鍛冶屋・抜刀斎に五寸釘を注文します。
まだ引き返せるぞっお蓮ちゃんっ
あの物語が、とうとう
あさきた神楽発表会にやってきましたー
良い仕事する抜刀斎。家族のため金のため。
抜刀斎:石川 昌士さん。
~第八幕 鈴張神楽団 枡屋 お蓮~
音響、照明、ドライが整うホールでどう演じられるか、鈴張の皆さんも楽しみになさっていたようです。
これらの演出とピタリ息が合った時、舞手の心も昂るとおっしゃいます。
さて、一昨年の暮れに初演を迎えたこの演目は。
やはり拝見する毎に、少しずつ変化を加えておられます。
勢いで舞う演目とは違うので、時間をかけじっくり取り組みたいとお話される、橋原 慎也さん。
『面をつけることで、年を重ねても舞っていける演目。これから舞い込んで!舞い込んで!舞子・奏楽共に技量を磨いていきます。』
鈴張の枡屋お蓮を観たいね、と言ってもらえたら嬉しいですと結ばれました。
《久衛門は 生まれ故郷のよい男 振り向く姫が袖をひくかな》
お連を“境目”に導く、奏楽の皆さん。
大太鼓:橋原 慎也さん、小太鼓:吉田 和哉さん、
手打鉦:薮本 司さん、笛:青木 静さん。
かえりのない釘に、狂気を注ぎ込む。
枡屋お蓮:竹迫 正将さん。
一振りごとに戻れなくなって。
時折別のものが顔を出します。
隣の里に囲う、娘に逢いにいく久衛門ですが。
自業自得なので、仕方ないね桝屋久衛門:山中 数人さん。
捕まっちゃった。あーあ。
お蓮の本望ではない、哀れな姿です。
しかし最後は事代主命によって来世の幸せが約束され、昇天します。
2015,03,31 Tue 09:36