台風、大丈夫でしたか?
周辺では何事もなく過ぎていったように思いますが。
引き続き安全第一でいきましょうね。
残暑と台風、秋に一歩ずつ近づいていきますね。
では前回の広島神楽定期公演
溝口神楽団の皆さんの登場でした。
今までご一緒できた機会は、たまたま、続けて“折敷舞”だったことから。
この度は溝口さんの物語性豊かな舞を、新鮮に拝見しました。
雨の日、ロビーのデモンストレーションには何重にも人垣ができています。
溝口神楽団の皆さんは芸北ですが
豊平・大朝と面した位置にあり。
昔から演目・舞い方とも、大朝系の神楽を舞っておられたようです。
昭和40年代から近年にかけて、時代の移り変りと共に新舞を取り入れ、現在は旧舞新舞両方を継承されています。
またこの日は、溝口神楽団・初の創作神楽となる稲村ケ崎を披露されました。
構想3年、昨年12月にひと通り完成を迎え、上演の度に整え直しながら、大きな舞台では初上演となったと伺っております。
始めに登場するのは主役・新田義貞。幕府討伐を高らかに宣言します。
~第一幕 稲村ケ崎~
歴史がお好きな下杉陽介さんが書きおろされました。
伝説の中の、新田義貞が宝剣を龍神に捧げるという劇的な場面が目に留まり。
ここから神楽として描くイメージが膨らんだとのお話でした。
善も悪も魅力的に語れているな~と口上に耳を傾けました。
続いて登場するのは足利義詮(よしあきら)。挙兵し、新田義貞の援軍となります。
あらすじ
鎌倉時代末期、幕府の権力を欲しいままに横暴を極める、北条高時がありました。
天皇を中心とした新しい世を望む後醍醐天皇は、新田義貞を大将として討幕軍を作り、足利義詮(よしあきら)も挙兵して、討幕軍は膨らんでいきます。
ところが鎌倉は、四方を山海に囲まれた要塞の地で、容易に攻めることはできません。
井の頭弁財天のお告げにより、稲村ケ崎に着いた義貞が、伝家の宝刀・黄金の太刀を龍神に捧げ祈ると。
大海はみるみるうちに引き、道となり、討幕軍は鎌倉に攻め込み、北条高時率いる幕府軍は追い詰められていきます。
大太鼓:吉田裕大さん、小太鼓:下杉昌樹さん、
手打鉦:櫻井辰彦さん、笛:下杉陽介さん。
新田義貞:滝口裕訓さん、足利義詮:堀田隼人さん、
龍神:吉田勝司さん、北条高時:宮本繁樹さん、
北条時行:宮本幸範さん、長崎高重:横畑浩司さん。
戦勝祈願に訪れた井の頭弁財天で、“稲村ケ崎へ向かい海から攻めよ”と神託を授かる義貞と義詮。
一方、北条高時率いる幕府軍は、鎌倉の天然の要塞を盾に、討幕軍をあざ笑っております。
稲村ケ崎に到着した討幕軍・義貞は、大海を前に龍神に祈ります。
伝家の宝刀・黄金の太刀を捧げると・・・大海が拓け砂浜の道となり、討幕軍を鎌倉へと導くのでした。
鎌倉の地へとなだれこんだ討幕軍は、幕府軍と激しい戦いの末に、幕府軍を追い詰めていきます。
北条家再建の願いを託し、体を張って北条家の嫡男・時行を逃がす長崎高重。悪には悪の道徳。
いよいよ北条高時との戦いが始まります。
しかし、最後を知った北条高時は・・・
敵の刃に倒れることを拒み、自害という道を選びます。クライマックス、ドラマチックでとても迫力がありました~!
