1時間、みっちり。会議らしい会議だった。。。
今夜は
来年度の、広島神楽定期公演の団長さん会議でした。
来年度(4月~)は42団体の神楽団の皆さんにお世話になります。
この度も、平日水曜日をよく踏み切ってくださいました。
又、続けて出演してくださる皆さんには、当日のドタバタや無茶を経験した上でのご協力、心から感謝しております。
<m(__)m>
今年も5公演を残すのみとなりましたが。
ひとつずつの公演を大切にして、来年度へ勢いよく繋げていきたいと痛感しております。
懇親会にて。挨拶をされる筏津神楽団・水口一真さんと前河伸弥さん。登場しただけで、和やかな笑いでいっぱいになる魅力。
ではでは続いて県競演
ここから競演の部に入っていきます。
今回は司会者の控え席が、奏楽の皆さんの後方となり。
舞台が高いこともあって、ほとんど写真が撮れていません。
背伸びして、隙間から撮った写真で、雰囲気だけ感じていただけば。。。
さて、トップバッターは桑田天使神楽団の皆さん。
(前にも書いたね。)団長会議で「順番くじを引くためのくじ」で1番をひき。
順番くじでも1番を引き当てた、超運の皆さんですよ
この度は、オリジナル創作神楽である「鶴ヶ岡」で臨まれました。
鶴ヶ岡八幡宮へと参拝に向かいます。父の仇を胸に、実朝暗殺の謀を秘める公暁がいます。
~プログラム3番 桑田天使神楽団 鶴ヶ岡 ~
まずはあらすじから読んでね
今からおよそ800年の昔。
鎌倉幕府、二代目将軍・源頼家が亡くなると、
その弟・源 実朝(さねとも)が、
左近衛大将・内大臣に昇格し、右大臣となりました。
実朝(さねとも)は、叔父の北条義時(よしとき)と共に、就任の報告をかねて、鶴ヶ丘八幡宮に参拝します。
その道中、頼家の息子で、実朝(さねとも)の甥にあたる
「源 公暁(くぎょう)」と合流をして、共に参拝することとなります。
ところが、公暁(くぎょう)は、父・頼家の死を、実朝(さねとも)の策略と思い込んでおり、「親の仇はこのように討つのだ!」と叫びながら、実朝を討ってしまうのです。
事態を重く見た北条義時(よしとき)は、
大江広元(おおえのひろもと)と共に、公暁を討ち取る、というお話です。
鶴ヶ岡八幡宮を目の前に、北条義時は休息をとるため、実朝と別れます。公暁の思惑通り。
このお話は、桑田天使の先輩方が戦後から舞っておられた演目で、昭和20年代に創作されたと伝わっています。
しかし、氏神神社の火事によって、衣装など神楽に拘わるものほとんどを焼失し台本もなくなり。
以降は口伝えで舞い継がれていたものの、自然に演じられなくなったそうです。
現団員の皆さんが、そのお話を知ったのは平成に入ってからの事。
なんとか復活させようと、古老のもとを尋ね、元の脚本を整えようとされましたが、完全な形にはならず。
数々の文献や歴史書で勉強し補いながら、平成10年ころ再演を果たしました。
あらすじを拝見した際は、難しい印象でしたが。
善悪が分かりやすく、シンプル。
又、丁寧な口上で、気持が入ります。
登場人物も多く、合戦など、とても華やかでした。
そしてなんと、35分ジャストなのでしたー!
北条義時:泉 竹千代さん、源実朝:松田祐生さん、
侍女 緩如:泉 秀明さん、大江広元:吉川茂樹さん、
源公暁:平野 聡さん、手嶋友盛(公暁家臣):今井 哲さん、
三浦元直(公暁家臣):日垣貴博さん。
大太鼓:藤井伸樹さん、小太鼓:岡原尚斗さん、
手討鉦:林 貞行さん、笛:池田 拓さん。
公暁、反乱。誤解だと訴える実朝の声は届かず。
一足遅れて到着した北条義時は、全てを悟り、公暁を追いかけ討ち取ります。
2015,11,21 Sat 23:04