第65回 西中国選抜神楽競演大会 結果です
新舞の部
優勝 原田神楽団 紅葉狩
準優勝 大塚神楽団 土蜘蛛
旧舞の部
優勝 津浪神楽団 塵倫
準優勝 松原神楽団 鐘馗
個人の部・新舞
舞の部 大塚神楽団 鬼 金崎 彰(かねざきあきら)さん
楽の部 大塚神楽団 笛 藤田 好美さん
個人の部・旧舞
舞の部 津浪神楽団 塵倫 末本光次さん
楽の部 津浪神楽団 笛 河上 愛さん
おめでとうございます。
審査員総評(一部)
・どの神楽団もかなりの練習量が感じ取れる。
・女性の笛が増えていることが好ましい。
・お客さんが、かなり神楽を心得ている方が増え、要所要所の拍手と歓声が、神楽団・社中の励ましになっている。
~原田神楽団 紅葉狩~
~津浪神楽団 塵倫~
塵倫の末本さん、笛の河上さん共に個人賞ですね!
新舞の部
優勝 原田神楽団 紅葉狩
準優勝 大塚神楽団 土蜘蛛
旧舞の部
優勝 津浪神楽団 塵倫
準優勝 松原神楽団 鐘馗
個人の部・新舞
舞の部 大塚神楽団 鬼 金崎 彰(かねざきあきら)さん
楽の部 大塚神楽団 笛 藤田 好美さん
個人の部・旧舞
舞の部 津浪神楽団 塵倫 末本光次さん
楽の部 津浪神楽団 笛 河上 愛さん
おめでとうございます。
審査員総評(一部)
・どの神楽団もかなりの練習量が感じ取れる。
・女性の笛が増えていることが好ましい。
・お客さんが、かなり神楽を心得ている方が増え、要所要所の拍手と歓声が、神楽団・社中の励ましになっている。
~原田神楽団 紅葉狩~
~津浪神楽団 塵倫~
塵倫の末本さん、笛の河上さん共に個人賞ですね!
2012,09,15 Sat 22:55
休憩中10分以内に、厳島、板蓋宮、両仕込を完了せよっ!
その年によって、沢山ご一緒させてもらう神楽団・社中があります
今年は、琴庄神楽団と中川戸神楽団の皆さんです。
しかしこちらは嬉しくても“また同じ顔か”とそろそろ飽きられてるかもしれませんねぇ
この日も、中川戸神楽団の能海 剛団長に、今年はよく一緒になりますね!とお話ししたところ。
『そうでしょ。もううちにはネタが無くなったでしょ』
と笑っていらっしゃいました。
が。
なんのなんの。
神楽=人。次回もあちこちツツきますよっ。
・・・来年の年賀状も予約が始まったことですし・・・ふふっ
~広島県北広島町(旧豊平町)琴庄神楽団「厳島」~
「厳島」初演を飾った、思い出深い2010夏の芸術祭も、丁度、この会場・舞台でしたねー。
あれから2年が経ちますか~・・・・。
国家安泰・平家繁栄。大志を抱く若き日の清盛。
清盛への恨みは、祓っても祓いきれず。
清盛の唯一の救いは、二位の尼・時子でしょうか。
菊本靖彦さん。綺麗です~。
~広島県北広島町(旧千代田町)中川戸神楽団「板蓋宮」~
伝統芸能・郷土芸能の総合演出には、賛否両論ありますが、中川戸神楽団は保存的伝承するのではなく、創造的伝承に、神楽の未来を求め続けています。(パンフ紹介より)
20年の歴史がすでにあります。
こういう機会に、面や衣装も他地域の方にしっかりと見てもらいたいです。
職人と神楽団が共同で作り上げる芸術品です。
今回の板蓋宮は、最後のあの場面がいつもより凄いことに!
前の何列かの方は、度胆を抜かれたでしょ。
以上、13演目終了です。
毎年あればいいのにな~ (●´ω`●)ゞ
(このイベントは中四国9県の持ち回りで、内容も神楽とは限りません。)
2012,09,14 Fri 23:10
山陰・山陽が続いて
近しい場所なのに、個性の違いに、時の流れを想います。
~広島県安芸髙田市 横田神楽団「葛城山」~
はじめまして、の方にも分かるよう、新舞・旧舞の紹介をしました。
故・佐々木順三先生の功績と共に、いち早く新舞を取り入れ、新舞中心の奉納を行なってきた横田神楽団です。
先輩方は、第1回西中国、及び芸石の両大会で優勝を飾られています。
引き継いだ私たちも、若手の育成と共に精一杯の努力をいたします!
