

ところで今年は、初の取り組みで、神楽女子のモニターツアーが開催されました。
全演目鑑賞と、モニターツアー独自の細やかなアンケートに記入して頂くというものでした。
長時間にわたって大変ながら、新鮮な気持ちで鑑賞されたかもしれませんね。


第三部 新たなる神楽への挑戦
~第八幕 大江山 山王神楽団 ~
本番直前に出演者、裏方さんが、しっかり握手します。
『表があって裏がある、裏があって表がある。お互いに“よろしゅう頼むで!”と思いながら握手しとります。』
上演後、田坂真吾団長にお話を伺いました。
『しかもわし、本番中何も考えてない、何も覚えてないくらい集中できとるんよ。』
自分の役割に全集中させてもらえるのも、裏方さんと、個々の団員の鍛錬のお陰じゃねと繰り返されました。


源頼光:前 翔太さん、渡辺綱:井上 亮さん、坂田金時:霜江勇弥さん。
又、山王の大江山の特徴として、特に神の衣裳に拘りがあります。
鎧にはじまり、てこ等の小さな所まで、頼光・綱・金時の家紋を入れ、色を統一し、これが会場のどこから見ても、とても美しいのです。
昔から大江山という演目は、衣装魅せという性質も持つことから。
衣裳を揃え、誇らしい気持ちで、北広島町から来た山王神楽団が、早春神楽で大江山を披露する。
これも地元・氏子さんたちへの恩返しのひとつであるとお話されました。


酒呑童子:中川克也さん。


茨木童子:平田俊文さん、唐熊童子:芳信 智也さん。






2015,03,05 Thu 13:13
