2015,06,07 Sun 01:40


ホトトギスが渡って来ました。
ウグイスと競うような囀りは、長閑。
初夏だな~と思います。
ホトトギスは見た目はハトに似ていて、お腹に白黒の虎柄があります。
日本野鳥の会の「鳴き声ノート」で声を聞いてね。
https://www.youtube.com/watch?v=JyEYApCY-dM
「キョッキョッ キョキョキョ」
という、特徴的な鳴き声の聞きなし(鳥の声などを人の言葉に例えること)は。
「テッペンカケタカ(てっぺん書けたか)」
「トッキョキョカキョク(特許許可局)」
「ホチョカケタカ(包丁欠けたか)」等々。
・・・確かにそう聞こえます。
特に「テッペンカケタカ」は。
夏鳥として親しまれるホトトギスが、昔から和歌に数多く詠まれていることに由来して。
『歌会で、てっぺん(一位)が取れるような歌が書けたか?』と面白く例えられます。
ホトトギスの歌といえば、やはり信長・秀吉・家康の“鳴かぬなら~”が思い浮かびますね。
神楽ファンの方なら“ほととぎす 名をも雲居にあぐるかな(頼長)弓張月のいるにまかせて(頼政)”かもしれません

ところで。
ホトトギスは、夜鳴く鳥としても知られます。
平安時代の貴族の間では、ホトトギスの初鳴き(“忍び音”ともいいます)を聴くことがブームにもなっていたようで。
他の誰よりも早く聞くために、夜を徹してホトトギスが鳴くのを待ったそうです。
「ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明(ありあけ)の 月ぞ残れる (後徳大寺左大臣)」
※ホトトギスが鳴いた方を眺めたが、姿は見えず、唯、明け方の月が淡く空に残っているばかり。
貴族の暮らしは風流ですな~。
しかし、うちの裏山のホトトギスも、夜中うるさいのなんのって・・・声が大き過ぎるのです。
コリャ (―ω―) ゞ 寝ラレン
あれだけ昼夜問わず鳴いて、一体いつ寝ているのでしょ?
鳴くのは、縄張りと繁殖アピールですから。
『ここは俺の縄張りやでぇ。おねえちゃんならどんどん来てもええでぇ。』という感じでしょうね。
しかし、無事にカップルが誕生したとしても!
カッコウ目カッコウ科のホトトギスは、托卵派。
主にウグイスの巣に卵を産みます。
毎年ウグイスの近くにホトトギスが渡来するのは、そのためです。
イメージ悪いわー

その際は、ウグイスの卵をひとつ咥えて外に落とし、自分の卵をひとつ代わりに入れておくのです。
更にイメージ悪いわー


そしてそのままウグイスに子育てをさせて。
自分は秋になるとさっさと南へ渡っていくのです。
・・・・めちゃめちゃイメージ悪いな

でも、色も柄も、大きさもまるで違うホトトギスの雛。
せっせと育てるウグイスたちは、何故気付かないのかな。
だって、ウグイスのメスは、スズメより小さいんですよ!
まあ・・・神様が、訳あってそうされたのだから、これで自然界のバランスが保たれていると思うしかないですね。
初夏の鳥ドラマ、声を聞いたら思い出してください

2015,06,05 Fri 22:32


身長が3㎝も伸びていました。
・・・あたたかくなったから・・(・ω・?)。


この日は、タイからのお客様が沢山いらっしゃったので。
レストラン響では、いつものヘルシーなバイキングに、トムヤンクンが用意されていました。美味しそうだった

さて、真倉 仁司団長の、歓迎のご挨拶。
第一声は、タイ語でした。
『ขอบคุณ(コップクン)~・・・・!』※今日はありがとうございます。
客席はわっと湧きました。
真倉さん、さ・す・が

このあと、神楽団の紹介やあらすじなどは通訳さんにお任せして。
とにかく広島神楽・葛城山の魅力と迫力を真近に味わって頂きました。
終わりの撮影会も、皆さん好奇心いっぱいで。
面や衣裳を身に付けて、お土産話を沢山持って帰って頂きました。


