幕開けは、石見神楽細谷社中の皆さん。
代替わりしたばかりの貴船で、幕開けを飾っていただきます!
この夏で9年目を迎える月いちの舞。
ひとつひとつの開催にテーマを設けてお送りしてきましたが。
その中でも一番おどろおどろしい特集となりました。
男女の愛憎をはじめとして、恨み、嫉妬、復讐、愛欲と。
女の赤黒さを「情念」とし。
人の心を舞う物語が、神楽の魅力、芸術性を高めるものとして。
鬼女の心に自分の心を重ねて頂く会となりました。
~第一幕 貴船 石見神楽 細谷社中~
「草木も眠る丑三つ時。
午前二時頃、風の音も止まり、時も止まる、全く静かな真夜中。
裏切りの男に下される女の仕打ちは、貴船の社で繰り返されてきたといいます。」
文:石井誠治さん
細谷社中では、夜明かしなどの奉納では、貴船は午前2時頃と決まっているそうです。
又、貴船を舞う社中さんが少ないことから、依頼もあるそうですが、舞う場所、時間等を考慮して受けられています。
その終わりに大きな余韻を残す貴船。
誰もいなくなった舞台、開いたままの神楽幕にどんな物語を綴られたでしょうか。
男への恨み、悲しみを切々と。(女・鬼女:岡本 健太さん)
この後、鬼女となった場面の、奏楽との合わせ舞が渋いっ。
安倍清明、三吉、男の場面はドリフかと・・・
秘術がしたためられたタウンページ。(安倍清明:後野裕次さん)
この面付き藁人形。昔から続く伝統だそうです(三吉:木戸雅広さん)
似てる似てる!(男:高村洋志さん)
ひとり残され、震える男。
・・・の背後から、鬼と化した元・女房。
あらま~。
しもとを以て打つや打つ。
つづくよっ
2014,07,18 Fri 09:28