厳しく警護するようにと仰せつかりますが・・・
近頃、琴庄神楽団の皆さんとご一緒する時は
上演後、崎内俊宏団長に、何気なく付いて歩いて話を伺う。
いわゆるぶらさがり。
しかも『今日は如何でしたか~?』というざっくりな投げかけです。
初めはいつも『いつもと一緒よぉ!』と苦笑されますが。
必ず足を止めてから、その日の想いをちゃんとお話してくださいます。
滝夜叉姫から、急遽、羅生門に変更となったこの日。
前日の、戸河内の競演での疲れも見せずに、エネルギッシュで華やかなお務めでした。
しかし、終わった途端。
控室では、この日の羅生門について、かなり細かな厳しい反省会。
“熱いうちに打つ”ということでしょうか。
さて、反省会の興奮覚めやらぬ、崎内さんのお話は。
『自分たちで考えながら仕上げる演目いうのは、我が子と一緒よ。
我が子いうのは可愛いでしょう?可愛くて欠点が見えにくい。
でもあえて!欠点を探して、ひとつひとつ良いものに変えて、
大きく育ててやりたい思うとります。』
頂きましたっ!今回も、ありがとうございました
~第4幕 琴庄神楽団 羅生門~
京都には、神楽縁の地が数多く残りますが・・・
今では鉄筋コンクリートとなった戻り橋。
その戻り橋から、南へ5キロの公園の隅には。
羅城門(らじょうもん)跡と書かれた説明板と、小さな石碑が、ひっそりと建てられています。
情に付けこむのが鬼。情に流されるのが人。
一先ず、鬼の勝利となりました。
酒呑童子(東 成憲さん)茨木童子(栗栖和昭さん)も、子供好きでして。
こういう思い出って、大切よねー
2013,06,05 Wed 22:57