明日は中秋の名月。晴れますように。
前回の広島神楽定期公演
飯室神楽団の皆さんをご紹介します。
和やかに、お客様おもてなし中の大蛇さん。
シチュエーションによって色んな表情に見えるのも、大蛇の不思議な魅力ですね。
今年、結成から35年という節目を迎えられた飯室神楽団の皆さん。
話を伺えば伺うほど、旧舞への愛情と真摯な姿勢に頭が下がります。
又、この定期公演出演に際しては、幕間に「何かお土産話を」と、いつも新奇な趣向を用意してくださっています。
前回は「塵倫・衣装体験 完全版ひとり分」でした。
威厳ある舞に、重厚な衣装あり!
鎧下から面の装着まで。
普段見えない部分も衣装にはすべて意味があるという解説をしながらの、貴重な時間となりました。
そして今年は「手打鉦、見た感じより〇〇体験」でした。
次回ご紹介しますね~
~第一幕 塵倫~
小学校4年から仲哀天皇を舞われる野見山渉さん。
入団し、初めて舞ったのが仲哀天皇だったそうで、この舞に対する情熱は確固不動です。
10代~20歳ごろ、竹麻呂を舞う時期を経て。
ここ10年は仲哀天皇を野見山さん、竹麻呂を倉頭さん、塵倫は佐々木さんと3役を担われています。
この積み重ねは、舞の呼吸となり。
お互いの気脈を通じて、その日にしかない舞台が誕生するのだそうです。
『時々相手の、あれ?という動きがあっても、心の中でニヤニヤしながら互いに息を合わせて舞うことが出来るんですよ』
同じ演目を、何度見ても良いな~と思うのは、団員さん同志のこの共鳴なのかもしれませんね。。。
大太鼓:下田勝行さん、小太鼓:吉村公司さん、
手打鉦:湯月大生さん、笛:大西菜つみさん。
仲哀天皇:野見山 渉さん、竹麻呂:倉頭勇太さん、
塵倫:佐々木俊一さん。
~明日(4日)の定期公演は~
鈴張神楽団の皆さんです。
「土蜘蛛」「枡屋お蓮」です。
怨念、情念・・・にまみれる一夜です。
ぜひお誘いあわせの上、お越しください
18時開場 19時開演 広島県民文化センター
(082)245-2311
2017,10,03 Tue 23:41