この日、殺生石の上総介で舞台デビューした呉川 綾平君(千代田高校2年)です。
上演後『ハンパなく緊張しました。色々ありがとうございました。』とホッとした表情でした。地元の皆さんから激励の拍手を沢山もらって、良かったね。
早く、先輩たちを脅かすような存在になれっ
余韻を味わいつつ、お盆神楽の会場は
お客さんが帰られて、今田神楽団の皆さんは深夜の片付け。
玄関まで送って下さった副団長の五反田峰雄さんのお話です。
『どんな神楽団でありたいか、志を高く持ってね・・・今、活躍されている神楽団をお手本と目標にして、勉強させていただくことが沢山あります。』
『若い者がよく考えて頑張ってくれるので、私らも(ベテラン勢も)気合を入れて、できる限りのことをしようと思います。』
夢中で舞う時を経過して、全体を考える時を迎えるのでしょうか。
人の営み、そのものかもしれませんねぇ。
それにしても、五反田さんのおっしゃる通りに。
今田神楽団の若い皆さんは、明るい。
屈託なくユーモアに溢れて、大好きな神楽に真剣な姿。
しかも、座ったまま挨拶をする方がいなくて、私も見習わなくては、と焦ります。
神楽に関わる方々に教えて頂くことが山ほどあるなーと感謝して、帰途につきました
~掘神楽団・羅生門~
茨木童子の腕を切り落として、持ち帰るまでの構成です。
根強いファンを持つこの演目の初演(復活なのかも)は、昭和40年ごろだそうです。
旧舞として!当時の先輩方の斬新な発想と演出は、面・衣装・傘などの小道具と合わせて、センセーショナルで話題を呼んだと伺いました。
ご存知の方も多でしょう。
ここでは、綱が切り落とすのは『右腕』なんですね・・・。
旧舞ならではの深浅に“導かれる”ような気がします。
“羅生門・後編”へと続く。括り方も色々ですね。
~大塚神楽団・熊襲~
私『今日はどっちの熊襲ですか?』
小田頼信団長『えっ?普通の熊襲です。』
私『そろそろ実りの秋で、熊が心配ですね。』
小田団長『熊より、今はヌートリアが大変なんですよ~。』
大塚神楽団の普通の熊襲を拝見するの、初めてだったんです。
興奮して、手が痛くなるほど拍手しました!
泉田瑞男さん(倭男具那命)の、目!
~今田神楽団・鈴鹿山~
十数年前に、安芸髙田・塩瀬神楽団から稽古をつけてもらい『今田のオリジナリティを出せば良い』とおおらかに見守って頂いている演目です。
試行錯誤を繰り返しては基本に戻る、とおっしゃっていましたが。
ファンの皆さんと一緒に歩む醍醐味が詰まっているのでは
まだ心は“悪”の夜叉丸。舞子は上中寛輝さん。
手下に裏切られて散る、哀れな犬神丸。
~清々しく終了~
こちら連続10枚め、やっと普通の写真撮れた~
2012,08,21 Tue 23:16