続くよ~
~明日の定期公演は~
三次市から、穴笠神楽団の皆さんです。
なんとオリジナル創作演目2本立てです。
第一幕・将門の乱では、将門を正義と説くか悪と説くか、物語の角度を楽しんでもらえそうです。
又、第2幕・明神山は、世羅町・明神山に伝わる伝説を基に描く、女の復讐の悲しい物語です。
あらすじをしっかり読んで、ゆっくり鑑賞したいですね。
8月26日(水)18時開場 19時開演
穴笠神楽団 将門の乱 明神山
広島県民文化センター(中区大手町)082-245-2311
周辺では何事もなく過ぎていったように思いますが。
引き続き安全第一でいきましょうね。
残暑と台風、秋に一歩ずつ近づいていきますね。
では前回の広島神楽定期公演
溝口神楽団の皆さんの登場でした。
今までご一緒できた機会は、たまたま、続けて“折敷舞”だったことから。
この度は溝口さんの物語性豊かな舞を、新鮮に拝見しました。
雨の日、ロビーのデモンストレーションには何重にも人垣ができています。
溝口神楽団の皆さんは芸北ですが
豊平・大朝と面した位置にあり。
昔から演目・舞い方とも、大朝系の神楽を舞っておられたようです。
昭和40年代から近年にかけて、時代の移り変りと共に新舞を取り入れ、現在は旧舞新舞両方を継承されています。
またこの日は、溝口神楽団・初の創作神楽となる稲村ケ崎を披露されました。
構想3年、昨年12月にひと通り完成を迎え、上演の度に整え直しながら、大きな舞台では初上演となったと伺っております。
始めに登場するのは主役・新田義貞。幕府討伐を高らかに宣言します。
~第一幕 稲村ケ崎~
歴史がお好きな下杉陽介さんが書きおろされました。
伝説の中の、新田義貞が宝剣を龍神に捧げるという劇的な場面が目に留まり。
ここから神楽として描くイメージが膨らんだとのお話でした。
善も悪も魅力的に語れているな~と口上に耳を傾けました。
続いて登場するのは足利義詮(よしあきら)。挙兵し、新田義貞の援軍となります。
あらすじ
鎌倉時代末期、幕府の権力を欲しいままに横暴を極める、北条高時がありました。
天皇を中心とした新しい世を望む後醍醐天皇は、新田義貞を大将として討幕軍を作り、足利義詮(よしあきら)も挙兵して、討幕軍は膨らんでいきます。
ところが鎌倉は、四方を山海に囲まれた要塞の地で、容易に攻めることはできません。
井の頭弁財天のお告げにより、稲村ケ崎に着いた義貞が、伝家の宝刀・黄金の太刀を龍神に捧げ祈ると。
大海はみるみるうちに引き、道となり、討幕軍は鎌倉に攻め込み、北条高時率いる幕府軍は追い詰められていきます。
大太鼓:吉田裕大さん、小太鼓:下杉昌樹さん、
手打鉦:櫻井辰彦さん、笛:下杉陽介さん。
新田義貞:滝口裕訓さん、足利義詮:堀田隼人さん、
龍神:吉田勝司さん、北条高時:宮本繁樹さん、
北条時行:宮本幸範さん、長崎高重:横畑浩司さん。
戦勝祈願に訪れた井の頭弁財天で、“稲村ケ崎へ向かい海から攻めよ”と神託を授かる義貞と義詮。
一方、北条高時率いる幕府軍は、鎌倉の天然の要塞を盾に、討幕軍をあざ笑っております。
稲村ケ崎に到着した討幕軍・義貞は、大海を前に龍神に祈ります。
伝家の宝刀・黄金の太刀を捧げると・・・大海が拓け砂浜の道となり、討幕軍を鎌倉へと導くのでした。
鎌倉の地へとなだれこんだ討幕軍は、幕府軍と激しい戦いの末に、幕府軍を追い詰めていきます。
北条家再建の願いを託し、体を張って北条家の嫡男・時行を逃がす長崎高重。悪には悪の道徳。
いよいよ北条高時との戦いが始まります。
しかし、最後を知った北条高時は・・・
敵の刃に倒れることを拒み、自害という道を選びます。クライマックス、ドラマチックでとても迫力がありました~!
続くよ~
~明日の定期公演は~
三次市から、穴笠神楽団の皆さんです。
なんとオリジナル創作演目2本立てです。
第一幕・将門の乱では、将門を正義と説くか悪と説くか、物語の角度を楽しんでもらえそうです。
又、第2幕・明神山は、世羅町・明神山に伝わる伝説を基に描く、女の復讐の悲しい物語です。
あらすじをしっかり読んで、ゆっくり鑑賞したいですね。
8月26日(水)18時開場 19時開演
穴笠神楽団 将門の乱 明神山
広島県民文化センター(中区大手町)082-245-2311
2015,08,25 Tue 21:01