ベランダに長く居るとまだ寒いですね。今夜は立待月。
広島神楽定期公演、高井神楽団続きます
幕間のお話は、舞子頭の佐々木尚大(なおひろ)さんです。
佐々木さんは昨年、足のお怪我で松葉杖生活をされる中、2演目とも大太鼓を叩かれて、ど根性神楽を披露されていましたね。。。
今年はすっかり回復されて、良かったです
さて、若い団員さんが増え、舞子頭としても奮闘される佐々木さん。
~何を一番大切に後輩たちに伝えていらっしゃるのでしょうか?~
『技術に入る前に、神楽人としての礼儀です。まずは挨拶を基本とします。』
~佐々木さんが、先輩から繰り返し教わったことは?~
『僕は口下手なので、いつも“自分の考えをはっきり口にしろ、相手に伝えろ”と、集団の中での在り方を教わってきました。』
舞台を支える日々の学び。先輩って本当に有難いですね、伺っていて羨ましくなりました。
戸河内の競演には、復活演目となる、紅葉狩で出演されます。
これから毎日稽古に励むというお話でした。
第一幕の塵倫とは、神の出で立ちも大きく異なります。この違いも面白さの一つですね。
~第二幕 土蜘蛛~
高井神楽団の皆さんの得意演目です。
自信と誇りに溢れる、落ち着きと気迫を感じます。
何と言いましても、胡蝶を舞う塚本さんの、手!!
しなやかで綺麗な手なのに、蜘蛛のように見える・・・
『いつも、指がつるかと思う』と、ご本人は笑っておられましたが。
演じておられるのは、指先・爪の先から怨嗟を放つほどの、恨みの塊なのですね。
大太鼓:佐々木尚大(なおひろ)さん、小太鼓:寺岡貴寛(たかひろ)さん、手打鉦:柿崎直昭さん・川上翔子さん、笛:比良真紀子さん。
源頼光:吉川幸晴(きっかわゆきはる)さん、卜部季武:橋本 潤さん、坂田金時:高松一真さん、胡蝶:塚本修久(のぶひさ)さん、
土蜘蛛:明石頼範(よしのり)さん。
土蜘蛛を舞われた、明石頼範さん
舞い終わったばかりの撮影会では、積極的にファンの皆さんとお話をされ、リクエストに応えられ、頭が下がります。
土蜘蛛の面をかぶらせていただいたのですが、明石仕様の留め具のキツイ事
重い衣裳と合わせて、こんな条件で全力で舞うんだ!と改めてびっくりしました。
全ては稽古なのでしょうね。。。
舞い終わった後の、ナチュラルな笑顔です
まだ新しい、管沢面ですよ~。
~今週・25(水)の定期公演は~
中原神楽団の皆さんです。
初登場!フレッシュな気持ちでお迎えします!
演目は紅葉狩と大江山です、盛大ですね
5月25日(水)18時開場 19時開演
広島県民文化センター(082)245-2311
2016,05,23 Mon 23:14