ひとつひとつ終わっていく、この時期に恒例の神楽行事。
今年の舞い納めを迎える神楽団も増えてきて、一抹の寂しさがありますね。
昨日の広島島根交流神楽も、今年度の最終公演でした。
ご来場有難うございました。
m(_ _)m
11月広島島根交流神楽~私が観たい神楽の演目~より
第一幕 移原神楽団 風の宮

第二幕 真砂神楽保存会 田植舞

第三幕 上本地神楽団 滝夜叉姫

第四幕 琴庄神楽団 厳島

津浪神楽団 太刀納めが開催されます。
ストーブを囲んで和やかに。
今年1年を労いながら、来年への栄気を養いましょう。
津浪小学校の体育館へ集まれ~
津浪神楽団 太刀納め
12月1日(日)11時開演 津浪小学校 体育館
ゲスト:横田神楽団
プログラム
儀式舞(津浪神楽団)
天の岩戸(津浪神楽団)
(お昼休み)
葛城山(横田神楽団)
塵倫(津浪神楽団)
滝夜叉姫(横田神楽団)
八岐大蛇(津浪神楽団)
今年もお楽しみ抽選会が開かれます。
気合を入れてお越しください

名物のじいちゃんばあちゃんに逢いに来てねっ
2019,11,25 Mon 22:42
柿に始まって、柚子、レモン、ミカン等々。。。
今年もたわわに実りました。
豊穣の庭を羨ましいと思ってみたり。
その手入れが大変だなーと思ったり

今朝は、部屋が柑橘の香りでいっぱいです。
いくつかの柚子は、カットして冷凍しました。
レモンの代わりに紅茶に入れる柚子ティーは、とても美味しいですよ。
この公演が今年の舞い納めとなった、安野神楽団の皆さん。
幕間のお話は、沖野秋雄団長です。
今年は、様々な事情で団員さんの退団などが重なり。
気苦労も多い一年であったと伺いましたが。
『大変だったからこそ、周囲の皆さんの激励に希望を頂きました。人のあたたかみを本当に有難いと感じる貴重な1年でした。』と振り返られました。
そして『来年も頑張ります!』と力を込められました。
さて、この幕間では。
安野神楽団の希望の星となるお二人を、舞台でご紹介させて頂きました。
まずは4月に入団された、沖野団長の息子さん・高校1年生の沖野将希(まさき)さんです。
この定期公演では手打鉦と小太鼓をつとめ、父子共演。
沖野団長も感激一入だったでしょう
将希さんは、一見物静かな雰囲気を持っておられますが。
『これから沢山練習していい音を出したい。一生神楽を続けます!』と、誓いのご挨拶で、会場の皆さんを熱くさせました。
お父さんの一生懸命な背中を、これまでどんな気持ちで見ていたか。。。胸がギュッとなるひとときでした。
毎朝、6時半に起きて広島市内の高校に通う将希くんは、頑張っています。
遥か彼方続く神楽道、大きく羽ばたかれますように!!

松本 樹さんは、児屋根命の顏真似中
次に、安野神楽団のアイドル、伊田光希(あき)くん6歳です。
毎年、神楽の里の子供たちを代表して定期公演に出演してくれています。
えびす様を舞うことが好きな光希くん。
何歳から神楽を舞っているか?聞いてみると。
『生まれた時から舞っています。』と大きな声で答えてくれました。
そうだね。
お腹の中にいた時から、母さんの笛の音を聞いていたし。
お母さんの目を通して、お父さんが舞う姿を感じていたのでしょう。
いつか神を舞ってみたいと願う光希くんは、お父さんの神を恰好良い!と絶賛。
お父さん・伊田光志さんを、一番のファンが傍で応援しています
~第二幕 葛城山~

