和尚が殺生石を打ち砕くまでを描く、石丸プロデュースバージョンです。


~第四幕 3団体合同神楽団 悪狐伝~

今回の「神楽作家 石丸賢太郎の世界」には。

神楽の世界を作り出していく作家・石丸さんへのに大きな激励を込め、“未来”という大テーマがありました。

3社を代表する鈴張神楽団・夏本秀典団長からのご挨拶は。。。

『3社が結集する姿は、未来の神楽団のひとつの在り方を表すものかもしれません。』

『今日は、未来の3社の中心となる若い団員・今年成人となる3人(山田悠人さん・吉田和哉さん・天野源士さん)が神をつとめます。活き活きと舞う姿に、神楽の未来の光を感じてください。』


そしてその神・お三方の表情を引き締める鉢巻きは、おでこの部分で重なる二重巻きとなっております。

使われたのは、3メートルを超える鉢巻き。

使い勝手、見た目を考慮して4センチの細さで、石丸さんと石丸さんのお母様のご協力で手作りされたものです。

悪狐伝の時代背景は、平家全盛期の頃とされ、合戦装束もその時代に合わせたかったというこだわりなのです。

・・・時代によって合戦装束って変わるものなのですね・・・

しかも鉢巻きも、そのひとつなのね・・・

めっちゃ勉強になりましたグー


では、公演前夜遅くまで練習を重ねておられた合同悪狐伝。

写真で雰囲気を見てくださいね四葉


安倍泰親:石橋一樹さん(あ)、玉藻前:小田徹也さん(あ)、
巫女翡翠:橋岡菜緒さん(あ)、三浦介源義純:山田悠人さん(あ)、
上総介平広常:吉田和哉さん(鈴)、千葉常胤:天野源士さん(上)、
十念寺珍斎:石丸賢太郎さん、金毛九尾悪狐:後 悟志さん(上)、
玄翁心昭:竹迫正棋さん、安倍泰成:藤本靖浩さん(あ)、
安倍親長:石川昌士さん(鈴)さん。

大太鼓:橋原慎也さん(鈴)、小太鼓:橋原義則さん(鈴)、
手打鉦:安部憂大さん(あ)、笛:中島 葵さん(上)。

※あさひが丘(あ)、鈴張(鈴)、上本地(上)







































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