月齢4。滲むような新月。
明日の広島神楽定期公演は
茂田神楽団の皆さんをお迎えします。
演目を一部変更して「山伏」「八岐大蛇」となります。
ご了承ください。
m(__)m
7月18日(水)18時開場 19時開演
広島県民文化センター(082)245-2311
前回の広島神楽定期公演
梶矢神楽団の皆さんをご紹介します。
梶矢の世界観を味わう2演目。
客席には、他の神楽団員の皆さんのお顔がいつもより多く見えました。
暑さが一段落する頃、鈴鹿山の鬼人さんがお出迎え。
この面、近くで見ると何かこう・・・神秘を感じる面です。
~第一幕 鈴鹿山~
今回の公演の2つの演目《鈴鹿山》と《勿来の関》は。
梶矢神楽団の古典演目として《鈴鹿山》を見て頂き。
新しい舞として、梶矢神楽団のオリジナル演目《勿来の関》を持ってきて頂きました。
さて、梶矢神楽団の鈴鹿山は。
もともとは人であった鬼丸が、周囲の人間の悪意によって鬼になってしまったという悲しいドラマが事の始まり。
そして「人の目には見えない鬼を、1本の帯を引き合って舞い狂うのが、この鈴鹿山の見どころ」とご紹介させて頂きました。
ピンと張り詰める赤い帯を、お互いの呼吸でもつれないように裁いて舞う緊張感は本当に独特で、血が騒ぎます。
あの場面の本当の意図は何だったのだろう?鬼の正体は人の心の闇でしょう?
と、現在の私たちが“あーじゃない?こーじゃない?”と議論を戦わせる楽しみも。
先人たちが残してくれた、神楽の醍醐味ですね
大太鼓:長尾良文さん、小太鼓:上田正幸さん、
手打鉦:道庭 晃さん・大下真汰さん、
笛:古太刀秋貴子さん。
田村将軍坂上是則:大久保俊佑さん、里人:神田光太郎さん、
鬼人:行田雅春さん。
『鬼神は上に田村は下に組み伏せられて、神の前にて勝負決戦!』ここの場面がとても好きです。
2018,07,17 Tue 23:57