じゃーん
初めての方にも沢山お越しいただきました
7月の月一、第1回・神楽台本作家・石丸賢太郎の世界。
オープニングでの、石丸さんの紹介は。
「卒業論文は、中国山地における神楽の諸形態でした。」
「石丸さんと神楽の話をする時は、三日三晩を覚悟しましょう。」
「たったひとつ質問したら。湧水のように次から次へと話が続き、そのうち脳が爆発します。」
原稿が届いた時、わっ悪口?!と思ったほど。
で・す・が。
石丸さん程の知識の豊富さに勝る方は、なかなか見当たらず。
その探究心を、台本にまとめ上げる力と。
何より信頼してくれる神楽人たちと結びついています。
神楽はどこを拾っても、一人では叶わず。
「何はともあれ、私たちと同じ中国山地に生まれ育ち、神楽の未来を創る先駆者として、石丸さんがここにいてくれることが、私たちは嬉しいのです。」
難解と噂される石丸作品をあらすじを中心に、紹介していきま~す。
~第一幕 鈴張神楽団 将門記・新皇宣下~
ーあらすじー
この度は、将門記を前半・後半(滝夜叉)として見て頂きました。
叔父・平国香(たいらのくにか)の裏切りにより、父・良将は討たれます。
将門は息子「平良門」と娘「五月姫」を従え、国香の居城となった我が古巣へと乗り込み、国香を討ち取り、宗家の証である宝刀を取り返します。
そして、自らも天皇に連なる存在であると「新皇」を宣言し、関東八カ国の独立と万民和平の国づくりを誓います。
国香・裏切りの場面。
登場する宝刀は、権力・領地などの象徴として描かれます。
最終決戦の時。
将門と国香の合戦は・・・気持ちがそのまま出ていますね・・・
前回拝見した時は、口上を追うのに必死でしたが。
将門の志がストレートに胸に響いてきて、爽快でした。
大切に育てられている演目だと伝わってきます。
国香との最終合戦の気迫は、会場を巻き込み。
更には、舞台のパンチカーペットを巻き込み、ヒヤヒヤしました
のんびり続きます。
2013,07,19 Fri 22:20