まるまるたわわ。
広島県立美術館で開かれている
「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」へ行ってきました。
抜群に見応えある150点でした。
更にこの度は、どの作品も撮影が可能で驚きました。。。
賛否両論あるとは思いますが、美術の鑑賞の仕方も変わりつつあるのでしょうか。
さて、ご存じのように、歌川国芳は幕末期の絵師。
破天荒な人柄も、後の世の中に面白く語られています。
作品を目の前にすると、確かな画力に圧倒され。
ジャンルにとらわれない大胆で豊かな発想力に魅入ってしまいます。
国芳の猫や金魚の擬人化されたキャラクターは、現在の生活にも溶け込んでいますしね
いつも買う葉書。
歌川国芳「相馬の古内裏(1845~46)」。
【解説:原作では等身大の骸骨が数百体出現するところ、国芳はありえないほど巨大で迫真的な骸骨を登場させる】
又、今回は、陰湿で残虐な作品も遠慮なく並んでいます。
その惨たらしい殺戮、血しぶきの表現の中に絵師たちの飽くなき挑戦と恍惚が滲みます。
(でも、苦手な方は行かないほうが良いと思います)
神楽でよく知る物語も並び、ウキウキの特別展です。
今週の日曜日26日までなので、お急ぎください。
広島県立美術HP
https://www.hpam.jp/museum/
写真を撮りましたが、照明や私自身が映り込んだりしています。
やっぱり写真じゃ無理ですね、本物を見てほしい~。
写真を大きくすると細かい所が見えて、少しは雰囲気が伝わるかも
歌川国芳「源頼光土蜘蛛退治(1818~30)」。
歌川国芳「源三位頼政鵺退治(1818~30)」
【解説抜粋:渦巻く雲の豪快さ。】
歌川国芳「源三位頼政鵺退治(1843)」
【解説抜粋:前の作品から10年後の作品。鵺から発せられた妖光が画面全体を貫く。】
月岡芳年「奥州安達がはらひとつ家の図(1885)」
【解説抜粋:吊るされた妊婦が老婆の実の娘であったとは、見る者だけが知る悲劇である。生々しいが同時に耽美さを伴う。】
歌川芳艶「矢島海底図(1861)」
【解説抜粋:義経に敗れた平家の一族が海底に集まる。中央の武将は平知盛。】
歌川国芳「縞揃女弁慶 暦を見る美人(1844)」
【解説抜粋:弁慶縞(べんけいじま)の浴衣を着る女性を描きながら、弁慶の物語を織り込む。明日の運勢を見る女性の姿は、安宅関で勧進帳を読み上げる弁慶の場面を思いださせる。】
2019,05,22 Wed 11:59