裏山の竹林に
ホトトギスが渡って来ました。
ウグイスと競うような囀りは、長閑。
初夏だな~と思います。
ホトトギスは見た目はハトに似ていて、お腹に白黒の虎柄があります。
日本野鳥の会の「鳴き声ノート」で声を聞いてね。
https://www.youtube.com/watch?v=JyEYApCY-dM
「キョッキョッ キョキョキョ」
という、特徴的な鳴き声の聞きなし(鳥の声などを人の言葉に例えること)は。
「テッペンカケタカ(てっぺん書けたか)」
「トッキョキョカキョク(特許許可局)」
「ホチョカケタカ(包丁欠けたか)」等々。
・・・確かにそう聞こえます。
特に「テッペンカケタカ」は。
夏鳥として親しまれるホトトギスが、昔から和歌に数多く詠まれていることに由来して。
『歌会で、てっぺん(一位)が取れるような歌が書けたか?』と面白く例えられます。
ホトトギスの歌といえば、やはり信長・秀吉・家康の“鳴かぬなら~”が思い浮かびますね。
神楽ファンの方なら“ほととぎす 名をも雲居にあぐるかな(頼長)弓張月のいるにまかせて(頼政)”かもしれません
ところで。
ホトトギスは、夜鳴く鳥としても知られます。
平安時代の貴族の間では、ホトトギスの初鳴き(“忍び音”ともいいます)を聴くことがブームにもなっていたようで。
他の誰よりも早く聞くために、夜を徹してホトトギスが鳴くのを待ったそうです。
「ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明(ありあけ)の 月ぞ残れる (後徳大寺左大臣)」
※ホトトギスが鳴いた方を眺めたが、姿は見えず、唯、明け方の月が淡く空に残っているばかり。
貴族の暮らしは風流ですな~。
しかし、うちの裏山のホトトギスも、夜中うるさいのなんのって・・・声が大き過ぎるのです。
コリャ (―ω―) ゞ 寝ラレン
あれだけ昼夜問わず鳴いて、一体いつ寝ているのでしょ?
鳴くのは、縄張りと繁殖アピールですから。
『ここは俺の縄張りやでぇ。おねえちゃんならどんどん来てもええでぇ。』という感じでしょうね。
しかし、無事にカップルが誕生したとしても!
カッコウ目カッコウ科のホトトギスは、托卵派。
主にウグイスの巣に卵を産みます。
毎年ウグイスの近くにホトトギスが渡来するのは、そのためです。
イメージ悪いわー
その際は、ウグイスの卵をひとつ咥えて外に落とし、自分の卵をひとつ代わりに入れておくのです。
更にイメージ悪いわー
そしてそのままウグイスに子育てをさせて。
自分は秋になるとさっさと南へ渡っていくのです。
・・・・めちゃめちゃイメージ悪いな
でも、色も柄も、大きさもまるで違うホトトギスの雛。
せっせと育てるウグイスたちは、何故気付かないのかな。
だって、ウグイスのメスは、スズメより小さいんですよ!
まあ・・・神様が、訳あってそうされたのだから、これで自然界のバランスが保たれていると思うしかないですね。
初夏の鳥ドラマ、声を聞いたら思い出してください
ホトトギスが渡って来ました。
ウグイスと競うような囀りは、長閑。
初夏だな~と思います。
ホトトギスは見た目はハトに似ていて、お腹に白黒の虎柄があります。
日本野鳥の会の「鳴き声ノート」で声を聞いてね。
https://www.youtube.com/watch?v=JyEYApCY-dM
「キョッキョッ キョキョキョ」
という、特徴的な鳴き声の聞きなし(鳥の声などを人の言葉に例えること)は。
「テッペンカケタカ(てっぺん書けたか)」
「トッキョキョカキョク(特許許可局)」
「ホチョカケタカ(包丁欠けたか)」等々。
・・・確かにそう聞こえます。
特に「テッペンカケタカ」は。
夏鳥として親しまれるホトトギスが、昔から和歌に数多く詠まれていることに由来して。
『歌会で、てっぺん(一位)が取れるような歌が書けたか?』と面白く例えられます。
ホトトギスの歌といえば、やはり信長・秀吉・家康の“鳴かぬなら~”が思い浮かびますね。
神楽ファンの方なら“ほととぎす 名をも雲居にあぐるかな(頼長)弓張月のいるにまかせて(頼政)”かもしれません
ところで。
ホトトギスは、夜鳴く鳥としても知られます。
平安時代の貴族の間では、ホトトギスの初鳴き(“忍び音”ともいいます)を聴くことがブームにもなっていたようで。
他の誰よりも早く聞くために、夜を徹してホトトギスが鳴くのを待ったそうです。
「ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明(ありあけ)の 月ぞ残れる (後徳大寺左大臣)」
※ホトトギスが鳴いた方を眺めたが、姿は見えず、唯、明け方の月が淡く空に残っているばかり。
貴族の暮らしは風流ですな~。
しかし、うちの裏山のホトトギスも、夜中うるさいのなんのって・・・声が大き過ぎるのです。
コリャ (―ω―) ゞ 寝ラレン
あれだけ昼夜問わず鳴いて、一体いつ寝ているのでしょ?
鳴くのは、縄張りと繁殖アピールですから。
『ここは俺の縄張りやでぇ。おねえちゃんならどんどん来てもええでぇ。』という感じでしょうね。
しかし、無事にカップルが誕生したとしても!
カッコウ目カッコウ科のホトトギスは、托卵派。
主にウグイスの巣に卵を産みます。
毎年ウグイスの近くにホトトギスが渡来するのは、そのためです。
イメージ悪いわー
その際は、ウグイスの卵をひとつ咥えて外に落とし、自分の卵をひとつ代わりに入れておくのです。
更にイメージ悪いわー
そしてそのままウグイスに子育てをさせて。
自分は秋になるとさっさと南へ渡っていくのです。
・・・・めちゃめちゃイメージ悪いな
でも、色も柄も、大きさもまるで違うホトトギスの雛。
せっせと育てるウグイスたちは、何故気付かないのかな。
だって、ウグイスのメスは、スズメより小さいんですよ!
まあ・・・神様が、訳あってそうされたのだから、これで自然界のバランスが保たれていると思うしかないですね。
初夏の鳥ドラマ、声を聞いたら思い出してください
2015,06,05 Fri 22:32