夏の贅沢、ふわふわ梅干し~幸せ~
早春神楽、第3部後半です。
戻り橋から、羅生門、大江山をご覧いただきました。
~第七幕 上河内神楽団 羅生門~
この羅生門は、上河内の先輩方が初めて賞に入られた、思い入れのある演目。
この日の舞台では神・鬼共に、二人の若手の舞子さんが先輩のリードのもとに経験を積んでおられました。
綱を舞う河野拓海さんと、茨木童子の西田良也さん。
今、上河内神楽団は若手さんを伸ばす時期にあるのだそうです。
藤田浩記さんは『舞台に出してもらうことが嬉しくて仕方のない時期だと思う。その勢いが僕たちの良い刺激になる。』とおっしゃいます。
『自分たちも、先輩たちに同じように連れて舞ってもらってきた。今度は自分たちが後輩を育てることが、先輩への恩返し。』
この気持ちが10年後20年後、受け継がれていきますように
源頼光:河野 健さん、渡辺綱:河野拓海さん、
白妙:中村潔文さん、酒呑童子の化身:藤田浩記さん、
酒呑童子:石川啓介さん、茨木童子:西田良也さん。
大太鼓:河野達也さん、小太鼓:石川直樹さん、
手打鉦:藤田隆幸さん、笛:後藤優希さん。
~第八幕 原田神楽団 大江山~
帰り際に、河野英利さんに足を止めて頂きお話を伺いました。
まずは『いや~しんどかったぁ~。』の一言
一呼吸置いて『来年20回を迎えるお祝いと、激励の気持ちを込めて、今日の大江山も一生懸命舞わせてもらいました。』と、すっきりとされた笑顔でした。
『この大きな舞台での共演は、やはり他の神楽団との切磋琢磨でしょう。舞うんであれば、他の神楽団に負けないように舞おう!といつも思っています。』
なんと清々しい!
又、最近は舞台用にまとめられた大江山を舞うことが多く。
1時間半はかかる三段返しを舞う機会もなかなかないことから、若い団員さんが見る機会、舞う機会がないとおっしゃいます。
『どこか、まつりでじっくり舞いたいですね・・』と結ばれました。
写真は、酒宴の場面からどうぞ。
源頼光:河野英利さん、卜部六郎季武:國廣達也さん、
坂田金時:舛田 洋さん、紅葉姫:松長将一さん、
酒呑童子:水重 剛さん、茨木童子:河野伸良さん。
大太鼓:清水成美さん、小太鼓:市尻篤識さん、
手打鉦:松岡健一さん、笛:原田健次さん。
写真撮影・掲載主催者許可有。
2017,07,14 Fri 19:14