久しぶりに拝見できる葛城山を楽しみにしていました。
今年、調子を整え直し、新しい葛城山が誕生しています。
先輩方の時代から舞われていた葛城山。
時代と共に必要な変化と、残していきたい舞の融合は大仕事ですね。
安野の葛城山にとって記念の年でもあります。
大太鼓:沖野秋雄さん、小太鼓:沖野将希さん、
手打鉦:岡田信昭さん、笛:伊田智世さん。
源頼光:松本 樹さん、碓井貞光:辰川和樹さん、
卜部季武:伊田光志さん、胡蝶:西川正典さん、
土蜘蛛の精魂:沖 正紀さん。














2019,11,23 Sat 11:07
出したら、ああなっちゃうからな~。
迷いどころっ
広島市内の小学校で、神楽の出前授業が行われました。

地元には立派な神社があり。
又、ほとんどの子供たちが、これまで様々な場所で神楽を観たことがあるそうです。
中には、全身神楽コーデで登校してくれた子もいましたが。
真近に聞くお囃子!触れられる距離の大蛇は迫力満点(すぎて)
子供たちは飛び跳ね、興奮を抑えきれないようでした。
ステージを降りた大蛇はすっかり人気者となり。
スサさんが大蛇を退治するたびに「大蛇、頑張れ!」というコールもあがっていました。


上演後の質問は「神楽をしていて良かったと思うことは?」「一番気に入っている演目は何ですか?」等々。
簡単に答えられそうで、奥行きのある質問がいくつも並び、崎内俊宏団長を唸らせました。
ひとりひとりの目を見て、丁寧に回答される崎内団長。
どれくらい練習すると上手くなるか?という質問に。
『練習をしないと絶対に上手くならない。でも練習して上手になっても、これで完成ということは、ない。』と答えられ。
その質問をしてくれた子が、その話に大きく頷いていたのが印象的でした

昨夜の広島神楽定期公演
安野神楽団の皆さんをご紹介します。

安野神楽団のシンボル「えびすさま」が、狐と登場です!
「戻り橋」と「葛城山」は今年特に力を注がれた2演目。
そしてこの舞台が、今年の安野神楽団の皆さんの舞い納めとなりました。
この1年、激動の年であったそうですが。
しばらくは、労いと充電のひとときを過ごして頂きたいと思います。
ホントウニ m(_ _)m オツカレサマデシタ
~第一幕 戻り橋~
注目の善兵衛さんは『Iam a umbrella seller(私は傘売りです)』と英語版自己紹介が大成功
そして、相変わらず氷のような沖野団長の放置プレイに、善兵衛さんの愛され度が増しておりました。。。
さて、安野のお囃子、安野の舞で受け継がれる、古くて新しい「戻り橋」。
サッサーの鬼の舞は何度見てもシビレますよ!
大太鼓:沖野秋雄さん、小太鼓:岡田信昭さん、
手打鉦:沖野将希さん、笛:伊田智世さん。
渡辺綱:伊田光志さん、坂田金時:西川正典さん、
傘売り善兵衛:辰川和樹さん、茨木童子の化身・茨木童子:松本 樹さん、
酒呑童子:沖 正紀さん。












