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贅沢な午後。
太陽石見神楽のあれこれ講座に参加しました太陽

江津市観光PRセンターが開催しているもので、今年は2回目。

講師は都治神楽社中の林 浩司さん。

受付でスーツ姿の林さんにご挨拶すると『去年と同じ話をするからねにひひ』と笑っておられました。



参加費500円。資料の他に神楽カレンダー、コーヒー、桑の実ケーキ、
敬川饅頭がついていました。わおっ音符


浜田の利休饅頭もいいけど、敬川饅頭が美味しいな~、から始まり、江の川と広島の位置関係を説かれる。あっという間に20分経過。

『1時間半なんて時間は、私にとっては“へ”みたいなもんです。』

石見神楽の流れ。広島神楽との違い。
衣装・手道具の移り変わりや、演目の紹介と思い入れ。

又、ここ30年、石見神楽を取り巻く環境が大きく変わった要因として挙げられたのは
①入場料の導入と大会の増加。
②音響設備の充実。
③ビデオなど、家庭用電化機器の普及。
これに伴って、宮祭りの様子も違ってきた、とも。



上熱心な参加者。メモしまくりっ!

後半。質問有りますか?とうっかり。質問攻めに。

“衣装で見られる生き物は(青竜・鳳凰などの)四神からきているの?”

“神降しと神迎えはどうちがうの?”

“大蛇の型(フォーメーション)にはそれぞれ名がついているの?”

ほえ~~汗

皆さん神楽見ながら、そういったことを考えていらっしゃるんですね。

大蛇の指導について盛り上がりました。

『見得の仕草で、蛇頭の口から顔が見えるようではダメ。大蛇の目が、観客の目と合わなければ。』

『途中休んでもいいから、蛇胴のどこかを動かしなさい。』

。。。確かに。凄みやら気持ち悪さがイメージできますねグー



上校訂 石見神楽台本を手に。
『これが一番大事です。石見人の身体に沁みこんでいる。』



私は、終了後に質問させていただきました。

《石見神楽は進化しているが変化していない》

端々におっしゃっていました。・・・その気持ちは・・?

『先人たちの苦労の積み重ねこそが、石見神楽。
これを伝統として、誇りとして、脈々と次世代に伝えていく。社中が存在する限り、この繰り返しは変わらない。
責任と祈りを込めて“世代神楽(世代を超えて受け継がれる精神)”と呼んでいるんですよにこっ
一方で、華やかに便利に舞えるようにと、時代に合ったものを取り込んできたことは、進化と言えると思います。』

林さんの体の中を流れる時代の尺度。スケールの大きさ。

直接お話を伺えて、本当に良かったです。



上吉和、戸河内、加計などで審査員を務める吉井敏弘さんも参加しておられました。林さんへの質問も、きっと独特のものでしょう。
先週も、カレーを食べながら神楽話に花を咲かせたばかり。
『斉藤君、勉強しようでー!』と楽しそうでした。

| 斉藤裕子 | comments (x) | trackback (x) | 携帯より |

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