今夜は、湯来町湯の山温泉さくらまつり前夜祭です
肌寒いですが、屋内開催ですので安心してお越しくださいね
4月7日(土)19:00から
サンピアゆき (湯来町和田333)
水内神楽団「四方祓い」「葛城山」「悪狐伝」
特別出演 三谷神楽団「塵倫」
※出演順はまだ未定です。
それにしても、カープ気持ち良いですね。
ホーム負けなし
では「第4回 十二神祇神楽大会」を結んでいきます
最終演目をつとめられたのは今年の当番・松ケ原神楽団の皆さん。
貴重演目として、この日大きな注目を集めた、芝鬼神です。
~第十一幕 芝鬼神 松ケ原神楽団~
古くから松ケ原神楽団で舞われてきた芝鬼神。
この演目の最大の神秘は、関の舞との相違性と言われます。
人でも鬼でもない荒平(団体によって解釈が違います)や杖の由来・口上など、関舞との共通点も多いのですが。
火遠理命の登場が謎を深めます。
しかも荒平は天照大神、スサさんの身内だって自己紹介していましたよ・・・
このあたりの伝承経路は、研究されつつも、なかなか決め手となるものがないようですね。
さて、唯一保持される松ケ原の皆さんも、団員さんのやりくりの中で、ここ数年は舞われていませんでした。
3~4年ぶりとなった芝鬼神を伝えていく難しさは、団員不足や高齢化等、十二神祇の団体の多くが抱えておられるのと同じ課題です。
この大会は、十二神祇の継承を願う皆さんの努力で、今年4回めを迎えらていますが。
今後ますます。1年ごとの開催に意義が深まっていくように感じています。
〇流れ〇
和歌を詠っているいる火遠理命(ほおりのみこと・人情あつく人徳高い)と、鬼神(荒平・気性新い)が出会います。
火遠理命の上の句を聞き、鬼神は下の句を作ります。
芝(榊)が聖木として神の御座近くに供えられる理由を尋ねたのに対し、鬼神は天の香具山の芝(榊)が天岩戸伝説の必要不可欠な品として用いられた先例などを伝えます。
又、鬼神の持つ杖の由来を尋ねられ、鬼神は知らぬ顔をしますが、火遠理命に剣を持って説き伏せられ、ついに鬼神は杖の由来を語ります。
『太き方に国津神、細き方に天津神、中には神名の方を籠らせ、この杖でまねけば四方八方の宝が寄り来る。老いたる者の顔を撫でまわせば17、8に若返る若やぎの杖である』
火遠理命の持つ正義の宝剣と鬼神の持つ魔力の杖を取り替え、天下泰平・五穀豊穣を祈ります。
天蓋など、今大会の舞舞台仕様は松ケ原琉となります。
天蓋中央から降りる旗を撫でるように、火遠理命が進まれます。
宝の杖をうやうやしく掲げながら荒平が進みます。
杖がいかにも重たい様子で舞われます。杖の有難さ、重要性を表します。
関の舞でよく拝見するエキゾチックな面とは少し趣が違いますね。
この面は石見で注文されたようです。
面の角度等、ちょっとした違いに荒平の表情を出していくことを醍醐味とされます。
芝(榊)の聖なる由来を説きながら、荒平が榊を少しずつちぎって投げる所作が面白い
問答の後、火遠理命と荒平の戦いは一食触発の雰囲気を漂わせます。
この杖本当に太いんですよ。前の日、夜遅くまでかかって作られました。近くで拝見しても、丁寧な手作業で作られています。神様事は左巻きなど、細やかな作業の決まり事もあるんですね・・・
荒平の喜び舞で締め括られます。
松ケ原の荒平の衣装は、舞いやすさを重視して短めに仕上げられています。
しかし、重さは凄い。両手を動かすのもの辛い
舞子さんの舞台での集中力、傾ける力に感心します!
肌寒いですが、屋内開催ですので安心してお越しくださいね
4月7日(土)19:00から
サンピアゆき (湯来町和田333)
水内神楽団「四方祓い」「葛城山」「悪狐伝」
特別出演 三谷神楽団「塵倫」
※出演順はまだ未定です。
それにしても、カープ気持ち良いですね。
ホーム負けなし
では「第4回 十二神祇神楽大会」を結んでいきます
最終演目をつとめられたのは今年の当番・松ケ原神楽団の皆さん。
貴重演目として、この日大きな注目を集めた、芝鬼神です。
~第十一幕 芝鬼神 松ケ原神楽団~
古くから松ケ原神楽団で舞われてきた芝鬼神。
この演目の最大の神秘は、関の舞との相違性と言われます。
人でも鬼でもない荒平(団体によって解釈が違います)や杖の由来・口上など、関舞との共通点も多いのですが。
火遠理命の登場が謎を深めます。
しかも荒平は天照大神、スサさんの身内だって自己紹介していましたよ・・・
このあたりの伝承経路は、研究されつつも、なかなか決め手となるものがないようですね。
さて、唯一保持される松ケ原の皆さんも、団員さんのやりくりの中で、ここ数年は舞われていませんでした。
3~4年ぶりとなった芝鬼神を伝えていく難しさは、団員不足や高齢化等、十二神祇の団体の多くが抱えておられるのと同じ課題です。
この大会は、十二神祇の継承を願う皆さんの努力で、今年4回めを迎えらていますが。
今後ますます。1年ごとの開催に意義が深まっていくように感じています。
〇流れ〇
和歌を詠っているいる火遠理命(ほおりのみこと・人情あつく人徳高い)と、鬼神(荒平・気性新い)が出会います。
火遠理命の上の句を聞き、鬼神は下の句を作ります。
芝(榊)が聖木として神の御座近くに供えられる理由を尋ねたのに対し、鬼神は天の香具山の芝(榊)が天岩戸伝説の必要不可欠な品として用いられた先例などを伝えます。
又、鬼神の持つ杖の由来を尋ねられ、鬼神は知らぬ顔をしますが、火遠理命に剣を持って説き伏せられ、ついに鬼神は杖の由来を語ります。
『太き方に国津神、細き方に天津神、中には神名の方を籠らせ、この杖でまねけば四方八方の宝が寄り来る。老いたる者の顔を撫でまわせば17、8に若返る若やぎの杖である』
火遠理命の持つ正義の宝剣と鬼神の持つ魔力の杖を取り替え、天下泰平・五穀豊穣を祈ります。
天蓋など、今大会の舞舞台仕様は松ケ原琉となります。
天蓋中央から降りる旗を撫でるように、火遠理命が進まれます。
宝の杖をうやうやしく掲げながら荒平が進みます。
杖がいかにも重たい様子で舞われます。杖の有難さ、重要性を表します。
関の舞でよく拝見するエキゾチックな面とは少し趣が違いますね。
この面は石見で注文されたようです。
面の角度等、ちょっとした違いに荒平の表情を出していくことを醍醐味とされます。
芝(榊)の聖なる由来を説きながら、荒平が榊を少しずつちぎって投げる所作が面白い
問答の後、火遠理命と荒平の戦いは一食触発の雰囲気を漂わせます。
この杖本当に太いんですよ。前の日、夜遅くまでかかって作られました。近くで拝見しても、丁寧な手作業で作られています。神様事は左巻きなど、細やかな作業の決まり事もあるんですね・・・
荒平の喜び舞で締め括られます。
松ケ原の荒平の衣装は、舞いやすさを重視して短めに仕上げられています。
しかし、重さは凄い。両手を動かすのもの辛い
舞子さんの舞台での集中力、傾ける力に感心します!
2018,04,07 Sat 12:14