関門海峡を跨ぐ関門大橋。雨があがり陽が差し始めました。
昨日、津波神楽団の皆さんと訪れた赤間神宮
神楽「壇ノ浦」の視点も様々に、この歴史的物語を通して赤間神宮を参拝すると。
他の神社に手を合わせる気持ちとは、全く異なります。
潮風香るエキゾチックな街並みに、陸の竜宮城と称えられる朱の社殿が鮮やかです。
水天門。
『今ぞしる みもすそ川の おんながれ 波の下にも 都ありとは』
1191年(建久2年)後鳥羽天皇の命により御影堂が建立され。
当時は阿弥陀寺と称し、8歳で生涯を終えられた安徳天皇の霊を慰めるお寺でした。
明治維新後、神仏分離令により阿弥陀寺を廃して赤間神宮となり。
平家一族の墓や慰霊塔もおかれています。
戦に敗れた平家はこの世に恨みを残して、と語る物語も数多くありますが。
時代と共に大きく変わったであろう、境内から望む壇ノ浦の景色は、雄大で穏やか。
現代に、戦の虚しさ、平和の尊さを語りかける祈りの場であるように感じました。
拝殿。
元は平家の女官であったと伝わる「上臈参拝」が行われる5月の先帝祭は、全国的によく知られています。
平家一門の墓。名前に“盛”の字が付く者が多いことから「七盛塚」とも呼ばれます。平知盛、教盛、時子などの名が連なります。
当初の阿弥陀寺は、小泉八雲の「耳なし芳一」の舞台であったことから「芳一堂」が建立されています。
境内から関門海峡を望む。船の汽笛が響いています。
2020,01,20 Mon 20:14