~今田神楽団 葛城山~
新入団員さんの登竜門、顔見せの演目でもある葛城山。
胡蝶(化身)が、毒のまわった頼光に身の上を語る場面が特徴的で、みどころのひとつです。
今年の盆神楽共演は、8月15日(土)。
ここでも葛城山を舞われます。(現在での予定です)
又、ゲストは筏津神楽団、吉田神楽団、波佐常磐倶楽部(金城)の皆さんです。
追々HPなどでご案内があると思いますので、楽しみにしていてください



和楽器の奏を披露。
大太鼓:大野真司さん、小太鼓:岡田真歩さん、
手打鉦:竹下靖彦さん、笛:岡田真季さん。




季武:頼政太一さん、金時:山本諒平さん。





ここから魅せますよ~。








胡蝶(土蜘蛛)に動揺や乱れがないところが、恐ろしいです。



楽しそうが一番ですね。
脚立から見えている顔は、くるくるよく働く、富田雄太さんです。







2015,06,04 Thu 17:37





では今日は、先日行われた、舞ロード千代田の今田神楽団ディナーショーをご紹介して参ります。
この日はタイからのお客様や、コスプレイヤーズのお顔も見られ客席も華やかでした。
ではまず!
タイからのご一行を、玄関でお迎えした、花田舞太郎(もうたろう)くんの活躍から!
タイの国営テレビも同行されていたようですので、海外デビューも果たしたってことですねぇ



『ようこそ~。(ぺこり)』
『あっどうも。(ぺこり)』









はい、ご一緒に!
この後の記念撮影会、めちゃめちゃ盛り上がりました。


法被姿の、北広島観光PR担当・中野さんも楽しそうです。


舞太郎くんは、今週末7日(日)、壬生の花田植・神楽会場へ、花田植の紹介にやってきます。開演(9時)してすぐにステージに登場する予定です。会いに来てねっ

ディナーショーへ続く。
2015,06,03 Wed 14:03


山崎 豊治団長です。
ご存知「栗栖のとよちん」。
神楽歴37年の、栗栖神楽団の親分を、畏れ多くも「とよちん」と呼ばせて頂いております。
いつか、誰かに怒られるような気がします。
さて、とよちんに、初めに伺ったのは。
神楽団のひとつの柱として大切になさっている、競演大会への思いと意気込みです。
技を競うこの舞台が、日頃から、心身ともに団員を磨いてくれること。
応援してくださる方の喜びとなるように頑張りたいと、真っ直ぐなお気持ちを語られました。
6月6日、戸河内競演が控えています。

続いては、この日の2演目に登場した、美しい御幣について。
栗栖神楽団では、御幣、天蓋共に、山崎団長のお仕事です。
その豪華な御幣は、舞台毎に作り替えられるものですが、その都度少し違っていて「いつまでも勉強」なのだそうです。
・・・お招きする神様の依り代となる、御幣や天蓋。
「やはり清らかな心持ちで作業されるのでしょうか?」
と質問してみました。
『そうですね。多少、心が黒い時もありますが。。。浄化されていく感覚がありますね。』
天蓋を揃えるには、かなりの労力となるようです。
その重労働の分だけ、神々がおりてこられるような気がします。


須佐之男尊:松浦幸大さん。
~第2幕 八岐大蛇~
じいちゃんが、広島弁でお送りします。
まつりの雰囲気を楽しんでください!とご紹介がありました



『マツダスタジアムほどの大きさじゃけぇ。』
足名椎:松浦勇雄さん、手名椎:山崎豊治さん。
奇稲田姫:水口慧吾さん。


ばあちゃんで手を打たないかと、交渉中。


大蛇:吉本登志充さん、山崎大介さん、山藤龍児さん、岩崎義隆さん、板村 駿さん、水口慧吾さん。










・・勢い余って客席に落ちていました

(大丈夫でしたか~?)











大太鼓:山本洋治さん、小太鼓:池田実成さん
手打鉦:益田雅史さん、笛:二井萌香さん。
~終演後~
ピンクの大蛇に変身して、とよちんと



明日の広島神楽定期公演は
広島市・下河内神楽団の皆さんをお迎えします。
大江山と八岐大蛇です。
初見の大江山を楽しみにしていま~す。
6月3日(水)6時開場 7時開演
広島県民文化センター
(082)245-2311
6月は梅雨月につき、ポイント2倍。
お誘いあわせの上お越しください

2015,06,02 Tue 09:26