というメッセージでした。
広島神楽の鮮やかさを代表するような演目ですねぇ。
胡蝶・藤川淳宏さん。
今では当たり前になりましたが、姫着として黒を取り入れたのは、横田神楽団が初ではないか、と伺っています。
葛城山で使用する目的で作ったので、背には存在感のある蜘蛛が刺繍してあり、大切に使ってきました。
・・・でも写真が撮れませんでした。次の機会にご覧になってくださいねっ
配役変更の確認の際、広瀬新悟さんが『僕のとこ(頼光)、久保良雄団長に舞ってもらいましょう。たまにはいいでしょう??』って
土蜘蛛、スタンバイOKでーす(住田一幸さん)
細かなところまで目を配る、細田秀作さんです。
~鳥取県日南町 日南神楽神光社(じんこうしゃ)
「神能杵築(しんのうきづき)(国譲り)」~
出雲からの移住者によってもたらされた、七座の神事をもととします。
一度上演が途絶えたものの、昭和56年に、地元の若者たちが復興のため立ち上がります。
当時の神楽太夫さんから全ての演目を習得することが叶わず、備中神楽の先輩方からの指導も加わり、備中色が若干強くなっています。
登場する神それぞれの個性が非常に丁寧に描かれます。
ゆったり・・・素朴さが、全面に出ています。
~島根県江津市 大都神楽団「八岐大蛇」~
実は、八頭立て初めてだったんだってー。以外
足名椎と手名椎の場面は、会場を湧かせました。
他地域のお客さんがおられる会場で、方言がたっぷり入るやりとりは、貴重だったかな、と思います。
惠木英臣代表(手名椎)と惠木勇也さんの父子コンビ。
ロビーのお客さんが興奮されていました。
「大蛇は頭だけじゃなくて、体が震えたり膨れたりする。素晴らしい技術ですね!!」
ここで、この日3回目の休憩に入りました~ 続くっ
近しい場所なのに、個性の違いに、時の流れを想います。
~広島県安芸髙田市 横田神楽団「葛城山」~
はじめまして、の方にも分かるよう、新舞・旧舞の紹介をしました。
故・佐々木順三先生の功績と共に、いち早く新舞を取り入れ、新舞中心の奉納を行なってきた横田神楽団です。
先輩方は、第1回西中国、及び芸石の両大会で優勝を飾られています。
引き継いだ私たちも、若手の育成と共に精一杯の努力をいたします!
というメッセージでした。
広島神楽の鮮やかさを代表するような演目ですねぇ。
胡蝶・藤川淳宏さん。
今では当たり前になりましたが、姫着として黒を取り入れたのは、横田神楽団が初ではないか、と伺っています。
葛城山で使用する目的で作ったので、背には存在感のある蜘蛛が刺繍してあり、大切に使ってきました。
・・・でも写真が撮れませんでした。次の機会にご覧になってくださいねっ
配役変更の確認の際、広瀬新悟さんが『僕のとこ(頼光)、久保良雄団長に舞ってもらいましょう。たまにはいいでしょう??』って
土蜘蛛、スタンバイOKでーす(住田一幸さん)
細かなところまで目を配る、細田秀作さんです。
~鳥取県日南町 日南神楽神光社(じんこうしゃ)
「神能杵築(しんのうきづき)(国譲り)」~
出雲からの移住者によってもたらされた、七座の神事をもととします。
一度上演が途絶えたものの、昭和56年に、地元の若者たちが復興のため立ち上がります。
当時の神楽太夫さんから全ての演目を習得することが叶わず、備中神楽の先輩方からの指導も加わり、備中色が若干強くなっています。
登場する神それぞれの個性が非常に丁寧に描かれます。
ゆったり・・・素朴さが、全面に出ています。
~島根県江津市 大都神楽団「八岐大蛇」~
実は、八頭立て初めてだったんだってー。以外
足名椎と手名椎の場面は、会場を湧かせました。
他地域のお客さんがおられる会場で、方言がたっぷり入るやりとりは、貴重だったかな、と思います。
惠木英臣代表(手名椎)と惠木勇也さんの父子コンビ。
ロビーのお客さんが興奮されていました。
「大蛇は頭だけじゃなくて、体が震えたり膨れたりする。素晴らしい技術ですね!!」
ここで、この日3回目の休憩に入りました~ 続くっ
2012,09,13 Thu 22:59
広島市内のホール神楽などでは
オープニングを務めた後は、カゲの案内も多く、舞台に出るのは解説が必要なものだけです。
例えば、早春神楽は3回。
神楽スペシャルは、スクリーン解説なので1回。
この度の中四国は13回!!
