猿田彦さん、内幕から勇ましく登場。
比婆荒神神楽公演続きますよ~
「比婆荒神神楽社」の皆さんの2演目を、写真が多いので2回に分けてご紹介します。
この度の県民文化での公演は、比婆荒神神楽保存会の皆さんが、昨年第36回広島文化賞(地域文化の向上・普及に貢献した団体や個人に贈られる)を受賞されたことがきっかけです。
比婆荒神社の横山邦和会長のご挨拶は。。。
『これからまた皆で力を合わせて、少しでも長く後世に残していこうと大きな励みになりました。ありがとうございます。』
受賞についての感謝と喜びを、笑顔で繰り返され。
メンバーの皆さんをはじめ、女組や子ども塾の皆さんの熱心な活動についても、目を細めてお話されるので。
会場の皆さんにも感激が伝わってジーンと染み入り、比婆荒神の皆さんが受賞されて本当に良かったなと思いました。
改めて、おめでとうございました
扇の持ち方ひとつにも“洗練”を感じます。
第3部 比婆荒神神楽社
東城町に伝わる比婆荒神神楽は、最も古い形を伝承している貴重な神楽として、昭和40年に広島県無形民俗文化財の指定を受けました。
昭和46年、国から記録保存の措置を講ずべき無形民俗文化財に指定され、その後、昭和54年、国の重要無形民俗文化財の指定を受けます。
貴重な財産でもある比婆荒神神楽の伝承に向け、後継者の育成をはじめ、大切な古式の習得など日々積み重ねています。
~七座神事の内 猿田彦の舞~
「榊猿田」という古式の一人舞と「長刀猿田」という二人舞があります。悪魔祓いの舞で、「所堅めの舞」とも呼ばれます。
『さても今日今晩いかなる悪魔が魅入りますとも、この神剣をもって、東西南北に追い払い、この所のますますの繁盛を祈らばやと存じ候』
比婆荒神の猿田彦を一度見てと、神楽ファンの方から以前勧められており、やっと実現しました。
内幕に姿を現された瞬間からもう、虜でした
手に汗握る舞で、パワーに圧倒され“うわ~”と“すご~い”しか言葉に出来ていません。
白装束と赤!お二人揃った力強さ、磨かれた神剣や長刀の技、もう一度拝見したいです。
舞手:横山英史さん、横山友和さん。
大太鼓:横山邦和さん、小太鼓:佐伯宏光さん、手打鉦:小坂拳士さん、笛:田中 碧さん。
ここから、猿田彦さんの御一方が、両剣での立ち回りに入ります。
次にもう御一方の猿田彦さんが、長刀の技を披露されます。
2016,10,20 Thu 16:58