奉納シーズン真っ只中
先日の西村八幡さん奉納を振り返ってみたいと思います。
スズメバチ襲撃に、前半をすっかり奪われてしまった、今までにない経験でした。
スズメバチといえば、今回の台風19号VONGFONG(ヴォンフォン)は、マカオの言葉でスズメバチという意味だそうですね。
日本では星座を用いますが、台風の名前にもそれぞれの国の個性が出るような気がします。
「ぐ・り・こ」「ぱ・い・な・つ・ぷ・る」「ち・よ・こ・れ・い・と」
西村八幡さん向かいの折居駅。もうすぐ水平線に漁火が浮かび上がります。
今年、初めて祭典から拝見しました。
奉納の時間が近づく夕食
もう気が急いて、何を食べているか分からない
そこへ、総代の一人をつとめさせてもらっている父が。
宮の支度を整えて慌ただしく帰ってきました。
祭典のためスーツに着替えて、すぐに出かけるというので。
敷物を敷いておいて欲しいんだけど・・・
と、渡そうとしたところ。
『そんな恥ずかしいことが出来るかっ!』と一喝。
ところが、それを聞いていた娘が。
『おじいちゃん、私も宮の中で近くで神楽を見たいよ。』と再度お願いすると。
『そうかぁ!じゃあ待っとるけぇ早う来るんでぇ』とニコニコ、敷物を抱えて出かけて行きました。
┐( ̄▽ ̄)┌ ヤレヤレ
そんなこんなで今年も、大太鼓の向かいの角っこあたり。
昔から、そこで見るのが好きなんです。
~塩祓~
(今さらながら)“塩”なんですね。校訂台本も塩。
舞人と気持ちを合わせるように心の準備をしながら。
宮の中、ひとつひとつに目を移していきます。
派手やかな染め幕も、はじめ綺麗に揃っている天蓋も、宮の古くさい電球も全部嬉しいものです。
薄明りの元、衣装の光沢に時の錯覚を覚えます。
・・・小太鼓の方はスズメバチに気付いておられますね。
~神迎(かんむかえ)~
儀式舞の狩衣から起こる風を感じると、くらくら萌えます
だのに、今年はスズメバチのせいで落ち着いて見られませんでした。
でも後になって、皆で笑いながら思い出を共有できれば、今年の奉納は特別なものになりますね。
四人舞に、囃子方の意気が相俟って、活気に満ちていきます。
境内の異変に、悲鳴が聞こえだすころ。
それでも、一旦は持ち直し、続行。
しかしもう、数の多さに収拾がつかなくなり。。。
安全な場所に避難。観衆はひと塊になって様子を見守っています。
スズメバチは減ったり増えたり。恐る恐る続行します。
天蓋の中にもいましたから、舞人さんも怖かったでしょう。
ここで中断&再開
~八幡~
お迎えした神々と共に神楽を楽しむ始まりの演目は、八幡神の祭神を讃える物語です。
「はちまん」・・・たまたま隣に座っておられた女性と「今夜は蜂万?」「蜂満かも?」と盛り上がっておりました。
めくりに「はち」って
独特の雰囲気、意図を感じる面。第六天の悪魔王の解釈もまた、色々です。
八幡では、神通の弓。方便の矢。(※もちろん全てではありません)塵輪と混同してしまうんです・・・
続くよ~。
先日の西村八幡さん奉納を振り返ってみたいと思います。
スズメバチ襲撃に、前半をすっかり奪われてしまった、今までにない経験でした。
スズメバチといえば、今回の台風19号VONGFONG(ヴォンフォン)は、マカオの言葉でスズメバチという意味だそうですね。
日本では星座を用いますが、台風の名前にもそれぞれの国の個性が出るような気がします。
「ぐ・り・こ」「ぱ・い・な・つ・ぷ・る」「ち・よ・こ・れ・い・と」
西村八幡さん向かいの折居駅。もうすぐ水平線に漁火が浮かび上がります。
今年、初めて祭典から拝見しました。
奉納の時間が近づく夕食
もう気が急いて、何を食べているか分からない
そこへ、総代の一人をつとめさせてもらっている父が。
宮の支度を整えて慌ただしく帰ってきました。
祭典のためスーツに着替えて、すぐに出かけるというので。
敷物を敷いておいて欲しいんだけど・・・
と、渡そうとしたところ。
『そんな恥ずかしいことが出来るかっ!』と一喝。
ところが、それを聞いていた娘が。
『おじいちゃん、私も宮の中で近くで神楽を見たいよ。』と再度お願いすると。
『そうかぁ!じゃあ待っとるけぇ早う来るんでぇ』とニコニコ、敷物を抱えて出かけて行きました。
┐( ̄▽ ̄)┌ ヤレヤレ
そんなこんなで今年も、大太鼓の向かいの角っこあたり。
昔から、そこで見るのが好きなんです。
~塩祓~
(今さらながら)“塩”なんですね。校訂台本も塩。
舞人と気持ちを合わせるように心の準備をしながら。
宮の中、ひとつひとつに目を移していきます。
派手やかな染め幕も、はじめ綺麗に揃っている天蓋も、宮の古くさい電球も全部嬉しいものです。
薄明りの元、衣装の光沢に時の錯覚を覚えます。
・・・小太鼓の方はスズメバチに気付いておられますね。
~神迎(かんむかえ)~
儀式舞の狩衣から起こる風を感じると、くらくら萌えます
だのに、今年はスズメバチのせいで落ち着いて見られませんでした。
でも後になって、皆で笑いながら思い出を共有できれば、今年の奉納は特別なものになりますね。
四人舞に、囃子方の意気が相俟って、活気に満ちていきます。
境内の異変に、悲鳴が聞こえだすころ。
それでも、一旦は持ち直し、続行。
しかしもう、数の多さに収拾がつかなくなり。。。
安全な場所に避難。観衆はひと塊になって様子を見守っています。
スズメバチは減ったり増えたり。恐る恐る続行します。
天蓋の中にもいましたから、舞人さんも怖かったでしょう。
ここで中断&再開
~八幡~
お迎えした神々と共に神楽を楽しむ始まりの演目は、八幡神の祭神を讃える物語です。
「はちまん」・・・たまたま隣に座っておられた女性と「今夜は蜂万?」「蜂満かも?」と盛り上がっておりました。
めくりに「はち」って
独特の雰囲気、意図を感じる面。第六天の悪魔王の解釈もまた、色々です。
八幡では、神通の弓。方便の矢。(※もちろん全てではありません)塵輪と混同してしまうんです・・・
続くよ~。
2014,10,13 Mon 21:56