あ~仕事したぁ ヽ(*>∇<)ノ゚.
~山口県岩国市 山代白羽神楽保存会「鵺退治」~
昭和初期まで「二ツ野舞子中」と称していました。
昭和12年、白羽神社の火災で、衣装・道具類一切を焼失。
又、地域の高齢化や後継者問題など多難ですが、一度も途絶えることなく伝承を続けています。昭和37年に改称。
「鵺退治」は、二ツ野地区に由来する演目として、昨年、念願復活。
頭は猿、胴は狸、尾は蛇、手足は虎!
物語の流れは「頼政」などと同じですが、頼政の弓矢となる竹は、この土地のものだったそうです。
妖魔退治のために、一節三尺の矢竹を必要となり、日本国中にご布令が出されます。
山代の二ツ野に住む佐伯藤内太郎守正(さえきとうないたろうもりまさ)は夢で、「その矢竹は二ツ野にある」とお告げを受け、天皇に奉献します。
この竹から十三尺三節の矢が作られます。
天皇に竹を奉献する、佐伯藤内太郎守正。
合戦は、激しく展開します。
~愛媛県大洲市 藤縄神楽保存会「月日の舞」「悪魔払・鬼四天」~
弘化二年(1845)以前から伝わります。
神楽の構成は、全18葉。それぞれに全て歩数、歩幅が決まっています。
大洲市内外40余りの神社に奉納されています。
☆「月日の舞」は月日の満つる光に感謝する舞です。
太陽と月を表す二枚の盆を、掌にのせ落とさないように返したり傾けたりします。
“乱れ”を表現する場面もあります。
☆「悪魔払・鬼四天」は、剣劇と口上で展開します。
この鬼は、チャリの要素が濃く、観衆を巻き込みながら和やかに進みます。
鬼(ダイバ)は、どうしても四天王にかなわないので。
お客さんに代わりに戦ってもらうことにしました。
『四天王やっつけちゃって!』
『違うって!フォークダンスじゃないって!』
結局捕まってグールグルグルグル・・・
『参りました・・・』
後半は馴染み深い演目が多いよ~
オープニングを務めた後は、カゲの案内も多く、舞台に出るのは解説が必要なものだけです。
例えば、早春神楽は3回。
神楽スペシャルは、スクリーン解説なので1回。
この度の中四国は13回!!
あ~仕事したぁ ヽ(*>∇<)ノ゚.
~山口県岩国市 山代白羽神楽保存会「鵺退治」~
昭和初期まで「二ツ野舞子中」と称していました。
昭和12年、白羽神社の火災で、衣装・道具類一切を焼失。
又、地域の高齢化や後継者問題など多難ですが、一度も途絶えることなく伝承を続けています。昭和37年に改称。
「鵺退治」は、二ツ野地区に由来する演目として、昨年、念願復活。
頭は猿、胴は狸、尾は蛇、手足は虎!
物語の流れは「頼政」などと同じですが、頼政の弓矢となる竹は、この土地のものだったそうです。
妖魔退治のために、一節三尺の矢竹を必要となり、日本国中にご布令が出されます。
山代の二ツ野に住む佐伯藤内太郎守正(さえきとうないたろうもりまさ)は夢で、「その矢竹は二ツ野にある」とお告げを受け、天皇に奉献します。
この竹から十三尺三節の矢が作られます。
天皇に竹を奉献する、佐伯藤内太郎守正。
合戦は、激しく展開します。
~愛媛県大洲市 藤縄神楽保存会「月日の舞」「悪魔払・鬼四天」~
弘化二年(1845)以前から伝わります。
神楽の構成は、全18葉。それぞれに全て歩数、歩幅が決まっています。
大洲市内外40余りの神社に奉納されています。
☆「月日の舞」は月日の満つる光に感謝する舞です。
太陽と月を表す二枚の盆を、掌にのせ落とさないように返したり傾けたりします。
“乱れ”を表現する場面もあります。
☆「悪魔払・鬼四天」は、剣劇と口上で展開します。
この鬼は、チャリの要素が濃く、観衆を巻き込みながら和やかに進みます。
鬼(ダイバ)は、どうしても四天王にかなわないので。
お客さんに代わりに戦ってもらうことにしました。
『四天王やっつけちゃって!』
『違うって!フォークダンスじゃないって!』
結局捕まってグールグルグルグル・・・
『参りました・・・』
後半は馴染み深い演目が多いよ~
2012,09,12 Wed 17:40
アニメーション作家の
フレデリック・バック展へ行きました。
出迎えてくれたのは、高畑勲さん、宮崎駿さんを魅了した「クラック」(1981・短編アニメーション・アカデミー賞受賞)の揺り椅子です。
一人だったので、躊躇しながらも座りました!
