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自分なりの倫理感。
家 浜田の実家にて、大正生まれのおばあちゃん(おばあ)との話家

私   『このあたりでしか味わえない郷土料理ってない?』
あばあ『じゃあ、50年ぶりにアレを作ってみようか。ウミウシ(アメフラシ)採っ      
     てきんさい』

はぁ~?ぎょウミウシって、あの紫色の液体を出す、ニュルンとしたアレ?

いやいや、ウミウシは食べ物じゃないよ。あれは、 ボールよ。
子供の頃、友達と泳いでいて、手ごろなウミウシを見つけると、沖へ思いっ切り投げる!
すると皆が一斉に、競って沖に向かう。ただし底へ沈む前に掴まないと全員負け。掴んだ子が、又沖へ投げる、という繰り返しで泳ぎや潜りが達者になるのです にこっ
ウミウシには悪いことしたよね、まぁ、空を飛べたってことでオッケー

バケツを持ってぶらぶら岩場へ。
海藻の上に、ドデンと30㎝級のド迫力(カップル多!!)がゴロゴロ ダッシュ
ようけおるわー。。夕食の材料が。。。
あんまり大きいのは呪われそうだから、中くらいのタイプを一匹チョイスです音符音符


海から戻ると、おばあが、包丁とまな板を用意して指示。
腹を横に割いて内臓を出してキレイに洗う。そしたら下ゆでして、
 1㎝ほどの輪切りにする。その後甘辛く煮付けるんよ

わ、私が調理するんですね しくしく 汗(おなかってどこだ?)
よしっ とりあえず、まな板に載せてみるか グー

『・・・・・・・・』
で、包丁持ったまま10分経過 下


状況を察知したのか、ウミウシも小さくなって怯えている しょぼん
うーむ なんだか可愛そうになってきたぞ。別にウミウシ食べなくても他に食べるものあるわけだし。
興味本位だけで食べるなんて、鬼みたいじゃないあうっ
自問自答しながらウロウロ。。

やっぱり出来ません、わたしには!! 
50年前のレシピ、復活ならず ダッシュ
おばあ曰く『にかっいいんじゃない?美味しいってほどでもないから

後で調べてみると、隠岐の島ではアメフラシ料理を、今でも郷土料理として食べさせてくれるそう。
煮付けや酢味噌和え、ゴマ味噌和えなどが紹介してありました ビール

あばあも昭和30年頃には、よく食べたらしい。
『子供の腹がいっぱいになれば、なんでもありがったかったけーねー』


ウミウシはちゃんと海に帰りました。
今頃は仲間に、まな板の感触と恐怖体験を、身振り手振りで
語っていることと思います にひひ (手ってどこだ?)

| 斉藤裕子 | comments (x) | trackback (x) | 携帯より |

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