

ではでは芸石を振り返ってまいりましょう。
毎年10月初めの週末に開かれるこの大会は。
夏の続きの秋から。
冬に続く秋へと切り替る節目のように感じています。
そしていよいよ、奉納神楽のシーズンもやってくるという昂ぶりが、静かに広がっています。
~プログラム1番 神降し 山王神楽団~
「祖霊をはじめ、天神・地祇(八百万の神々)をお迎えする舞である」と紹介があります。
神々と共に、66回の大会を脈々と受け継いでこられた先人たちの魂をお迎えして、見守って頂くためのセレモニーと思います。


~プログラム2番 土蜘蛛 原田神楽団~
競演のトップバッターの印象の強さは、そのまま最後のプログラムまで影響するような気がします。
今回、胡蝶の熱演に会場はすっかり呑まれ、染められておりました。
巣帰りの土蜘蛛の用意を整え、花道に控える垣内和久さんが。
『じゃあ、これから暴れてきますから!』と、笑顔で清々しく気合を入れる姿。
この気概が、現在の競演神楽を引っ張っていかれているんだな~と、袖から見送りました。
垣内さん、演技の部・個人賞おめでとうございます



卜部六郎季武:舛田 洋さん、坂田金時:松長 将一さん


胡蝶:垣内 和久さん。


数百年の時を超える恨みだからね~。
続くよ~
2014,10,23 Thu 00:12
