流れの速い雲の間から。月齢12。
13日が満月です。
よってけさんに誘って頂いて
宇宙博士のお話を聞きに行ってきました。
井筒 智彦さん。
宇宙の渚で起こるプラズマ現象・オーロラの神秘に魅せられ。
東大大学院で地球惑星科学を専攻し、博士号を取得。
JAXAにも籍を置き、宇宙プラズマの研究をしてきたそうです。
そんな井筒さんは、北広島町・芸北の方々とのご縁をきっかけに。
八幡高原の星空の美しさ、星の数の多さに腰を抜かすほどの感動を覚え。
昨年5月、芸北に移り住んでこられました。
JAXAの就職を蹴って、ですよ驚きました。
現在は、芸北の伝統食の知恵と、宇宙の専門知識を活かし、宇宙食の開発に取り組んだり。
芸北の豊かな自然と、宇宙飛行士が行うサバイバル訓練を融合させ、刺激的なイベントを開催されたりして。
“宇宙で町興し”という広い視点で活躍しておられます。
新聞等、マスコミが一斉に報道されていましたから、ご存知の方も多いでしょうね。
ユニフォームに、萌える
さて、この宇宙博士のお話のスタートは
会場の皆さんに、星を見るのが好きな方は?の質問から始まりました。
会場の半数位が手を挙げられたのを見て。
『ロマンチックな方が多いですね。』
そして次の質問は・・・
毎日、宇宙のことを考えている方は?
『誰もいませんね。そういう方はちょっと変態ですね。ははは。』
私、手を挙げていたんですよね。。。
ちょうど井筒さんから死角になっていたみたいで。。。
「Wow! シグナル」。
1977年、オハイオ州立大学のジェリー・R・エーマンが電波望遠鏡で受信した電波信号。
太陽系外の地球外生命によって送信された可能性が指摘されます。72秒間に渡り観測できたが、その起源は解明されないまま。
この日のお話は、およそ2時間ほど
138億年前のビックバンから、現在も膨らみ続けている宇宙。
その全体の5%しか解明されていない宇宙を、科学的に。
又、日常的に、ユーモアいっぱいに話されました。
印象的だった項目を3点。
①宇宙葬は如何ですか~。
現代では、約2500万で、数分間の無重力体験ができる宇宙旅行が売り出されていますが。
骨になった後なら、格安で宇宙へ行くことができます。
地球や月の周りをグルグル回る宇宙葬が実現化し、20数万円から。
“今お骨が頭上を通過していますよ”という、お知らせ付き(頻繁に通過します)。
そして、一定期間を過ぎると大気圏に突入して、流星になります。
火葬のあとの火葬ですね。
②宇宙人について。
ひとつの数式に基づき、宇宙人が地球に交信してくれる可能性は10%。
高っ Σ( ̄□ ̄
銀河系にある通信可能な地球外文明の数は10000個(可能性ですよ~)。
多っ w( ̄Д ̄ w ウヒョー
③ブラックホールについて。
質量の大きな星が大爆発し、その後生まれるというブラックホール。
なんと!穴じゃないんです。
GANTZのような球体らしい。
・・・球体にどうやって吸い込まれちゃうのかな??
という素朴な疑問は、また今度質問してみたいと思います。
そして、ブラックホール(呑みこむ)と繋がると言われる、ホワイトホール(吐き出す)も覗いてみたい、と思いますが。
ブラックホールの桁外れの重力は、全てをスパゲッティのように引き伸ばしてバラバラにしてしまうので。
やっぱり脱出は無理と言われます。
身体の縦の柔軟を強化すれば、なんとか・・・
ダメかっ
ブラックホール。wikipediaシミュレーション画像
とにかく、夢のような時間でありました
さて、今年の8月の満月はスーパームーン(大きな月)です。
芸北のぞうさんカフェで、観測会など、井筒さんが楽しい企画を立てられますので、ぜひお出かけください。
親切で素朴な井筒博士の人柄にも、触れて頂きたいと思います。
問い合わせなど。ぞうさんカフェ(北広島町荒神原)
http://www.zousancafe.com/
2014,07,10 Thu 23:33