2019,11,21 Thu 21:13

幕間のお話は、2演目共に大太鼓をつとめられた向田英章さんでした。
若い者のほうが、少し変わった話が聞けるでしょう!と田中団長のご配慮でした。
オキヅカイ O(-人-)O アリガトウゴザイマス
大太鼓の気迫に満ちた空気感とは異なり、インタビューでは誠実な人柄が滲む、静かな佇まいの向田さん。
まずは、今年こそはと、豊かな雪に期待する芸北地域の皆さんの様子。
又“スキーと温泉の里“の、冬の活気について紹介され。
最近では道路の除雪も早く、冬の芸北は案外身近な穴場なのだとお話されました。
さて、他の団員さんよりも神楽を始めるのが遅かったという向田さん。
弟さんである向田拓夫さんは、子供の時に入団されましたが。
英章さんが入団されたのは35歳の時。
団員さんたちからの熱心な勧誘が続き、故郷への思いと、地元の方々への恩返しの気持ちで入団を決意されたとおっしゃいます。
あれから12年、少数精鋭の才乙旭神楽団にはなくてはならない大きな存在に。。。
12年を振り帰って頂くと。
「年齢的にしんどさを感じます
仕事と神楽の両立。
30代と40代の変化など等、神楽人のリアルは尽きません。
しかし、神楽団の中のご自身の役割や、少人数の厳しさの中にある他の団員さんとの共闘。
そして、常に手伝いに出てきてくださるOBの方々のへの感謝に“これからも”という向田さんの清々しい覚悟を感じました。
『登る朝陽のように輝かしい神楽団となるよう、先輩方が“才乙旭”と願いをこめて命名された』というお話が、胸の中で蘇ってくるインタビューでした
~第二幕 鐘馗~
今年も「才乙旭のねっば~い鍾馗をご覧ください」と紹介がありました。
昨年新しくされたばかりの鐘馗大神・大疫神の衣装。
この喜びから、今年は鐘馗にも自ずと力が入っているそうです。
衣装代を稼ぐため、団員さんのアルバイトもあったと伺い、ジーンとくる
現団員さんがOBとなられた頃、磨かれて渋い光沢を放つこの衣装で鐘馗が舞われると嬉しいですね。
大太鼓:向田英章さん、小太鼓:市川健吾さん、
手打鉦:三田玲司さん、笛:藤沢竜緑さん。
鐘馗大神:四郎田佳一さん、大疫神:向田拓夫さん。















鐘馗の面をかぶらせてもらいましたが・・・私がかぶると普通の“お面”に戻ります。面には舞子さんの何かが宿るものだと、しみじみ。
2019,11,20 Wed 09:49
5年生5クラス、野鳥観察の出前授業。
八幡川の河口と公園で1時間半の観察でした。
このあたりで見られる野鳥をしっかり予習してくれていたので、一歩進んだお話が出来ました。
ジョウビタキ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ハシボソガラス、ミサゴ、トビ。。。
色んな種類のカモたちやカモメ類。
見られたらいいなと思う鳥たちがほとんど姿を見せてくれました。
『わー、可愛い
ここを入り口に、好奇心を味方にして多くのことを学んでもらえたら幸せです。


明日は広島市内の小学校で、神楽の出前授業です!
楽しみっ
の広島神楽定期公演は安野神楽団の皆さんをお迎えします。
「戻り橋」「葛城山」。
男鬼、女鬼のそれぞれ花形演目となります。
安野の“ミスターアンブレラ”こと善兵衛さんに、逢いに来てね
11月20日(水)18時開場 19時開演
広島県民文化センター(082)245-2311

才乙旭神楽団の皆さんをご紹介します。



「天神」「鐘馗」旧舞中の旧舞を、2演目ご覧いただきました。
合戦は、同じ一神一鬼の激しさながら、異なる舞の奥深さ。
又、舞台で存在感を放つ染幕。
大正時代に先輩方が作られた染幕を、およそ15年前にデザインなどそのままで新しくされました。
何代にも渡って継承されてきた「伝統」に、現代の人々の熱い拍手が送られる素晴らしさを感じた公演でした。
~第一幕 天神~
静と動のメリハリある舞から、じわじわと手に汗にぎる戦い、そして高揚感ある激しい合戦へと導かれます。
熟練の技を必要としながら、十分な体力・気力を要する天神は。
才乙旭神楽団では、神武の舞を登竜門とし、磨かれた舞子さんがつとめることになるそうです。
「2ぐるはキツイ舞だからね。」と、何気なく田中大作団長がおっしゃいます。
2ぐるって何でしょう?
一度回って帰って、また行って帰る。これが2ぐる。
才乙旭神楽団・神楽用語・・・こういうお話がとっても面白い
大太鼓:向田英章さん、小太鼓:向田拓夫さん、
手打鉦:岡杖佳世さん、笛:四郎田佳一さん。
菅原道真:藤沢竜緑(たつのり)さん、随身:藤沢健次さん、
藤原時平:市川健吾さん。














2019,11,19 Tue 20:21
