後半2演目は
「可愛さ余って憎さ百倍」となった物語。
まずは昨年初演を迎えたばかりの、このお話から。
~第3幕 枡屋お蓮 鈴張神楽団~
=あらすじ抜粋=
石州益田藩の庄屋「枡屋 久衛門(くえもん)」には、内儀「お蓮」がおりました。
お蓮は特別美人ではありませんでしたし、親同士の決めた政略結婚のようなものでしたが、ただただ一途に久衛門を慕っておりました。
しかし、そんな妻の心などどこ吹く風、年重ねたお連の存在に辟易した久衛門は、隣の里に年若い娘を囲い者としてしまいます。
家を空け、帰らぬ久衛門を待ち続けるお連でしたが、ついにその辛抱も決壊する時が来ました…(石丸賢太郎さん:筆)
古今東西、枡屋お蓮のようなお話はどこにでもあるようですね
さて!女として哀しく、恐ろしいお蓮を舞うのは竹迫正棋さん。
『鈴張の枡屋お蓮の85%は、竹ちゃんでできている。』と言われるほど、表に出たまま、お蓮の心の移り変りを演じていきます。
やはりお蓮への共感・投影は大きく、九衛門の人となりに本気で腹が立つようです
では、あらすじに沿ってご紹介~。
お蓮が、鍛冶屋・抜刀斎(石川昌士さん)に丑の刻参りに使う、呪いの五寸釘を注文する場面。
一旦はお蓮に止めるよう説得する抜刀斎ですが、金に目がくらんでしまいます。
「その釘、首を作ることなかれ。」釘の頭(首)の部分を「かえり」ということから。
呪いが術者に「かえらない」ように、五寸釘には「かえり」を作らないそうです。
呪いの支度が整ったお蓮、何やらもう、愉快そうにも見えます。
人の道を外れていくお蓮。
貴船の神に願いが通じたのでしょうか・・・
お蓮のことを「面白みのない女」と罵る九衛門(山中 数人さん)。何も知らないまま、隣の里に囲うお妾さんのもとへと向かいます。
妾さんかと思いきや!すでにお妾さんを手にかけたお蓮。
まだこの時には九衛門を許すとまで言い、最期のチャンスを与えるのですが・・
とうとう夜叉となり。
蛇体となって、九衛門に制裁を下すのです。
しかし、その最後は、正邪の判断の神である事代主(角田浩一さん)の情けによって。
天上界へと導かれていくのです。
8月16日、今田神楽団、盆神楽共演大会でも舞われますよ
「可愛さ余って憎さ百倍」となった物語。
まずは昨年初演を迎えたばかりの、このお話から。
~第3幕 枡屋お蓮 鈴張神楽団~
=あらすじ抜粋=
石州益田藩の庄屋「枡屋 久衛門(くえもん)」には、内儀「お蓮」がおりました。
お蓮は特別美人ではありませんでしたし、親同士の決めた政略結婚のようなものでしたが、ただただ一途に久衛門を慕っておりました。
しかし、そんな妻の心などどこ吹く風、年重ねたお連の存在に辟易した久衛門は、隣の里に年若い娘を囲い者としてしまいます。
家を空け、帰らぬ久衛門を待ち続けるお連でしたが、ついにその辛抱も決壊する時が来ました…(石丸賢太郎さん:筆)
古今東西、枡屋お蓮のようなお話はどこにでもあるようですね
さて!女として哀しく、恐ろしいお蓮を舞うのは竹迫正棋さん。
『鈴張の枡屋お蓮の85%は、竹ちゃんでできている。』と言われるほど、表に出たまま、お蓮の心の移り変りを演じていきます。
やはりお蓮への共感・投影は大きく、九衛門の人となりに本気で腹が立つようです
では、あらすじに沿ってご紹介~。
お蓮が、鍛冶屋・抜刀斎(石川昌士さん)に丑の刻参りに使う、呪いの五寸釘を注文する場面。
一旦はお蓮に止めるよう説得する抜刀斎ですが、金に目がくらんでしまいます。
「その釘、首を作ることなかれ。」釘の頭(首)の部分を「かえり」ということから。
呪いが術者に「かえらない」ように、五寸釘には「かえり」を作らないそうです。
呪いの支度が整ったお蓮、何やらもう、愉快そうにも見えます。
人の道を外れていくお蓮。
貴船の神に願いが通じたのでしょうか・・・
お蓮のことを「面白みのない女」と罵る九衛門(山中 数人さん)。何も知らないまま、隣の里に囲うお妾さんのもとへと向かいます。
妾さんかと思いきや!すでにお妾さんを手にかけたお蓮。
まだこの時には九衛門を許すとまで言い、最期のチャンスを与えるのですが・・
とうとう夜叉となり。
蛇体となって、九衛門に制裁を下すのです。
しかし、その最後は、正邪の判断の神である事代主(角田浩一さん)の情けによって。
天上界へと導かれていくのです。
8月16日、今田神楽団、盆神楽共演大会でも舞われますよ
2014,07,19 Sat 16:25