加計高校芸北分校・神楽部、八岐大蛇より
心のこもったお礼状、ありがとう
先月の月いちの舞に出演してくださった、加計高校芸北分校・神楽部の皆さんと、浜田商業高校・郷土芸能部の皆さんです。
芸北分校より。
この度は、出場の機会を与えていただきありがとうございました。と始まり、
「保護者や先生、指導いただき、衣装を貸してもらっている地元の神楽団や地域の方々に支えで活動できることに感謝し、真摯な態度で、伝統芸能・神楽を広めていきたい」
後日、DVDで自分達の舞台をチェックし、素直な感想も添えられていました。
3年生は、将来に向き合う大事な時期を迎えました。
残り半年、思い出深く、充実した学校生活を送ってくださいね
大分県由布市。同じく神楽の将来を担うのは
由布高校・郷土芸能部の皆さん。
深野神楽保存会の25周年大会を大きく湧かせてくださいました。
由布市の庄内神楽は、全国的にもよく知られていますね
庄内町には12もの神楽座があり、町内には立派な神楽殿があって、定期公演が盛況に開催されています。又、年に一度、すべての団体が参加する“庄内神楽祭り(今年は11月3日)”も有名です。
子供たちは神楽のお囃子と共に育ちます。
部長で3年生の伊藤君は、卒業しても地元に残って神楽の発展に貢献したいと話してくれました。
《由布高校・郷土芸能部》は、創部から35年。
年間40もの公演と、芸術のインターハイと称される全国高等学校総合文化祭で、最優秀賞を獲得するほどの、超!実力派です。
「貴見城(きけんじょう)」より。※海幸山幸を題材とする。
激しい舞い、多人数のため、大きな舞台や大会に適していると紹介あり。
前の夜、会場の下見に集まった部員の皆さん。
10時間もバスに揺られたのに元気、人懐こい笑顔。
『自分たちの町と雰囲気が似ている』と、深野の皆さんとすぐに打ち解けて和やかな様子でした。
当日は、会場のお客さんを、あっという間に呑み込んで。
自分たちの故郷の自慢の神楽を見てもらう、誇らしさ、喜びが伝わってくる舞台でした。
でも3年生は次の日、課題テストだったそうで。
フフッ どうでしたか~
初対面。環境も年も違いますが、やはり、神楽人同志。
「国司(くにつかさ)」より。※物語の流れは国譲とほぼ同じ。
チャリが賑やかで、おまつりに欠かせない演目だそうです。
中央に大国主命。両脇は向立(むこうだち)。
仲裁の使者として、鳥船命(とりふねのみこと)(右)が大活躍?します。
高校生とは思えない!ダイナミックなチャリ。
突然舞台に上げられたおじちゃん、愉快に舞ってたな~
庄内神楽の見せ所のひとつは
大太鼓でしょう!しかも叩くのは太鼓だけではなく、床も太鼓の一部。
ガッガッという目が覚めるような響きで、舞手さんとの息を合わせます。
舞台の敷物によって床が柔らかく、威勢のいい音が出ない時は、わざわざ『バチ台』というものを持ち込み叩くのだそうです。
舞が終わり、舞手が幕裏に下がったら。。。ここから大太鼓が主役となります。
激しく乱れ打ち、バチを高く高く放り投げ、キャッチする。
掴めなければもう一回。。。を繰り返す。
なるほど。それでバチを何本も持って入ってたのかー
大太鼓のパフォーマンスは、大抵の神楽座が披露すると伺いましたが、決して決められた共通の技ではなく、全て大太鼓の個人の技量とか。
これが神楽座の個性としてめちゃくちゃ盛り上がるそうです。
君が主役だっ。熱いぞっ
庄内神楽では、楽人は白衣をはじめ、袴、脚絆など全てが
白に統一されています。
それっ!
からーんと、遠くにバチが落ちちゃった。。。
がんばれ!と、より一層の拍手で会場がひとつに。
庄内神楽の上演・庄内神楽祭り(11月3日)については
由布市庄内振興局・地域振興課まで。097-582-1111。
ながおさん(神楽人)、という担当の方がとても親切に対応してくださいます。
2011,09,09 Fri 23:26