独特な面に、様々な思いを巡らします。。。
この度、縁の下の力持ちとして
諸木郷土芸能保存会の皆さんが、ロビーで十二神祇神楽の展示PRを担当してくださいました。
現代に注目を集める神楽とは、一味違う十二神祇神楽。
安佐北区は、十二神祇神楽の里。
手づくりの花火、異国情緒さえ漂う面。。。
懐古談に華を咲かせた方も多かったでしょう!
世鬼の舞・荒平の衣裳。
大正時代・作の旧衣装(およそ25キロ)。昭和56年・作の新衣裳(およそ40キロ)。神楽人は昔から逞しいですねぇ
続いて、プログラムを進めま~す
もとは将門の手下として、貞盛への恨みを募らせます。
夜叉丸:山田 悠人さん、蜘蛛丸:古岡 和芳さん。(お顔が写ってないですね。ごめんなさい。)
~第七幕 あさひが丘神楽団 滝夜叉姫~
下田 敏則新団長のもと、新生あさひが丘神楽団として、初めてのあさきた神楽発表会です。
どの場面を観ても“あさひが丘の滝夜叉姫”であり、独自の取材と強い思い入れを感じます。
武芸達者で戦術家であったという将門の娘・五月姫が、受け継ぐ血の中に陰と陽を持ち合わせる姿はとても魅力的ですね。
さて注目したのは終盤のやりとり。光圀の人情味ある言葉を、下田団長の解説でお伝えすると・・・
『悪いことしよるが、別にあんたが鬼にならんでもええんじゃないかぁ。あんたに恨みはないんじゃけぇ改心しんさいや。』
広島弁で説得されればっ、もしかしたら結末は違って・・・いませんかね
《東地に旅立つ我が身顧みず 悪魔を祓い 世をば 鎮めん》
妖香。光圀をたぶらかそうと企てます。
滝夜叉姫:小田 徹也さん。
光圀たちと刃を交わす時を待っていたような姿です。
大宅中将光圀:田中 竜士さん、平貞盛:藤本 靖浩さん。(お二人ともちゃんと写ってなくてすみませんっ)
やがて怨念の塊に。
観衆の心情を奏でるような奏楽の皆さんです。
大太鼓:下田 敏則さん、小太鼓:小田 穂圓(ほまる)さん。
手打鉦:安倍 憂大さん、笛:山本 美波さん。
最後の力を振り絞って戦います。
貞盛はどんな気持ちで戦っているのでしょうね。
胸に残る怨嗟の声。これこそ呪い。
2015,03,30 Mon 23:04