萩市須佐・高山(こうやま・532m)から須佐湾・萩方面を望む。
須佐之男命の伝説を残すこの地では、昔は高山を「神山(かむやま・こうやま)」と表しました。
では冬の山陰から~
山陰・山陽とはよくいったもので。。。。
山陽は、常々明るさを疑わず。
山陰は、季節を問わずの寂寥感に支配される。
その、セピアな空気の中にいるとホッとします。
さて、萩市江崎
江崎湾の漁村の一角に、浮島に建つ「西堂寺六角堂」に向かいました。
益田のゆめタウンあたりから30分くらいだったかな。
海に浮かぶお寺と知られていて、どんな所だろうと楽しみでした。
浮島といっても、小さな岩山のよう。
今は石橋で繋がり、仁王像に守られる桜門をくぐります。
入り江の奥まったところ。波は穏やかで静かな場所。
西堂寺は古く、大内・毛利の時代にかけ祈願所として信仰を集めたそうです。
そして、その境内に置かれる地蔵像・六角堂の由来はとても切ないものでした。
応永の頃(1400年頃)鍋山長者の娘が使用人との叶わない恋に江崎湾に身を投げました。
母はその後、猟師の網にかかった仏像を、娘の化身と信じ。
尼となって浮島に御堂を建て、娘の菩提を弔ったことに始まります。
地蔵堂は、江戸時代中期に再建された際、海風に耐えられるようにと六角堂の形態となり。
又、自然の岩を利用して建てられ、とても珍しいとされています。
このあたり、小さな港の情緒をゆっくり歩くのもよし!
ぶら~りとどうぞ
派手さはありません。落ちついた佇まいの六角堂。
御堂の中に、自然岩がむきだしになっています。
御堂の後。岩に根を張るクロマツの古木は、全国のクロマツファンの間でも有名だそうです。
目の前でウミネコが昼寝をしていました。話声で起こしてしまった。
石灯籠と寿楽観音。背景に大漁橋。
ここからの入り江の景観は「風光明媚」そのもの。
帰りの蟠竜湖にて
5,6年ぶりに行ってみたら、鯉の迫力が増していました。
未だかつてあんな大きな鯉を見たことがありません。
地元の方のお話では、時々カモを水中に吸いこんでしまうという話でした。
(ホントかなっ?!でも勢いで一瞬そうなるだけだそうです。)
もう妖怪の類だわ・・冬だと言うのに元気だし、良い暮らしをしているんですね~。
うわーこわい。エサをやるトキメキを全然感じない
エサは欲しいけど・・・鯉に近づけないオオガガモ・雌。
さすが、雄は果敢ですね~。
エサを食べようとして、紅白の鯉をゲスッと突いてしまい水面は大騒ぎ。冬だけの共同生活、仲良くね~。
2016,01,14 Thu 19:10