ゆら、ゆら。
「木を植えた男(1987)」で世界中に植樹運動を広げた、自然保護の活動家としてもよく知られた方ですね。
自然賛歌をうたう壮大な世界に、慰められたり、悲しかったり。
何やら今日は、人に親切な日を過ごせたような気がします。
県立美術館で。9月17日まで
http://www1.hpam-unet.ocn.ne.jp/special/
では!中四国神楽フェスティバルの続きを
刺激的な初見となった2つをご紹介
~岡山県井原市 備中神楽伝承研究会 「吉備津舞」~
古くから伝わる神事色の強い神楽に、江戸時代の終わりごろ、京都で国学を学ぶ神官の西林国橋が、演劇性の高い芸能を再編・挿入し、今日の基礎が作られました。
物語は五十狭芹彦命の、吉備国平定の物語ですが、その終わりには、温羅(うら・吉備冠者)より吉備の国の系図を授かり、舞い入ります。
囃子、舞共にテンポが速く、舞手の迫力に圧倒されます。
退治するとは、命を取り上げることとは限らず、“悪の姿勢を正す”ことであるとお話を伺いました。
~特別出演 徳島県 のんき連 「阿波踊り」~
徳島が世界に誇る阿波踊りの歴史は、400有余年。
「徳島市阿波踊り」では、毎年8月12~15日、130万人の人手と、1000を超える踊り連で、熱気に包まれます。
出演ののんき連は、もうすぐ90歳を迎える歴史ある連。
2拍子の、祭りの賑やかさだけでなく、スローテンポや武将をイメージした演出などを「阿波踊り絵巻」と呼び、舞台芸術として仕上げています。
明るく、しなやかな色香が漂います。
男女スロー。照明など巧みに使い、阿波踊りの別の顔を表現します。
まだ前半戦だよっ続く~
フレデリック・バック展へ行きました。
出迎えてくれたのは、高畑勲さん、宮崎駿さんを魅了した「クラック」(1981・短編アニメーション・アカデミー賞受賞)の揺り椅子です。
一人だったので、躊躇しながらも座りました!
ゆら、ゆら。
「木を植えた男(1987)」で世界中に植樹運動を広げた、自然保護の活動家としてもよく知られた方ですね。
自然賛歌をうたう壮大な世界に、慰められたり、悲しかったり。
何やら今日は、人に親切な日を過ごせたような気がします。
県立美術館で。9月17日まで
http://www1.hpam-unet.ocn.ne.jp/special/
では!中四国神楽フェスティバルの続きを
刺激的な初見となった2つをご紹介
~岡山県井原市 備中神楽伝承研究会 「吉備津舞」~
古くから伝わる神事色の強い神楽に、江戸時代の終わりごろ、京都で国学を学ぶ神官の西林国橋が、演劇性の高い芸能を再編・挿入し、今日の基礎が作られました。
物語は五十狭芹彦命の、吉備国平定の物語ですが、その終わりには、温羅(うら・吉備冠者)より吉備の国の系図を授かり、舞い入ります。
囃子、舞共にテンポが速く、舞手の迫力に圧倒されます。
退治するとは、命を取り上げることとは限らず、“悪の姿勢を正す”ことであるとお話を伺いました。
~特別出演 徳島県 のんき連 「阿波踊り」~
徳島が世界に誇る阿波踊りの歴史は、400有余年。
「徳島市阿波踊り」では、毎年8月12~15日、130万人の人手と、1000を超える踊り連で、熱気に包まれます。
出演ののんき連は、もうすぐ90歳を迎える歴史ある連。
2拍子の、祭りの賑やかさだけでなく、スローテンポや武将をイメージした演出などを「阿波踊り絵巻」と呼び、舞台芸術として仕上げています。
明るく、しなやかな色香が漂います。
男女スロー。照明など巧みに使い、阿波踊りの別の顔を表現します。
まだ前半戦だよっ続く~
2012,09,11 Tue 23:24