土蜘蛛の面は、霜江勇弥さんの思いが込められたもの。
自然界の毒蜘蛛のように、禍々しい色合い。
鼻や眉の形は、雌の蜘蛛を現します。
この度使われた面は、大都神楽団・惠木勇也さん作です。
3月25日(水)山王神楽団
第一幕 土蜘蛛
もともと12月のこの舞台に向けて、整え直し、練習を重ねておられましたが。
4か月後の、やっとこさのお披露目となりました。
しかし、そのお陰で更なる準備が可能となり、新しい面も登場。
お客さんを湧かせ、魅了した土蜘蛛。
山王さんの新しい顔という印象を受けました。
当分舞う予定がないとおっしゃるので、リクエストが良いかもしれませんねっ。
妖気をまとう胡蝶(の姿)。
面から頂くイメージが舞を作るといわれます。胡蝶:霜江勇弥さん。
受け取っちゃだめ―
頼光:井上 亮さん。
長い年月を経て、本懐を遂げる時。
大胆に頼光の様子を窺う、胡蝶(の姿)。
徐々に本来の姿に・・・
スピード感のある、めくるめく展開。
新しい面が舞台で役を果たす嬉しさって、どんなんかな~。
土蜘蛛:前 翔太さん。
卜部季武:芳信 智也さん。坂田金時:栗栖 隆治さん。
栗栖さんはもうすぐ高校三年生。期待を背負います。
第二幕 八岐大蛇
幕間には田坂真吾団長が登場されて、お客さんに直接問いかけながらお話を展開してくださいました。
神楽を舞う人って一体どんな人なのか、お客さんも構えておられることも多いので。
人柄を知って頂くと、たちまちファンになってもらえますね。
『オーソドックスですが・・・凄いのを舞います!』と気合のひとこと、大きな激励の拍手を受けました。
又、この日は、新人さんお二人を交えての八頭立て。
表も裏も活気に溢れていますよ~
品の良いお茶目なおばあちゃん、大人気でした。
手名椎:平田俊文さん、奇稲田姫:霜江勇弥さん。
親子の別れ、現代と変わらない一番大事な情を伝えます。
足名椎:片岡 英昭さん。
緑大蛇は、栗栖隆治さん。赤大蛇は中川 彰大(しょうた)さん。もうすぐ高2。
そうです!中川克也さんの息子さんです
酒を呑む姿も豪快!
いいな~
八頭目・大将の頭を掴む須佐の手の力が、そのまま伝わってくるみたい。須佐之男命:前 翔太さん。
2015,03,31 Tue 22:51