もうちょっとだね。この中にあんなほっくりしたものが詰まっているなんて・・・
カープマジック『21』だーい
やっぱりホームゲーム強いですね。
とにかくジョンソンおめでとう!
では続いて、今週の広島神楽定期公演
溝口神楽団の皆さんです。
幕間のお話は櫻井辰彦団長でした~。
櫻井団長の神楽人生は中学生ではじまり、姫・神の道をおよそ40年。
この度、初の鬼を舞うこととなり。
第一幕の戻り橋で、茨木童子を演じられました。
はじめ『酸素を用意しておいて。』と、楽屋で皆を笑わせていらっしゃった櫻井さんでしたが。
上演後は『神楽の華といわれる鬼を舞わせてもらい、舞子冥利に尽きます。』と一言、キラリ!と輝く笑顔でした。
さて、溝口神楽団の皆さんは、子供神楽の指導を始められ、現在小学生1年生から中学生まで7人の子供たちの指導にあたられています。
子供たちは地元・溝口の子供たち。
この定期公演でも、中学2年の横畑あゆなさんが笛を吹かれ『今一番の成長株』と、団員の皆さんの大きな期待を背負います。
まだ舞台で吹かれるのは『えーと、3回目かなぁ?』という、ご本人のお話に驚きました。
舞をしっかり見つめ落ち着いた様子は、自覚と神楽への興味に溢れ、頼もしかったです。
来月10月15日(日)芸北高原まつりに、子供神楽の皆さんが悪狐退治で初出演されます。思い出深く、素晴らしい舞台となりますように!
そして本格的な秋の到来と共に、溝口の皆さんは毎週のように奉納神楽が続きますので一部をご紹介します。
地祭りは10月28日(土)中山八幡神社と、10月7日(土)の照宮神社です。
夜11時頃から始まり、明け方4時ごろまで。
よ、4時?
又、10月21日(土)は、安佐南区祇園の熊野神社奉納です。
奉納では、旧舞、新舞、半々くらいで舞われ、注目される折敷舞も予定されているそうです。
溝口神楽団の様々な舞と、ノスタルジックな秋の一夜をぜひ堪能してください。
父の復讐だけを生きる術として。
~第二幕 滝夜叉姫~
溝口神楽団の代表演目として知られる滝夜叉姫。
常に磨き続け、この度、ほとんどの口上とクライマックスの構成を整え直されました。
柱となるのは、運命に翻弄される五月姫の心と、父・将門への慈愛です。
妖術が解かれ、自らの最後を悟った五月姫は、無念の深淵をさまよい、最後は『愛しき父上様』と昇天し、大きな余韻を残して結ばれます。
大太鼓:下杉昌樹さん、小太鼓:宮本繁樹さん、
手打鉦:櫻井辰彦さん、笛:下杉陽介さん。
大宅中将光圀:滝口裕訓さん、山城光成:堀田隼人さん、
滝夜叉姫:吉田裕大さん、夜叉丸:横畑浩司さん、
蜘蛛丸:宮本幸範さん。
左は、茨木童子に思いを込める櫻井辰彦団長です。
右は善兵衛さんを舞われた下杉陽介さん。新しい善兵衛さんの面はまるで下杉さんがモデルのようにそっくり(誉め言葉ですから~)。
2017,08,25 Fri 22:30